ニ話 「兄・・襲われる」
二話
俺達はギリギリ学校に間に合った(ちゃんと妹を送って)
そして妹を送った俺は、新しいクラス表を見に行くことにしたのだ。
「すげー人だな・・」
たった一つの板を見るために、こんなに人が集まるなんて・・・
まるでアレだな。芸能人が来た時に「キャー」とか「サインくれー」など、たかる奴らと変わらないな。
見た目は!!
生徒A「おー!!今年はお前と一緒だな!!」
生徒B「だな!!毎日が楽しくなるな!!」
などと、同級生の声が耳に入ってくる。
お前らは、ずっと一緒にいなっ!!
などと、ダルイツッコミは、いれないぜ?
でも、このままここに立っていても俺のクラスは、わからないよな?
トントン♪
ん?今、誰かが俺の肩を叩いたような・・・
誰だろう・・
フッと後ろを見る。すると後ろには、見覚えがある顔と目が合った。
「へへーん♪直くん!!おはよっ」
ニコリッと藁って俺の名前をこう呼ぶのは俺の親友・・・花野梅って奴。
なんか和風って感じの名前だろ?
まぁ・・コイツの家は、呉服屋をやっているからな。
だから和風って感じの名前をしているみたい。
詳しくは本人に聞け!!
そして、梅・・顔がちけーよ!!
もう高校生なんだから、顔を近づけられたら恥ずかしいだろぅ・・
「ちょっ!!ちかっ!!」
おはようのあいさつよりこの言葉が先にでてしまった。
そして少し顔を離す俺は、どうゆう顔をしているんだろうな。
「ん?直くん。顔が赤いよ?」
やっぱりな・・俺は完全に恥ずかしがってる。
「あっ赤いか?」
ちょっと焦って、自分の頬を触る。
アチーな。
「うん。とっても赤いよ?」
ニコやかに「赤いよ?」って言う梅。
そんな梅は、自分のせいでこうなったと気付いていないらしい。
本当にお人好しだな。
まぁ・・このお人好しな所は、コイツの良いと所だな。
俺は、そんな事を考えていたら顔の熱さなんて一瞬でなくなった。
「そうか。赤いかー。それはな?きっと暑いからさっ。」
そう。こう言い訳をする方が、梅は納得するだろう。
「そうだよねー。今日は暑いもんねー。」
ほらなっ?
本当にコイツは、お人好しなんだ。
だから、色々な女子にイジられるんだぞ?
「あっ!!それとね?」
それと、、なんだ?
せっかく人がお前の紹介をしてるのに・・・
「なんだ?」
俺は、ニコッと一笑いをした。
(どうだ?優しそうに見えるだろ?)
「えーと「直くんと私、また同じクラスなんだよ」
「マジか!?」
ちょっ!!また親友と同じクラスは嬉しいぁって・・・さっきの生徒ABさん達にちょっと悪い事をしてしまったな。
梅は、またヨロシクねー。なんてフワフワした笑みを浮かべている。
「おぅ。今年もヨロシクな。」
俺も同じく笑ってやった。
「じゃー。そろそろ入学式だし、体育館にいこっか。」
「そうだな。」
こうして俺らは体育館に向かった。
それから俺らは入学式を終え、新しいクラスに行き、普通に学校を終えた。
そして、俺らはき帰宅した。
ガチャ
「ただいまー」
俺の家は一軒家って言ってなかったよな?
言ってなくてスマン。色々と大変で言えなかったからな。
とりあえず、簡単に説明するぜ?
今、俺ががいるのが玄関。そしてすぐ側に二階へ続く怪談があるんだ。
そこを上がると俺と奈々の部屋がある。
俺の部屋の向かいに奈々の部屋がある。
まぁ・・入った事はないけど・・・。
それとトイレがあるぐらいだ。
二階の紹介は終わるぜ。
そして今度は一階の紹介だな。
やっぱり玄関からスタートして真っ直ぐ向かうと、母と父部屋。そして隣は洗面所や風呂場など・・・
そてし、最後になるが、階段の向かい側がリビング。
昨日の晩、母と話した場所だ。
その隣に家族会議など見んなガ集まる場所だ。
フー。長い説明になったが理解してくれたか?
理解できなかった奴は、俺ののせ説明不足だった。許してくれ。これぐらいしか説明できない。
って事で話を戻すからな?
俺はただいまーっと言ったが誰も返事むがない。きっと居ないんだろう。
「ハァー」
溜め息をつきつつ、靴を脱ぐ。
すると・・・・
ダッダッダッ!!
なっなんだ!?
すげー音が俺に近づいてくる。
知らないと思うが、靴を脱ぐ時にしゃがむ人っているだろ?
俺はその一人だ。
だから!!前が見えないわけだ。
目の前に見えるのは、自分の足って事。
そして俺はしゃがんだまま、何かに抱きつかれた。
その勢いで「ゴンッ」と音をたてて、頭を打ったけどな。
「おかえりーお兄ちゃん。」
っておい。俺がただいまーって言った時に、なんで返事をしなかった?
