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特殊犯罪対策課第6班  作者: ヒトノモドキ


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12/14

-11.5- それでも夢は続く

激動だったイベントから2週間....rasa、実行犯の逮捕、所属事務所の社長の逮捕等で大混乱した日々だったが、それでも人々の日常続く。

 リクリーストリニティは解散、レナはアイドルを引退し所属事務所は正式に廃業。

 身勝手な理由で事件を起こしたrasaと、人間関係の縺れを解決出来なかった会社の結末。

 大きな二つの思惑によって夢の舞台を崩された悲劇のアイドルは、ステージを去り、人々が納得できる結果が何もない状態。

 世間でも未だこの話題についての加熱は止まることを知らず、日常の不安が募る中――おそらくこの世で一番もう何も関係ないっと思っている人がいる。


「――」


学校の外に景色を見て灰色に燃え尽きている1人の少女。

 自慢の大きい耳とふわふわの尻尾は重力にすら勝てず、力なく垂れさがっている。

 いつも気を付けている毛並みもここ最近では悪く、未だ目を腫らしているシマコ。


「そうとうショックなんだろうな...あそこまで落ち込んでるシマコみたことないよ」


幼馴染であるリカも驚く程、シマコの憔悴は激しく...この1週間かなり心配になる程。


「まあ...それいうとしずっちも...」


その前の席で寝ている早見を見て心配するソラ。

 彼女は最近やっと学校に出てきており、ブリンガーとしての職務の忙しさもあり、本日事業の時に3回程居眠りで警告を受けて担任との面談後、授業を受けられる状態ではないと判断され、保健室でお昼休みまで休んでいた。

 優等生である早見が居眠りをするのも、シマコが元気なくボーっとしているのも、どちらも健全とは言えないため、2人は見合わせて作戦を考える。


「ここ、前目星つけてた店なんだけど。どう?」

「リカっちそいうの詳しいよね。うちは異論なし」


作戦が決まったところで、2人は放課後にシマコと早見を連れてとあるお店に向かう。

 途中携帯で地図を確認しながら先導するリカの後ろで、ソラはシマコの手を引っ張りながら早見に声をかける。


「しずっち大丈夫?」

「うん、ごめんね...ちょっと色々忙しくて」

「まあ、仕方ないよ。シマコもこの調子だし...まあ、うちとリカが出来ること少ないかもだけど」


ソラは携帯で今から行く店を早見に見せてあげた。

 期間限定でスイーツ食べ放題をやっているお店で、以前から話題には出ていた場所だった。


「安直かもしれないけど...食べて元気出してくれたらな...って」


恥ずかしそうに視線を逸らすソラの気遣いに、早見は微笑みながらシマコの手を掴んで一緒引っ張る。


「うん、きっとシマコも元気出してくれるよ」


魂が抜けたような彼女に果たしてその希望はあるのか...気になりつつも歩くこと10分。

 目的の店に到着し、リカを先頭に店の中に入ると...可愛い制服をきた店員がこちらに気づいて近づく。


「いらっしゃいませ!何名様ですか?」


何故か途轍もなく聞き覚えのある声に首を傾げる早見。

 リカは人数と奥の席がいいということを伝えている時、シマコは耳と尻尾がピーンと逆立ち驚きのあまり言葉が出ない。

 店員は喜んでそれに答え、4人を案内する中――シマコは初手からその人物の正体に気づいていた。


「え....え...」


シマコの反応を見て早見も驚きつつ店員を見つめる。

 確かに普段と髪色が異なっている上、化粧で色々と誤魔化してはいるが――


「へへ、まさかみんなが来るとはね。私もう少しでシフト終わるから一緒に食べていい?」


本城礼奈...リクリーストリニティの最後のメンバーであり、現在話題のど真ん中にいる人物。

 そして――シマコが見出している希望の光。

 2人の反応...特にシマコの反応で流石にリカとソラも店員の正体に気づいて目を丸くする。


※※※


シフトが終わったレナは帽子と伊達メガネをつけて早見たちがいる席に座った。


「この間はお見舞いに来てくれてありがとう。すっごく嬉しかったよ」

「れ、れ、れ、――」


今にでも昇天しそうなシマコを支えるリカはお見舞いの時代表で早見だけ行かせて正解だったと悟る。


「れな...いえ、本城さん...なんでここに?」

「え、普通にバイトだよ。前から働いてたし最近忙しいって店長さんから言われてシフト増やしたの」


そういいつつ、レナはカウンターに立ってる店長に手を振ると店長も笑顔で答え、仲がよいのだ察する。

 リクリーストリニティとしてのアイドル活動だけでは生活が出来ないことは想像できるが、いざオフの彼女を見ると色々と考えてしまう。


「今超有名人ですよ...いいんですか?」


ソラの言葉に確かにと悩むレナであったが、


「仕事はしないと食べていけないからー次から声もっと誤魔化さないといけないかな?」


底抜けに明るい彼女の雰囲気が一番隠せていない要因ではあるが、確かに声で気づく人も多いはず。

 よく今まで気づかれなかったと驚く4人とは別に、レナは仕事終わりのスイーツを口にして嬉しそうにしている。

 ファンに向けた動画で「取り繕っているのではないか」という心配もあったが、これが本城礼奈という人物の最大の強みであり、アイドルとして満点過ぎる思考と行動が彼女を強く支えてきた。


