ラブソング17
横浜グランデューナ国際ホテル
最上階のスゥイートルーム
「水上会長、もう食べられません」
「ボキもお腹いっぱいしょね」
「この後にデザートなんて、食べれないですよぉ」
「まあ、そんな焦ることはないしょ」
そう言って鈴原にコーヒーを渡し、自分には赤ワインを注ぐ
「ありがとうございます」そう言って、カップを口に運ぶ
「ワインの方がよかったかな」
「いえっ未青年ですので」
あどけない表情でかえす鈴原の回答を聞いて
微笑みを浮かべながら話をつづける。
「鈴原くんは、お父さんを探しているそうだね」
「ハイ、物心ついてから会ってないので会いたいと思ってます。」
「うむ、契約の時にも社長の里香にも話したそうだね」
「ええっ、コンテストの志望動機がそうでしたので・・・」
「その時に、お父さんに会えるなら何でもすると言ったそうじゃないか?」
「ええ、多分そんな風に言ったかと思います。」
「わかったしょ、ボキがお父さんを探してあげるっしょ」
「ホントですか会長、ありがとうございます!!」
「その代わりに、デザートを食べるしょ」
「その代わりにデザートを食べるんですか???」
「そうデザートを食べるしょ」
「さすがにお腹キツイですけど、デザート食べて探してもらえるなら何とか食べきります!!」
「なら、これで契約成立しょ」
「ありがとうございます!!!!」
「では早速食するしょね」
水上会長は、そう言うと鈴原を椅子から抱え上げベットルームへ向かう。
「ちょっちょっちよっと会長ぉ!!何するんですかぁ!!」
「何をするもなにも、デザートはキミしょねぇ」
「デザートがワタシ??? 冗談はヤメテください!!」
ジタバタと暴れる鈴原をベットの上に放り投げると
ギシギシとスプリングの軋む音がする。
会長の水上は上着を脱いでネクタイを外し、ワイシャツのボタンを外しながら
鈴原の方へ
「さっきの話・・・お父さんを探す件は自分で探すから結構です!!」
「鈴原くん、芸能界の契約にクーリングオフなんてないしょねぇ」
「ちょっとぉ やっやめてくださいっ!!」
逃げようとする鈴原の腕を掴み、ベットの上に無理やり押さえ込む
「大声出すわよぉ!!」
「何を今更拒むのだ、お父さんを探すためなら何でもすると誓ったのだろう?」
「それとこれとは話は別です!!」
そう言って体を捻り、会長の手を払おうとするが
会長に体重をかけられ再度ベット倒されてしまう。
しかも今度は鈴原の上に馬乗りだ。
「こらこらっあまり動くと肌に傷がついてしまうしょ」
「たったすけてぇ!」
「無駄な事はやめるしょ」
「だれかぁぁー!!」
「大声出しても誰も来ないしょ、もちろん扉もボキがフロントに連絡しないと開錠されないしょね」
会長はベットサイドに置いてあるペーパーナイフを手に取り
鈴原の顔の前に突き出した。
「ジタバタしたら殺すってこと?」
「そんな下品なことはしないしょね」
そう言うと、鈴原のシャツを腹部からナイフを入れていく
「動くと肌に傷かついちゃうしょ」
「お願い・・・やめて」
シャツが下腹部側から切り裂かれ
とうとう胸まで到達
「ムヒヒッ ボキが一番楽しみにしていたところっしょ」
そう言って
ブラを中央から切り裂くと鈴原の胸がフワリと揺れ
桜色の乳首が会長の目の前に現れる。
「これは見事しょ、想像以上のボジィしょねぇ」
(何でこうなるのよぉ・・こんなの絶対嫌・・・どうすれば・・・)
「わかったわ・・・これ以上無理やりはやめて・・・」
「うむ・・」
「抵抗しても無駄って判ったわ・・・だから乱暴はやめて!」
「さすがボキが見込んだ娘しょねぇ、利口な対応しょ」
「その代わりシャワーを浴びさせて」
「ボキはこのままデザートをいただく方が好きっしょ」
「デザートを静かに食べたいのなら、シャワーは浴びさせるべきでしょ会長」
「・・・わかったしょ、ボキもそこまでワガママじゃないしょね」
「ありがとうございます・・・・。」
鈴原はそう言うとベットルームからリビングを通り
バスルームに向かう。
【シュボッ】
それを見届けると水上は葉巻に火を着けた。
【ふぅーーー】
「デザートは焦らされた方が更に美味さを増すしょね」