イカとタコの戦い
イカくんがゆらゆら海を泳いでいると、タコくんに出会った
「やぁ!イカくんじゃないか!」
タコくんが声をかける
しかしイカくんは返事をしないで、タコくんを睨みつけている
タコくんは困った顔をした
「ジャンケンをしよう!」
イカくんが勝負を持ちかけた
「いいよ!」
タコくんが元気よく答える
「ジャンケンポン!」
イカくんは2本の足を前に出した
そして、タコくんは…
なんとタコくんも2本の足を前に出していた
「あいこだね!」
タコくんが嬉しそうに言う
「ちがうよ!」
そういうとイカくんは丸めた足のうち5本をタコくんに突き出した
「こっちはグーだ!だから僕の勝ちだ!」
イカくんが奥の手を使ってきた!
「えー」
タコくんは悔しそうだ
「ふっふっふ!足の数も実力のうちだー」
イカくんは8本足のタコくんに10本足の凄さを見せつけたかったのだ
「それじゃあイカくんはジャンケンでは最強じゃないかー!」
「そうだー!8本足ではできない芸当だろう!」
イカくんは気持ち良くなっている
「楽しかったよ!ありがとう!」
タコくんが礼を言う
「ふっふっふ!」
そう言い残してイカくんは去っていった