「シマコちゃんだよね?どうしたの元気ないね」

「だって...だって...」


シマコがシクシクと涙を流しながらレナを見つめると、レナは何となく事情を察してシマコの頭を撫でる。


「シマコちゃんよく私のライブに来てくれてたよね?特徴的だったからよく覚えてるよ。ありがとう!もう私はリクリーストリニティではないけど...シマコちゃんみたいな可愛い子に応援されて嬉しいよ」


涙するシマコにハンカチを渡して太陽のような笑顔を見せるレナ。

 本人はアイドルとして出来ることを精一杯やれたと思っている上、これ以上進めたとしてもそれはリーストリニティとしてではないと考え、それは自分が望む道ではないとハッキリ言葉にしている。

 だが、二つの身勝手な思惑で夢の舞台を壊されたのもまた事実であるため、世間的には彼女の言葉は強がりでしかない。


「私はむしろ今アイドル辞めてここに入れることが幸せだよ?」

「え...?」


レナはそれでも悲しむシマコに近づき、耳と尻尾に自分のヘアブラシを当てて整える。


「ずっと前から耳と尻尾気になってたの!アイドルでこんなことしたら色々面倒なことになるけど。今はお友達だから大丈夫だよね☆」


嬉しそうにふわふわの尻尾を撫でる彼女の様子に、底抜けに明るいという言葉では表現できない程のメンタルの強さというか前向きというか...彼女がアイドルとして厳しい世界を6年も歩んでこれた理由をここで全員が改めて理解する。


