表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/8

平和そして終わり

ランクアップして数日後、ハヤテはふと疑問に思ったことがあった。


(普通の冒険者の体力とか魔力ってどのくらいなんだ?)


ついこの前の戦いの時、ハヤテは魔法使いの冒険者がいないように思えた。魔法の弾幕を飛ばす者はいたのだが、あまりにも弾が小さく、弱々しかった。だからぶっちゃけ魔力足りないんじゃないかという考えに至ったのだ。そう思ったハヤテは早速ギルドにいたランクB冒険者を鑑定することにした。


ーーー

サカーロ


体力 1100/1200

魔力 24/30


ユニークスキル


剣術 A


うそだろ。

そう思ったハヤテだったが試験のことを考えたらそれであっているのかもしれないと考えたハヤテだが、それでも信じきれなかった。頭の中からそのことを無理矢理無くしてしたいことを思い出す。


「身体能力強化と武器生成か。するか」


そう心の内に決めたハヤテは早速ラキスイ平原に向かった。


「まずは………常時身体能力強化 【絶】……と、常時五感強化 【絶】、常時勘・気配察知強化 【絶】」


ハヤテが使用したのはその名の通りの効果だった。【絶】というのは、【絶大】の短縮であり、この状態であれば、並大抵の冒険者はまったくといっていいほど歯がたたない。そしてこの状態になったことにより、殺気や尾行の気配がよくわかる。


「さて、次は武器生成だな」


ハヤテは自分が日本にいたときの知識を駆使してなんとか武器をいくつかつくった。


「そうだな………まあ無難にソードブレイカーをつくってみるか」


ハヤテは考える。剣を受けて壊す武器となるととても頑丈な金属でないと駄目だと。そこで思い付いたのが……


「炭素鋼か」


炭素鋼。またの名をダイアモンドというのだが、その硬さは金属でもかなり上位に位置する。そしてついに……


「生成 ソードブレイカー」


ガシッと金属のひんやりとした感触が手に伝わる。こんな感じでたんまりと武器をつくった。



薙刀 ミスリル 3つ生成


モーニングスター 炭素鋼 3つ生成


ワスプナイフ 炭素鋼 10つ生成


パルチザン 火炎鉱石 5つ生成


大鎌 火炎鉱石と炭素鋼の合金 2つ生成


鎖鎌 ミスリル 3つ生成


投合槍 銀 500つ生成


このような武器を黙々とつくったハヤテだったが、なぜこんなに武器をつくったのか。そう思った人もいたかもしれない。その理由は、自分の使う武器のパターンを覚えられると、戦いが不利になることを恐れたからだ。


「……とりあえず銃とワスプナイフを鑑定しとくか」



ーーー

通常銃


スキル

なし



ワスプナイフ

一見ただの短剣に見えるが、その剣先からは超高圧のガスが噴出され、刺さっている部分から悪くて全身木端微塵、良くてその周りが瞬間冷凍されてほぼ動かせなくなる。


スキル

なし



へー。と思ったハヤテだったがここでざわつきに気がつく。


「………これは………」


そこには幾多もの武装した人がこちらに、正確にはおっさんの虜があった街に殺気を放って向かっていた。


「あれは……なるほど。魔族とその王か。ちょっと戦ってみるか」


ホーネットクラウドとレイジングブラストを発動。それと同時に魔族が次々と体を四方八方に飛び散らして死んで行く。


「!!!?なんだ!敵襲か!?偵察は何していたんだ!?」

「偵察はもう死んでいま…グァ!」

「おい!しっかりしろ‼グフ!」


こうして世界一強いと言われてきた魔族は滅ぶのだった。こうしたままハヤテは平和に冒険者をするのだった。



ーー

これで本編終わりです。初めてなのでご了承下さい。


もしかすると続きを書くかもしれません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