第3話 「とりあえずモンスター退治」
どうも、ならたいです。今回は早めに書いたので誤字脱字などがありましたらすいません。
前回転生した俺たちは新しい世界での素晴らしい人生をスタートするのであった
「うっ、うぅ。……はっ!おい起きろよみなと!雫さん!」
「うぅん、まだだよ……美女四季うるさい黙れクソガキ」
「てめ、こら、あん?やんのか」
「ちょ笑止めろって笑あはは笑」
「二人とも騒がしいですわよ、それより見てください」
雫さんが窓の外を、指さしながらそう言うと俺とみなとは窓に駆け寄り外の世界を見た
人がそこそこ行き交う道、その道の端には様々なジャンルのお店が沢山並んでいる
ここが異世界
「あなた方は驚かないのですわね、というかなんだか嬉しそう……」
みなとは外の景色に夢中で窓が曇っている
一方俺は部屋の中を見回して見る、、、、うん異世界って感じだ
素朴な3つのベッド、照明、本棚、台所まである
あまり良くないが、悪くもない、なんか……すごくいいな
俺は少し戸惑いを隠せていない、そりゃそうだ転生して、はい異世界だと言われても頭が追いつかないだろう
みなとを、除けばな
「なあ美女四季!左下の三本線みたいなやつ押してみて」
「あぁ、わかっ……うぉ!ステータス画面か!なになに」
そこにはこう書いてあった
ステータス画面
名前:美女四季
年齢:17
Lv 1
HP 24
MP 5
攻撃力 17
防御力 10
素早さ 8
回避力 39
スキル
・回避補正マジ・・・回避力が上がる、段階は小、中、大、極、天、マジの6段階
・経験値稼ぎ・・・経験値獲得倍率が上がる。効果は常時1.1倍
技
未習得
おぉ、この世界のことは全然知らないからなんとも言えないが回避補正は凄そうだな、これはきっと女神様が、くれたチートスキルなのだろう、よくあったしな、あっちでもラノベとか、アニメとかで
みなとと、雫さんはどうなんだろう、まっいっか
「みなと……俺つえーわ。みなともなんかあった?チートスキル的なやつ」
「あったよ。俺もつえーから」
「ほほぉ〜ん?ステータス画面見してみぃ」
ステータス画面
名前:みなと
年齢:17
Lv 1
HP 25
MP 9
攻撃力 5
防御力 9
素早さ 39
回避力 7
スキル
・刃の猛威・・・物理攻撃全てが3回連続攻撃になる(一振で3回攻撃と同じ)
・素早さ補正小・・・素早さが上がる段階は小、中、大、極、天、マジの6段階
・経験値稼ぎ・・・経験値獲得倍率が上がる。効果は常時1.1倍
技
未習得
「3回攻撃!?チート過ぎだろ!!それにスキルも1個多いし……」
「まっ、これが差ってやつかな」
「はいはい、それよりさ俺たち標準語なってない?」
「あ、言われてみれば。多分この世界の言葉に合わせてくれたんだよ女神様が」
「なるほどな、助かる」
「あなた方、お喋りは済みましたの?一緒に考えてくださいまし、これからどうするか」
「これからか〜」
俺とみなとはとても考えた、考えて考えた結果とりあえずモンスターを倒しに行くことにした
異世界と言えばスライムとか、ゴブリンだからなラノベの主人公のようにかっこよく倒してみたい
これには雫さんも賛成なようで、うん、と頷いている
「そう言えばお二人共、三本線みたいなやつではなくステータスオープンソースという正式名称ですわよ。それから、後でで良いのでガイドも読んでおいてくださいね、ここにはこの世界で生きる基本的なことを女神様が書いてくださったようですし。初めはこれを見ながらやっていきましょう」
「おう!よろしくな雫さん!」
「一緒に頑張ろう!」
「はい!」
初めて見た笑顔にドキッときたが早く魔物を討伐したい気持ちが抑えきれず、とりあえず雫さんが言っていたスライム平原へ向かった
とても広大な土地面積を誇る平原、辺りには雑草が生い茂り、所々に木が茂っている、暖かい風が初めての冒険を後押しするかのごとくそよぐ中、俺たちはスライム平原へと到着したのだった
「ここがスライム平原か〜!」
「うわぁ〜!こっちにはスライム!あっちにはゴブリンもいる!!」
「お二人共いくら下位の魔物だとしても油断しないで下さいね、私たちはまだLv1です。それに装備も武器も持っていません」
「あっ、確かに。ならこの落ちてる枝で戦うか」
「お、さすが美女四季俺も同じこと考えてた」
俺とみなとは適当に転がっていた枝を拾い各自スライムに殴りかかった
ボヨン、と音をたてて枝が弾かれた
嘘だろ、もう1発叩き込むか、おら!