「それに、アイドルとしては終わりかもしれないけど。私本城礼奈はまだまだ出来ることは沢山あるから」

「そういえばネット配信で嬉しい報告があるかもって」

「あ!静ちゃん見てくれてたんだ~そそ、音楽事務所と契約が決まって、来月からはそこで楽曲スタッフとして働くの」

「ええ?!」


元々リーストリニティの曲を作っていたのはレナであり、その才能が買われ音楽事務所と専属契約を結ぶことが出来た。

 だが、そんな情報を自分たちが先に聞いていいのかと困惑する皆に、レナは首を傾げながら答える。


「嬉しいことはまず親しい人に報告するでしょ?友達に報告するのが早いのは当然だよ。静ちゃんは私の友達だし、それなら静ちゃんの友達も私の友達でいいよね☆」


もはや恐怖するぐらいの前向き思考だが、静含めてリカとソラもそれに納得はしており、シマコは感激してレナに抱き着いて大粒の涙を流す。


「あらら、シマコちゃん甘えん坊さんだね。いいよお姉さんにどんと甘えなさい!」


なんとかこれで元気を取り戻してもらえると思いつつ、ステージでは遠い存在に感じたレナが部活動の先輩のように親しい仲に思えるのであった。


※※※


一方――第6班の事務所2階では今回の事件で大活躍だった矢崎にご褒美として与えられた最新型PCを嬉しそうにセットする彼の姿と、1階で勤務終わりに三島の姿が見える。

 が、尾長が彼の服を引っ張って止めニッコリと笑う。


「三島さんこんなに手伝ったんですから、ご飯ぐらい奢ってくれますよね?」

「あ...ああ。そうだな。すまん気が回らなかった」


三島が素直に謝罪してご飯を奢ることが決まり、尾長は急いで帰り支度をした。


「矢崎、先に上がるから時間になったら1階警備セット頼む」

『はい!!!』


いつにもまして元気な矢崎の声に三島も自然と笑顔になる。

 帰り支度を終えた三島は、彼の運転で夜ご飯を食べにいくが――


「お邪魔しまーす」


自然と助手席に乗り込む尾長に、三島は少し困惑した表情を浮かべる。


「いいのか、助手席で」

「いつもは私が運転してますけど?」

「いや...まあ尾長がいいんならいいんだけど」


プライベートで尾長と一緒にご飯にいくのは初めてではないが、助手席に乗って一緒に向かうのはデートしている感じだと少し恥ずかしくなる三島。

 しばらく車を走らせて指定された場所に着くと、そこは海鮮料理が楽しめる居酒屋だった。


「三島さんは飲まないでくださいね」

「分かってるよ」


お店に入り、尾長はビールを頼み、三島はウーロン茶を頼む。

 尾長がよくお酒を飲むのは知っているので、中々のペースで飲み進める様子を見て相変わらずと思う三島。


「三島さんの書類も無事終わりましたし、やっと平常運転ですかね」

「まあ、中々の事件ではあったから...むしろ早く終わった方だよ。ありがとう尾長」

「いえいえーこうしてご飯奢ってもらえてるのでラッキーです。すみません生おかわり!」


中々のハイペースお酒を飲む尾長に、流石の三島も心配になって彼女の手を止める。


「大丈夫か?なんかペース早いし...」

「....まあ、ちょっと今日は飲ませてくださいよ」


先程まで上機嫌だった尾長が、急に真面目なトーンをするので、驚きつつ、運ばれたビールを半分程飲み干した尾長がゆっくり口を開く。


「お父さんの誕生日なんです。今日」

「.....いいのか、一緒にいるのが俺で?」

「いいんですよ、むしろ三島さんがいいです!私パパっ子だったので。お父さんがたまに帰ってきてビール飲んでる時ちょっかい出すの好きだったんですよ」


仕事終わりにビールを一杯飲んで、自分の塾帰りを待ってくれているのが父の優しさ。

 普段忙しい人で、中々家でゆっくり話すことは出来なかったが、尾長は父が大好きだった。 


「お父さんの分まで今日は飲むので酔いつぶれたら送ってくださいね!」

「ほどほどにな...」


呆れつつも、尾長には沢山助けられてそして頼ってもらっているのが嬉しい三島。

 自分は父かわりにして一緒に飲んでくれているのだと思うと、これからも頼れるように頑張ろうと思うのであった。


そして2時間後...完全に酔いつぶれ、数回トイレでマーライオンと化した尾長。

 このまま家に送る前に車でまたマーライオンになりそうだったため、近くの公園に連れて行き自販機で水を買って介護することとなった。


「飲みすぎだぞ...」

「うぐっ...すみませんちょっと今ヤバいです」


ホントに父親の分まで飲む勢いだった尾長を止められなかった自分も悪いと、三島は頭をかく。

 気持ち悪そうにベンチで芋虫のようになっている尾長は、しばらくするとゆっくり起き上がり三島を見て手を広げる。


「え、なんだよ...」

「おんぶしてください」

「子供かよ...」

「歩けないですー車までおんぶ!」


お酒も入っているせいでどこまでが本心なのかいつにもまして読めない三島。

 困惑しながらも彼は尾長に背中を向けてしゃがむ。

 すると尾長は彼の思いっきり飛び乗りご機嫌で手を上げる。


「ごーごー車まで一っ走りですよ」

「走らないよ...まったく」


出来るだけ揺らさないようにゆっくり歩く三島に、尾長は体重を預ける。

 しばらく歩くと彼は尾長が背中にしがみついて泣いていることに気が付く。


「子供の頃...おんぶしてもらった時もこんなに背中広かったんです...私を庇ってくれ時も...ずっと...」

「...もう少し歩くか?」

「....はい」


三島はそのままゆっくり公園を遠回りして車に戻る。

 その頃には尾長はすっかり眠ってしまっており、助手席に彼女をそっと乗せて車を走らせる。


「強がり過ぎだ...ほんと。でも頼ってくれてありがとうな」


三島は眠っている彼女にそういいつつ、家の近くにつくと彼女を揺らして起こす。


「ほら着いたぞ」

「うっ...頭痛い...三島さん...私服乱れてますよー」

