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ゲームクリエイター ~とある少女の冒険譚~  作者: メープル
グレイシア領編
1/94

1.ゲームの世界?!(改)

「よ~っし!できた~!」


狭い部屋の中に、私川上夏(かわかみなつ)の声が響く。


言うまでもなく、ここは私の部屋。

え?何をしていたのかって?


ふっふっふ~、聞きたい?聞きたいよね?!

実は、今さっき「私のゲーム」が完成したの!

とあるサイトを使って、1年コツコツと頑張った甲斐があったわ~!


この手塩にかけて作ったゲームが世界へ発信される……ふふっ、考えただけでにやけが止まらないわ!

さ~て!そろそろ配信といきますか~!


……え、テストプレイをしなきゃダメなの……?

はぁ……すぐできると思ってたんだけどな~……


……しょうがない!ちゃっちゃと終わらせて世界へお披露目といきますか!

バグとかあったら大変だもんね!


……う~わ……利用規約がいっぱい……

大事なことだとはわかってるけど……ここまで多いと見る気無くすなぁ……

もっと簡潔にしてくれたら皆もっとちゃんと読むと思うんだけどなぁ……


……もういいや!一気に飛ばしちゃえ!

どうせこういうのってどれも似たようなものでしょ!


……今思うと、気をつけるべきだったと思う。

利用規約の最後の最後まで読むべきだった。


利用規約の一番下。そこにはこう書かれていた。


『このゲームをテストプレイするために、貴女の「肉体と精神をゲームの世界へ送ります」。』


『「ゲームをクリアするまで戻ってくることは出来ません」が、よろしいですか?』……と。


私は、その条件を呑んでしまった。




「ま、眩しっ……?!」


突然画面が白く光りだし、立っているのか座っているのかよくわからなくなる。




少し時間が経つと、私の周囲の環境がおかしいことに気が付いた。


部屋の中にいたはずなのに顔をそよ風が撫でる。


無音だったはずなのに小鳥のさえずりが聞こえ、太陽のぬくもりまで感じる。


目を開けると、最初に目に移りこんだのは一面の緑。

私の部屋の面影は全くなく、1人ぽつんと草原に佇んでいた。


「……は?」


いやいや、なんで?なんで私外にいるの?

え、部屋の中にいたはずだよね?

てか私いつの間に靴なんて履いたんだ?玄関に行った記憶ないんだけど……



……てか、ここどこ?!

家の近く……ではなさそうだよねぇ……

こんなだだっ広い草原なんか近所に無いし。

あったとしてもそんなのがあるなら絶対1回は行ったことあるはずだし。

こんな景色全く見覚えが……



…………




…………いや、ある。

いやでもそんなまさか………


「ギャース!」

「ひぇっ?!」


突然空から空気を切り裂くような鳴き声が聞こえてきて、全身が凍り付く。

思わず声のした方向を見ると、空の高いところ。雲と同じくらいの高さに鳥らしき影があった。


……いや、鳥にしては大きすぎる。

雲と同じくらいの高さなのに肉眼ではっきりと姿を捉えることができる。

しかもよく見ると、鳥というよりはトカゲに近いような………


「は~ぁ……」


影が遠ざかったのを確認してから、私は大きなため息をつく。

…………認めたくない、認めたくないけど…………




多分ここは、『私のゲームの世界』だ。

活動報告でも書かせていただきましたが、改めて。

この度、『ゲームクリエイター序盤の書き直し』の件につきまして皆様にご報告させていただきます。


早いもので、ゲームクリエイターも1周年を迎え、話数は80を超えました。

私は記憶力がそこまでいい方ではない為、時々自分で書いた小説を読み直すことがあるのですが、改めて読んでみて、ところどころに気になる点を確認しております。


そこで、少しずつ『加筆』という形で修正を加えていきたいと考えています。内容を大幅に変更するということはありませんが、1000文字ほどの文章を1500~2000程度(現在の話の平均文字数)に統一していきます。


「また1から読み直すのか……」といったことは起きないように努力させていただきますが、文章を追加する都合で少し流れが変わってしまったり、話数がずれてしまうことが予想されます。

ですが多少流れが変わったとしても現在の話に影響が出ないよう最善を尽くし、話数も併せて調整させていただきます。

また、書き直しの日程ですが、これに関しては『私の気分と体調とアイデア次第』としか言いようがありません……なので申し訳ないですが、温かい目で見守っていただけると幸いです。


いつも私の作品を楽しみにしていただいている読者の皆様には大変ご迷惑をおかけするかと思いますが、何卒宜しくお願い致します。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 結構興味が出てくる始まり方だし良いと思う
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