第46話『募った若き戦士と魔女たち』
「また会ったな! 来てやったぜレヴァン・イグゼス! 感謝しろよ!」
リウプラングに手紙を出してから明後日の朝。
学校の運動場にてリウプラングの学生たちが30人集まっていた。
その中で例のロイグが腕を組んで偉様に言い放っている。
「ロイグか。わざわざ学生の輸送ご苦労さん。あとは俺に任せて帰って寝とけ。じゃあな」
「輸送じゃねぇよ! 俺も参加するソールブレイバーだ!」
「帰り道わかるか? これエメラルドフェルの地図だし渡しとくな。気を付けて帰れ。じゃあな」
「聞けよテメェ! 俺はお前らが参加人数が足りなくて困ってるって言うから来てやったんだぞ! ちゃんと15人揃えてな!」
「お前はいらないから帰れ」
シッシッと掌を振る。
「こ、この! 一年の分際で!」
「レヴァンもう許してあげてよ。ね?」
シャルに宥められた。
ふん。
今回はシャルに免じて許してやるか。
「‥‥‥わかったよ。リウプラングのみんな、今日は俺達のために集まってくれてありがとう。強化合宿は明日の昼にここで集合し『ローズベル』に向かってから行うことになってる。だから今日はいったん休んで一息ついてほしい。宿はリリオデール国王様が用意してくれている。案内するから今日はそこで休んでくれ」
今日中にまた文を追加いたします。




