化け物よりも怖いもの
ムカデのような化け物を凍らせたあと、冷たいので取り合えず凍ったパンツを脱いだ。
「これもこれで、また恥ずかしい…」
ロングスカートなので脱いだけど、もしミニスカだったらずっと履いてたと思う。
「これ元に戻らないかなぁ…」
そう呟いた。
すると、凍ったパンツが輝き出した。
なんて絵面だ… こんなの初めて見るぞ。
そして新品同様に戻ってた!
やった!
「これで履ける♪」
けど、私の期待は簡単に裏切られた。
「なんだ! 森が凍ったぞ! 魔物が! いや、魔物の邪悪な魔力は感じない! これをやったのは人間だ! 直ぐに探し出せ!!」
「「「おおおーーー!!!」」」
計30人位の兵隊の集まりがバラバラと別れて、凍らせた張本人を探し始めた。
あっ、それやったの私です。
なんて言えるか!
確実に殺されるぞ。
あと早くパンツ履きたい。
「おい、あんなところに少女がいるぞ!」
見つかっちゃった。どうしよう。
なんか近付いてくる。
「こ、来ないでぇ!」
けど、私の願いは届かず、遂に目の前に兵隊さんが来てしまった。
正直、化け物より怖い。
何故って言葉が通じてしまうから、逃げる事が出来ない。
「なぁ、お嬢ちゃん?この辺で魔法使い見なかった?」
ひとつ訂正してほしい。20歳。立派な大人です。
私は知らないと言ったが、その時後ろにパンツを隠したので怪しまれてる。
「悪いことは言わない。今隠したものを見せなさい。」
うわぁ。絶対言うと思った。
「はっ…」
「何だ?言い訳でもあるのか?」
「…恥ずかしい…ので、…見せられません…」
その後、兵隊のおじさんと戦った(?)。
くるくる回ってパンツを隠しながら会話をしてたのだが、もちろん負け、見られた。
そして一言。
「なっ!! 済まない! てっきり魔法石かと思ったのだ! 疑って悪かった!」
わかってくれれば良いよ。もう。
スカートの中見られるよりマシだもんね?
ノーパンの私が悪いんだから。
誤解が解けたあと、兵隊さんはこういった。
「お嬢ちゃんん、ここは危険だ。この辺に強力な魔法使いがいる。さぁ早くお家へ帰りなさい。」
一体何時になったらパンツ履けるのか?
まぁいいや。街へ出よう。
そしてその場を立ち去った。
取り合えず乗りきった。のかな?