隣で光る主人公
俺はきっとこの物語の主人公じゃない。
そう確信を持ったのは言うまでもなく、俺の隣で勇者に選ばれた友人、北城暉仁があまりにも眩しかったからだろう。
俺は門脇八百。クラスのインキャだ。インキャと言っても俺は他のインキャとは一線を画している…なぜなら教室の隅で本を読んでいる訳でもなく、かと言って騒がしい訳でもない。明るく優しい主人公:北城暉仁の友達Bであり、1人のキャラクターとして描写するまでもない人間だからだ。暉仁の優しさに甘えているだけ、ともとれるだろう…
そんな俺たちの平凡でつまらない学校生活はある日突然終わってしまう。
休み時間に暉仁がスマホをいじっていると、聞き馴染まない音が鳴り響く。
「うおっ!?」
「なんの音だ!?」
と周りが騒いだのも束の間、
〜ピーンポーン!おめでとうございます!北城暉仁様!あなたは異世界の勇者に選ばれました!お好きな方を3名ほど選んで共に異世界へ行き、魔王を討伐してもらいまーす!〜
と、なんとも底抜けに明るく、現実離れした声が聞こえてきた。
「え、俺が!?」
と驚く暉仁。
「…は?」
と暉仁と対照的に俺が声にならない声をあげていると、暉仁の目の前にモニターのようなものが出てきた。暉仁にしか書かれてある内容がわからないようだ。暉仁を除いたクラスの全員がモニターを操作するところを固唾を飲んで見守るしかなかった。
初めまして!初投稿ということで、まだ小説の右も左もわかりませんが、楽しんでもらえたら幸いです!
物語の冒頭部分ということで、面白みが少ないですが、次回からが異世界進出編!お楽しみに!




