最初の一歩を踏み出す
これは私の初めての小説です、下手ですがご了承ください。
「うわーーーーん! マク、ミーセ、フリィー!」
私の目の前で呑気におやつを食べている三匹の猫型使い魔に叫ぶ。
「セザール王国から、第三王子の護衛依頼が来てるよーーー! 私、人間怖いのにーーー! 最強の魔女なんて、ならなければよかったよーーー!」
思いのままに本音がこぼれる。なにせ私、ノナ・ラゼンドは人間が怖いのだ。
……なのに、護衛依頼次から次へとやってくる。
「助けてよーーー!」
三匹の使い魔は、見事に声を揃えて答えた。
「無理!」
私たちがそんなことで言い争っていたとき、コン、コン、と小さく扉が叩かれた。
この山奥に人が来るなんて、めったにない。
恐る恐る扉を開けると、そこには、セザール王国の王が立っていた。
私ははてなを浮かべていた、数秒考えた後私は一国の王を家の前で待たせるわけにもいかず、慌てて中へと招いた。
王は暖炉の前に腰を下ろすと、深く頭を下げて言った。
「お願いです、ノナ様。どうか第三王子、リンの護衛をお引き受けください。私は、彼こそが次の王にふさわしいと信じています。ですが、世間はそうは思っておりません。第一王子の派閥と、リンの派閥が争い合っているのです。このままでは、暗殺される可能性もあります。……どうか、お願いします。」
王の声は震えていた。
♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢
今、私は涙目になりながら荷物を詰めている。
この世界では、魔法使いは位が上がるほど杖が長くなる。そして、世界最強の魔女――この私、ノナ・ラゼンドの杖は、なんと2メートル。そう、私の身長よりも55センチも高い。
もちろん、そんなもの鞄に入るはずがない。だから私は、いつものように圧縮魔法を使った。
私は世界最強の魔女。
世界で唯一の無詠唱魔術と無属性魔術の使い手。
……なのに、いまだにお城へ行くのが怖くてたまらない。
荷造りを終えて外に出ると、朝だった空がいつの間にか夕暮れ色に染まっていた、
このまま行けば、城に着くのは夜ごろだろう。
「行かないのか?」
私の足元で、マクが尻尾をゆらりと揺らした。
「……行く。」
その一言を言い終えると同時に、私は飛行魔術を使用した。
風が足元を抜け、身体がふわりと浮き上がる。
私は夕暮れの空へと飛び出した。
これからも頑張りますのでよろしくお願いします。




