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冬の帰り道に

作者: 秋本 優幸


 幸佳が、塾から帰っているときのこと。河原駅で乗った。 「今日は前が混でいるし、次の電車に乗ろう。」 幸佳は数分待つと、ホームの後ろの方に 電車が止まった。  幸佳は電車に乗った。だが、全然人が乗っていない。おかしい。気づくのが遅く、 ドアがしまってしまった。 「気づきのが、遅すぎた!」 わたしが独り言をいったら、前の女の人が急に 「この電車は家出をした人や一人になりたい人、今からやり直したい人が乗るの。」  「えっ!」 幸佳は、驚いた。 「ちなみに、あなたの名前は?」 念のため友達になっておこう、と思った。 「朝海 千桜。あなたは?」 「水川 幸佳。どうぞよろしくお願いします。」  自己紹介は、あまり得意ではない。だ けど、うまくいった!と、心の中で思っていた。 「次は、宇宙未来駅です。降りる方は、ボタンを押してください。」  「降りてみよっ!」 幸佳は、ボタンを押した。外に出てみると、体が浮く。確かに、宇宙 で未来的? なんか面白くてクスっと笑った。 ここには、宇宙について知るところだ。周りをみわたすと、大人ばかりだ。子供は一人~三 人ぐらい。なんか居心地が悪い。嫌になって電車に乗った。 よく見ると、運転手は・・・。 くま~! 驚きを隠しきれず、思わず言ってしまいそうになった。  普通、熊が車を運転するなんて不可能なことだ。ならあの熊は、河原駅で運転手を寝かし て、熊がそこから運転したのかな~?  と、幸佳はそう思った。 「水の世界。」 わたしは、降りずにいた。   そういえば、ここのポスターは全部漢字。例えば、  ー宇宙未来駅羽、凄意!体羽浮区。未来管画在瑠名!ー これをひらがなに直すと、  ーうちゅうえきは、すごい!からだはうく。みらいかんがあるな!ー とても分かりにくい。まあそれはいいとして、問題なのは 運転手がなぜ熊なのか とい う事。 「新技術の電車は、どうでしたか?これで、みらいの旅を終ります。また乗ってくださ い・・・ま。」  後のほうは聞こえなかったが、とにかくこれで旅は終る。楽しかったけど、急いで家に帰 らなきゃ!電車を降りた後、急いで家に帰った。 「たぶん、八時頃だな。お腹すいた~!」 チャラン チャラン  家のドアを開けて、 「ごめんなさい!遅れた。」 慌てて靴を脱いで急いで時計を見ると、六時五十八分だっ た。 「え~!」  あり得ない。いつもと同じ時間。

「遅れてないけれど。」 お母さんが言った。  幸佳は、リビングに向かった。机の上にはご飯が置いてあった。今日はご飯、味噌汁、野 菜、ハンバーグ。美味しそう! 「いただきま~す。」 フォークとナイフを手に取りハンバーグを食べた。とっても美味し い!幸佳は、ニコニコしながら食べ進んでいく。  そういえば、運転手がいつ変わったのかを見忘れた。  お母さんと幸佳は、 「ごちそうさま」 っと言ってソファーに座ってテレビを見た。少し経つと歯磨きをして、 寝た。  ハっと目を覚ましたら、朝だった。 「ん?」   本当は、今日が塾に行く日だった。ということは・・・。   「夢だったってこと・・・。」

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