ワザとか!?絶対にワザとだよな、コイツ。
そんな事よりだな・・俺はすげー体勢になってんだけど・・・
頭をだな、廊下の段差になってる所あるだろ?
なんてゆーかアレだ。アレ。
よく、座って靴を脱ぐ所だ!!そうソコ!!
ソコで頭を打ってだな?
それから腰に妹がくっついているだろ?
まぁ・・簡単に言えば、俺の頭の所に妹のお腹がくっついていて、腰に妹の顔がベッタリ状態なのだ。
しかも、俺の腹がギューッとしめつけられる。ウエッ・・気分が悪い。
っとゆう状態なのですよ・・・
それと反応するのがすげー遅れたが・・
「イッてェェ!!そして重ッ!!」
そう。これを言うのが遅れたのさ。
それから俺は、抱きついている奈々を無理やり落としてやった。
ザマァみろ!!へッ
ドン!!
「いたたたたたぁ」
妹は大の字にこけている。そんな妹に俺は、冷たい視線を送りながら、あの辛い体勢から直り、二階へ行こうとした。
すると・・・
ガシッ
「ウゲッ」
バンッ
俺は、妹に背を向けていた事を公開している。だって・・・
後ろから足を両手で掴まれ、身動きが出来ない状態で勢いよく、床に顔面を売った。
今の状態の2人を説明するとだな・・俺が逆大の字になって床様と顔がベッタリ。
そして、奈々は俺と同じく逆大の字になりながら、両足をギュッと掴んでいる。
っっとこんな感じだ。
おれにとっちゃ、、二度打ってることになる。
いったいなんなんだよ!! お前は、そんなに俺を恨んでんのかよ?
「いってぇぇ・・お前!!俺に何しや・・・」
顔を抑えながら後ろを振り返る・・すると・・
「おにぃちゃーん?今、奈々を落としたよね?ねぇ!ねぇ!」
ギャャャャャャャャャャャ!!!!
ヤバイ!ちょー怖ぇぇぇよ!!
「えっ・・えっと・・奈々さん?」
さん付けになるぐらい怖い。まるでアレだ。
エヴ●ンゲリオン?ってアニメの使徒みたい。
目を赤くして、今にも殺されそう・・・
「おにぃちゃーん」
奈々が俺に近づいてきて{俺は涙目}
「ギャャャャャャャャャャャ!!」
この後どうなったかは、ご想像にお任せします。
そして・・・夜になった。
ちゃんと食事をして、風呂に入っていつも通りの夜。
俺は、部屋に行こうとしていた。
そしたら、またアイツに呼び止められてしまう俺。
「直人!!」
「なんだよっ!!」
そう。アイツとは、母だ。
「ちょっと来なさい!!」
またかー。っぶつぶつ言いながら前回と同じように、椅子にすわる
「今回はなんの用だよ。」
もぅ言いたくないんだが・・また、テレビを消して、お茶を飲む。そして口を開く。
「今回はねー。奈々と一緒に部活探しをして欲しいのよ。」
はいはい。
「明日か?」
一応、聞いとかないとな。
「そう。明日ね。」
明日かー。マジで明日かー。
「でも、なんで俺が一緒なんだ?」
別に俺じゃなくても、お前が行けば良い話なのにな。
母は、また言わせるの?と問いかけるように首を書くー茂る。
「だから言ったでしょ?あの娘は・・・」
「魔法使いだろ。」
もうわかったって・・
「じゃーどんな魔法を使うんだ?」
この質問に、眉をピクッと動かす母。
何て答えるんだろう。無駄に気になる。
「どんな魔法って・・アレよ!!なんか耳やしっぽを出す魔法よ」
ハァ?耳?しっぽ?動物ですかっ!!
人間がそんな事、出来ないって・・・・
「へー。そんな魔法なんだ。」
ここは、焦らず適当に・・・
「そんなに軽い返事で良いのかしら。」
母は、腕を組み問う。
「軽い返事で悪いか?」
だって意味不明なんだもん。
ここで納得する奴なんているわけがない。
「ハァー。本当に死にたいのね。アンタは。」
まっまただ。俺を脅して楽しんでやがる。
フッ。その手には、乗らないぜ?
俺は、胸を張ってこう答えてやった。
「明日だな?まかせろっ☆」
やっぱり、「死ぬ」って言葉に弱いみたいだな
「あらー♪流石直人。またねヨロシクね」
ニコーとシワシワな顔で笑う。おいおい。そのシワシワな顔で笑われると鳥肌が・・・
ウエーッ!!
そんなこんなで、脅された俺は明日、最悪な事になるとはしらず、妹と部活探しをするハメになるのだ。
どうも!!
とうとう二話をかきました。
このお話で少しでも笑っていただけたらなーっと思います。
こんな小説ですが温かい目で見守ってくださいっ!!
そして次回・・部長が登場します。