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何がどうしてこうなった⁉  作者: 柳井明梨
3/3

夢の中


ぽちゃーん。ぽちゃーん。


水が落ちる音がただ響き渡る。


ここはどこ。真っ暗で何も見えないよ。


「日葵!氷雨!! どこ!? どこにいるの!?」


『ふふふ。やっときてくれたね。あとちょっとだよ』


「だれ!? ここから出して!!!」


『それは、できないなぁ。ほら、はやくこっちにおいで』


なんなの、もぅ、やだよ……怖いよ……


何も見えない。ただ男の子の声が響いてくるだけ。

『こっちにおいで。』と。


それは、まるで蛇のように絡みついて私を翻弄させる。


男の子が『こっちにおいで』と手招きしている。


なんてきれいな男の子なの。

目が切れ長でこっちをじっと見つめている。

この暗闇を照らす光のようだ。


「だめ、そっちにはいけない」


そっちに行ったら二度と戻れないような気がする、

そっちに行ってはだめだと全身が訴えている。


『まぁ、まだ今は待っていてやる。』


『それまで死なないでね』



死ぬ?なんで?あなたは誰なの?教えてよ

なんでそんな寂しそうな目をするの・・・?



お、し、え、て……




『今はまだその時じゃないみたいだね。その時まで待っていてあげるよ。』













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