第9話 スキル
俺達はとりあえず街の近くのダンジョンに来ていた。
「まずはここでレベル上げしないとね。」
「まあ強くならないといけないからな」
「それじゃ死なないように頑張って!私はアルヤのバックの中で寝てるからあんまり揺らさないでね~」
そういってレイは俺のリュックの中に入っていった。
相変わらずの自由奔放さに呆れるよ、まったく、、、
俺はしばらく、ぽよぽよと跳ねる色とりどりのスライムやたまに出てくる人型のモンスター、いわゆるゴブリンを倒してレベルをあげた。
「これでレベル7になったのか」
ースキル習得ー
炎刃 剣から炎を出せるようになる。
蒼刃 剣から水を出せるようになる。
火弾 火の弾を出せるようになる。
蒼弾 水の弾を出せるようになる。
「ん?カードにスキル習得欄って欄が増えたぞ?」
よくわからなかった俺はレイをたたき起こす。
「レイ、このスキル習得欄っていったいなんだ?急に出てきたぞ。」
「そこに書いてあるスキルを選ぶとスキル欄に書かれて、そのスキルが使えるようになるんだよ。というかリュック揺らしすぎて酔って吐きそうなんですけど、リュックの中で吐いていい?」
「いや、やめてくれ!ほんとに!なるべくゆらさないように頑張るから!」
いやもうそれなら外に出てきてくれよ。
俺はスキルに関しては宿に帰ってから取ることにした。
「ふう~危なかった。もう少しで吐いちゃうところだったよ。」
宿に帰ってきた時レイは少し気持ち悪そうな顔をしていた。
よかった、俺のバックがレイのゲロまみれにならなくて。
「次から戦うときは外に居ろよ。戦ってるんだから揺れるのはしょうがないだろう。」
「たしかにそうだ!じゃあ次からは外に居よっと~」
「そんなことよりスキルを取らないと」
俺はバックから冒険者カードを取り出した。
「なあこれって全部とれるのか?」
「とれる数は人に寄るけど、このスキル習得欄の下に小さく2って入ってるでしょ?この数字がいまとれるスキル数になってるの。アルヤだったら2つだね。」
「なるほど、、、ここから2つか、、、」
どうしようかな、、
蒼刃は名前はかっこいいんだけど、、あんまり強そうじゃないんだよな、、剣から水ってどういうことなんだよ。
となると強そうなのは炎系の二つか、よし!
「俺は炎刃と炎弾にしよう。」
2つを選ぶとスキル習得欄は消え、代わりにスキル欄に炎刃と炎弾が追加された。
名前 アルヤ レベル7
スキル 精霊属性付与
炎刃
炎弾
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