第40話 開戦2
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「私達もこっちを早く片付けてアルヤ援護に行かないとね。」
レイも精霊の力を解放して、ハルロの護衛と戦う。
護衛の数は計三人。みんな黒いローブを被っている。
よく分からないから護衛1、護衛2、護衛3とでも呼んでおこう。
レイ、ミズキ、アイノのそれぞれ一人ずつにつく計算だ。
「ハルロ様のところには行かせません」
「私は早くアルヤさんと一緒に戦わないといけないの。そこをどいて!」
アイノは力を込めた言葉を護衛2に向けたが、
「どきませんよ。そんなに行きたければ私を倒してから行きなさい。」
支配が効かない!?少なくても私と同等の力はあるみたい。
双剣を構えて相手の出方を伺う。
「来ないんですか?それなら私から行きます!」
護衛はアイノに刃を向ける。
アイノは自身に振りかざされた刃を双剣で受け止めたつもりだった。
受け止める寸前、刃の軌道があり得ない方向に変わったのだ。
おかげで肩を掠めた。
「なんで、、、」
「私の加護は触れている物の形を変える加護だからね。受け止めるのは無理さ」
アイノは護衛と距離を取る。
さすが、精霊の守護者なだけある。
「モブキャラのくせに手強い、、」
「誰がモブキャラだ!私にはキリザという名があるんだぞ!」
聞こえてたみたい、、
てへっと可愛く笑顔を向ける。
「そんな顔しても許さん!」
でも顔赤くしてるじゃん。愛情はアルヤさんにしか向けないけどね。
ただどうやって倒そうか、、、
刀の形が変わるならまともに受け太刀できないし。
「どうした。避けてばかりじゃ私は倒せんぞ」
一か八かやってみるしかない。
「いいえ。もう避けません!」
私はキリザの剣を受ける姿勢を取った。
「何度やっても同じ事を!次はその顔を真っ二つにしてやる!」
キリザの剣はアイノの顔を真っ二つにする予定だった。
「なぜだ、、なぜ剣を受け止められている。」
剣の形が変わらない!どうなってる!
「あなたの剣は私が支配しました。もうあなたの加護はその剣には及ばない。」
どうやら私の作戦は上手くいったみたいだった。
「なんだと、、、!」
「そして私からあなたの剣にした命令は」
キリザが持っていた剣は破壊された。
いや破壊されたというより、自ら壊れたというのが正しいだろう。
「これで終わりです。」
キリザの剣を受けていた双剣はその重みがなくなったことで、吸い込まれるように彼の心臓を貫いた。
「あなたもきっと、あの人に利用されただけの被害者。できれば殺さずに決着をつけたかった。」
アイノはローブの下で安らかに目を閉じたキリザを一瞥して、アルヤの援護に向かった。
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