H&K MP5F 【定番の警察用サブマシンガン】
H&K MP5F
サブマシンガン
ドイツ産
ヘッケラー&コッホ社製
使用弾:9mmパラベラム弾
◆【初登場】
STAGE:01 OPEN SEASON 「解禁期」
◆【使用】
模擬戦にて、SAT第四小隊と対峙する銃器対策部隊が使用。
◆【性能/有用性】
フルオート連射が可能な軽量サブマシンガン。
セミオート射撃時の命中精度は高く、簡易的な狙撃銃としても運用できる。
反動も軽いため、操作方法さえ習得すれば、銃器に不慣れな人間でも扱いやすい。
一方で、使用弾である9mmパラベラム弾は威力が低く、防弾装備を身に着けた相手や、痛覚が鈍い相手には通用しにくい。
◆【実銃解説】
MP5は、世界中の特殊部隊に愛用されるサブマシンガンで、我が国の特殊部隊SATや銃器対策部隊以外にも、アメリカ軍の特殊部隊であるデルタフォースやネイビーシールズ、そして世界最強とも云われるイギリス軍特殊部隊SASなどにも使用されている。
拳銃弾を連射可能な『サブマシンガン』というカテゴリの銃は、第二次世界大戦まで、もっぱら近距離戦専用火器と見られていた。
それまで、精度が必要とされる遠距離射撃はライフルの仕事で、塹壕や市街地戦などの近距離戦はサブマシンガンやショットガンの担当、と認識されるのが常識であった。
しかし、それを覆したのが、戦後1960年代に開発されたこの「MP5サブマシンガン」。
MP5は小型軽量ながら、サブマシンガンとしては非常に高い射撃精度を誇り、有効射程はライフルに迫る200メートルに達し、有効射程内では簡易的な狙撃銃としても運用可能となっている。
1977年に発生したルフトハンザ機ハイジャック事件において、ドイツの対テロ特殊部隊GSG-9がMP5を駆使して犯人を全員制圧し、人質に犠牲を発生させることなく無事に解決したことから、この銃が世界中から多くの注目を浴びるキッカケとなり、それ以後は数多くの特殊部隊がこぞってMP5を採用し、日本でも特殊部隊SATの制式装備としてMP5を選定した。
MP5Fは、フランスの特殊部隊の要求で小改良が施されたモデルで、日本警察に現在普及している。
日本警察が使用するMP5Fカスタムは、俗に「MP5J」と呼ばれている。
◆【劇中での設定】
MP5シリーズは今なお現役の警察装備であるが、近年、世界各国の対テロ特殊部隊の主力装備がサブマシンガンから、より威力があり防弾装備を撃ち抜きやすいアサルトライフルに更新されていく時流が顕著であり、日本警察もそれに倣って、徐々に装備の切り替えを進めている。
その為、銃器対策部隊ではMP5は主力級の地位を保っているが、対テロの第一線である警察特殊部隊SATでは既にほとんど新式のアサルトライフルやショットガンに更新済みとなっており、現在では施設警備任務で一部使用される程度に留まっている。
◆【コメント】
宮潟「私の好きな銃ではないわね。威力に不安があるし、普通すぎて面白みがないわ」
アヤカ「いくら弾が強力でも、当たらなきゃ意味ないですよ。軍用火器としては貧弱でも、警察用の火器としてはちょうど良いんじゃないですか?」
宮潟「じゃあ聞くけど、本編に、MP5をペチペチ撃っただけで倒れてくれる相手は出るの?」
アヤカ「そういや誰も倒せてないですね」