バキッ、枝が折れてしまった、だがしかしスライムは光に包まれてその後景色に溶け込むようにして消えた、スライムがいた所にはこの世界の共通通貨、ゴルと、水色のスーパボールのような物が落ちていた
これがこの世界のお金か、んでこっちが素材か
うぅぅぅ………………すっげぇ楽しい!!
みなとと、雫さんはどうだろう
「我が名はみなといざ尋常に勝負!おらぁ!」
ボヨン、プルプルと音を立て弾かれる
あっちも似たようなものか、雫さんは……
「行きますわよ!えい!やー!とう!」
ボヨーーーーンあ、あれはやばい力が入っていないし俺らが、攻撃した時よりスライムが元気だ、そう言えば雫さんのステータス画面見てなかったな、後で見せてもらうとするか
と、枝を拾いスライムを、殴る、拾って、殴るを繰り返すこと五体目
よし、これで五体目かな、
なんだか力が湧いてくるのを感じた、すぐにステータスを確認するとLvが上がっていた
お、早速Lv上がったか、まだ日も登ってるしこの調子で頑張るか
「ん?なんだかLvがあがった気がするぞ、おっ!やったー!!Lv上がってる」
「あら?なんだかさっきよりも枝が軽くなった気がしますわ、ステータスを確認しましょう、あらまぁ、Lv上がってますわ」
他のふたりも順調なようだ
こうして俺たちはスライムを狩り続け、夕方になる頃
「おーい皆、そろそろ帰らないか、日もくれそうだしりあえず家に帰らないと」
「美女四季今行くー」
「分かりましたわ」
「なあ、美女四季、雫さん。家帰ったらステータス見せてくれよな!」
「おう!」
「わかりましたわ」
俺たちは帰ることにした、道中俺はガイドを見ていた、何を調べたのかと言うと素材についてだ、素材は加工屋に依頼することにより武器や、防具を精製して貰える、そのままギルドに売ってゴルを貰うことも出来る
と、書いていた、今は1文無しの状態で腹も減ってる事だしとりあえずギルドに向かうことを提案した
「なぁ、ガイドにさ素材について書いていたんだけど、加工して武器や防具も作れるらしいんだけど、飯を食べるためにゴルが欲しいからギルドに行って換金して貰おう」
「お、ギルドか!俺はさっきギルドについて見てたけど冒険者に登録するとクエストが受けられるようになるのと、この街から出て、ほかの街に自由に行き来できるようになるんだぜ」
「では、この後ギルドに向かい換金、そして冒険者登録とやらをすることにしましょう。その後は……」
グルルルル、雫さんの方からお腹の音が鳴った雫さんの顔は真っ赤になっていた
俺とみなとは空気を読み
「飯にするか!」
「ご飯にしよ!」
と、言った後の雫さんの少し笑った顔は今後忘れないだろう
この度は「なろう系になろう」を読んで頂きありがとうございました。次回も3人の冒険は続くのでこれからもよろしくお願いします。