第1話 「転生したい2人の青少年」
皆さんどうも初めまして。ならたいです。今回は初めて小説を書いてみました。是非読んで頂けると嬉しいです!
「おい、みなとこの前のあれ見たか?」
「あ、見だ見だ盾の冒険者の成り上がり物語だろ?あれやばかったよな!カタルシス・ギロチン!!」(ドヤ顔)
「草。焼ぎ入れるよ?」
と、くだらない話は思いつくのになにか満足出来ない日々を過ごしていた
トイレをしていたみなとと、美女四季はなろう系に魅せられた言わば1種のオタクである
やっべ、そろそろ休み時間終わるじゃん急いで教室に戻らないと
ちなみに美女四季は名前は女と間違うかもしれないが純度100%の男の子である
うわっ!?
トイレから勢いよく飛び出した美女四季は誰かにぶつかっていた
「痛てーなおいこら何すんだよ!」
「痛た……、ご、ごめんなさい!ちゃんと前見てなくて、、その……」
「あ、うっ、いや、あ、だ大丈夫。」
うーん、下を向いているから顔はよく見えなかったが、痛がってる姿でさえ可愛げがあるのだから可愛いのだろう
めっちゃ仕草可愛いなこいつ、あ〜緊張してきた……
それに、しっかり主人公補正かかっててワロタラッキースケベとか欲しかったけどな、まっ、それは盛ればおっけ
みなとに後で自慢大会開催しよーっと
やっべ、もう休み時間終わりかよ!早く戻んねーと
ピンポーンパンポーン〜
ガラガラ、皆がキチッと座っている気まずい中、美女四季は席につく
先生は無言だ、怒っているわけでもなさそうだ、ま、この先生謎なとこ多いしいーが
起立、礼、お願いします
はい、と授業が始まり
こそそめスープという有名な小説?を勉強した
皆は割と静かだ、無理もない今日は月曜日なのだ眠くて仕方がないのだろう
爆睡の中、この世の終わりを告げるように授業は終了のチャイムを迎えた
ピンポーンパンポーン〜
「ふぁ〜やっと終わったなみなと、いがぐりの授業わっためんどくせぇよな」
「それな笑でもあんまり悪く言うなよあいつだって一応先生なんだから」
わかったわかった、
「それよりさ聞いてくれよ!さっきさ………………って事があったんだよいいだろ〜?」
「別に」
あ、そうすかさーせんめっちゃ塩だなこいつ昔から分かりやすいわ
みなとはこういう奴だ
まあ、月曜だし機嫌が悪いのだろう
「って次実習科目かよ着替えよーぜ」
「うむ」
みなとと、美女四季の席は隣だ、それも何回席替えをしても、だ
さらに言うと、2人は小学生からの仲だ
これは運命なのだ
下駄箱で長靴をはきながらいつものくだらない話をしていた
「ちょ、美女四季、今日外暑くね?」
「まだ冬だろ?」
「何言ってん、今は5月だよ」
「マジレスは草」
「てかみなとの足臭くね笑」
「うるせーな、臭いするわけねーだろ風呂はいってらわ」
「怒んなって、なぁ、なぁ」
「いや、その顔芸止めろよ笑あはは笑ほら行こーぜ」
この2人は毎日のようにこんな話をしている、例えば授業中、皆が居眠りをしたり、スマホをいじったりしている時でもずっと話している
今日はたまたま寝ていたが基本はいつもだ
今思えば少しうるさかったかもしれない反省しよう
そして、これからも反省せずに続くのである
2人は長靴を履き終えて集合場所に向かった
1キロもある長い道のりをノコノコと歩いていた
「あ、ちょ美女四季ってさ。」
「あ?」
「異世界転生とかできるならしたいとか思う?」
「わったしてぇわ」
「それな、じゃあするか」
「どうやってや笑まんだ馬鹿始まったや〜。」
「死のうぜ笑笑車に引かれてでも飛び降りてでも、ワンチャン転生できる説」
美女四季は混乱していたがそれ以上口を開かなかった
まもなくして2人は残り300メートルも言うところで無言になり顔からは笑顔が消えていた
みなとも少し馬鹿な事を言った自覚はあったようで反省しているようにも見えた
美女四季は考えていた
いや〜、割と真剣に考えてみてもなんかなぁ、ばがくせー
先生も呼んでいる事だし走るか
「みなと、走ろーぜ先生わった呼んでら」
「んだな、俺のこの脚力に極振りした力とくと見よ!」
「競走な、負けたら死刑、はい、どん」
「うわずるっちょ、待てよ美女四季〜」
残り100メートルを走っていたところで事件は起きた
その前に皆はバタフライ効果は知っているだろうか、まあ割と有名だよね、過去に起きた小さなことが未来には大きなことになってる的なあれです
美女四季が、走ったところに小さな石が落ちていたのだ、それを勢いよく蹴って田んぼに落としていたのだ
大変なことにはなるとも知らず2人はさらにペースを上げて走っていくのであった
はぁ、はぁと息を荒くしながらも遅れることなく間に合った2人は満身創痍だ、というのも二人ともパソコン同好会という俗に言う陰キャや、面倒臭がりが入るような部活に所属していた
「んま、今日は同着だな、これくらいで許してけら」
「美女四季って割と走れるんだな前はもっと遅かったじゃん」
やべーこのままだと次の体力テストみなとに負けるわ、毎日鍛えてみなと抹殺作戦もここまでか?
「ナーンも鍛えてねぇばって?」
嘘だけど
一方みなとは、
あいつもう息絶え絶えだし余裕だな、体力テストは俺の勝ち確ついでに次はハンデつけて勝ってメンタルボコボコにするか
「へぇ〜?」
ここに男の醜い闘いが繰り広げられていた
着いたのもつかの間、授業の説明がされていた、今日は田植え大会の練習するからさっき通った田んぼに集合な〜、そこにいる中田獅子太先生にあとは任せてあるからとりあえず向かってくれ、以上!
うわ〜萎え、とんだ災難だよ、、、なにあいつ?だから嫌われんだよ!チッ!死ねや!
え〜日焼けしちゃう〜最悪なんですけど〜
泥とかやだなんだけど
ネイルバレたら終る……
などどクラスの皆のテンションは一気に冷めた
「ま、そんな日もあるよな、な!みなと」
「んだな」
この2人は安定で能天気のようだ
皆がタラタラと田んぼに向かっていく中、美女四季はあるひとりの少女を目にした
髪はロングヘアーの茶髪、制服が張り裂けそうでもないが、とても凸してる胸、とても高校生とは思えない大人びた顔立ち
あれ?あんな可愛い子うちのクラスに居たか……?
つかトイレであった子に似てるような…………ま、いーが
こりゃー先が思いやられる展開になりそうですね
美女四季たちも後を追うように田んぼに向かって行った。
この度は「なろう系になろう」を読んで頂きありがとうございます。感想、アドバイスなど頂けると嬉しいです。
日々成長出来たらと思っておりますのでこれからもよろしくお願いします。