「おんぶとかして飛び乗ったりするからだろう...冗談いう元気があるならさっさと帰ってゆっくり休め」

「うわー急に冷たくするの女の子は嫌いなんですよー」


尾長は車を降りて窓越しに三島に挨拶する。


「すみません...付き合ってくれて」

「いいよ。俺も助けてもらったし...まあ、こういうのあんまり慣れないから程々にしてくれるた助かるが」

「えー三島さん体格も筋力もあるからおんぶされた時めちゃくちゃ安心感ありましたよ。これはモテる!」

「はいはい、じゃあお休み。明日休みだろう。また今度な」

「三島さん冷たいー!」


いたずらに笑う尾長は車が出たあと、ゆっくり家に向かう。

 少しでも父を感じられた彼女は三島に感謝しつつゆっくりと呟く。


「誕生日おめでとう...お父さん。私頑張ってるよ」


※※※


尾長を送ったあと、三島は家の近くにあるコンビニによって買い物をする。


「尾長に気の利いた言葉言ってやれなかっな...」


余計な事を言うまいと、恐れ何も伝えられなかったことを後悔しつつ、それでも尾長が頼ってくれたことは素直に嬉しく思う。

 班にきた最初の時の比べメンバーとしてもだいぶ馴染んできた彼女が抱え過ぎないことだけが心配だが、今の尾長は1人ではない。


「あ!!」


そんなことを思いなが車から降りたその時――突然制服を来た生徒に驚かれつつ、とんでもない勢いで接近された。

 最初驚いて何かの事件かと思った三島だったが、彼女が早見の同級生の友達...ソラということに気づく。


「あ...えっと...」

「ソ、ソラです!苗字はいいんでソラです!」

「あ、そう...ソラ...さん?偶然だね」

「は、はい!み、三島さんは家この近くなんですか?」

「ああ、ちょっと買う物があって寄り道したんだ。ソラさんはもう遅いけど家は近い?」

「私はこの近くじゃあないんですが...友達が――」


そう話す前に、彼女を呼ぶリカの声が聞こえる。

 すっかり元気を取り戻したシマコがソラがもじもじと話している姿を見て、男の人に絡まれていると勘違いしてしまう。


「リカっちこれ持って!」


リカに荷物を預けて人間離れたした動きで三島に向かって飛び蹴りをする。

 慌てたソラがシマコを止めようとするが、時すでに遅し――加速した彼女を止めることが出来ずこうなったらぶつかって止めるしかないと覚悟した。


「はいっ危ないぞ」


が、三島はソラを引き寄せ、突進したシマコの足を軽々とガードする。

 そこそこの力の蹴りにびくともしない彼にシマコは尻尾を立ててますます警戒する。


「シマコ!いきなり蹴り入れるのはダメでしょ!」


シマコに追いついたリカがチョップを入れると、三島は頭をかいて困ったように2人を見る。


「すみません...ちょっとうちのアホが勘違いしたみたいで...」

「いいや、こちらこそ急に話しかけてごめん。こんな大男が友達といたらそうなるのは理解できるよ。ソラさんは怪我ない?」

「は....はい」


シマコから自分を守ってくれた時、引き寄せてがっしりと片腕で支えてくれた三島に乙女を隠せないソラ。

 ソラの表情に驚くリカと違って、シマコは能力で人間離れしている自分の身体能力を素で凌駕している三島にただただ獣として警戒を解くことが出来ない。


「(なんかめちゃくちゃ睨まれてるけど...何...何...)」


内心ひやひやする三島の表情に、ようやくシマコは三島が誰か気づく。


「あ!!しずっちの上司!!」

「え...あ、うん。そうだけど...あ...ちゃん名乗ってなったかな。三島 陸。みんな時間遅いから早く帰らないとダメだぞ?」

「陸さん...陸...さん...」

「お兄さんめちゃくちゃ強いですよね!目からビームとか出たり!」

「しずっちが言ってた大男ってホントだー写真とっていいですか!?」


三島の心配を聞いているようで聞いていない3人にさらに困惑するも、その時コンビニに車が止まってリカを呼ぶ声が聞こえた。


「あ、お母さんきたみたい。じゃあ2人は気を付けてね!三島さんしずっちのことよろしくお願いします!」


リカはペコリと挨拶してそのまま車に乗って帰宅。

 残された2人は駅で電車に乗るため電車の時間を確認するが――


「送ろうか?」

「いいんですか!?」

「こらシマコ...」


遠慮のないシマコに心配そうにするソラだが、三島の提案に甘え2人は家まで送ってもらうことに。


「いえーい助手席は――」

「私ね」

「え、でもソラっち――」

「私が座るの」


シマコを押しのけ助手席に座ったソラは、シートベルトをしてドキドキしながらこの時間を楽しむ。

 仕方なくシマコは後部座席に座り、三島の腕の筋肉をみて目を輝かせる。


「さっきの蹴りなんで止めれたんですか?!」

「え?あ...まあ、女の子蹴りぐらいはね...」

「シマコ...能力で女の子とは思えない程の筋力持ってるんですよ...ほんとに痛くないですか?」

「あ...耳と尻尾ってそういう...身体型・強制発動なんだね。俺は大丈夫、鍛えてるから」


成人男性なら余裕で吹っ飛んでしまう程の威力だったが、全く微動だにしなかった三島をシマコは強い人として尊敬し、ソラは優しい人だとドキドキが高まる。


「お兄さん弟子にしてください!連絡先!連絡先交換しましょ!」

「ちょっシマコ?!」

「わ、分かったから大人しくしてくれっ!」


自分もまだしていないと言わんばかりだが、運転中の三島はとりあえず2人を落ち着かせ無事シマコの家に到着。

 なんとか断ろうとするが、シマコから連絡先をせがまれて仕方なく交換...その際にソラが物凄く勢いで睨みながら交換を要求したため、押し切られてしまった三島は2人と連絡先を交換することとなった。


「はあ...」


無事2人を送る届けた三島だったが、年頃の女子の心が分からずただただ困惑する。

 災難な一日と思いつつ、ようやく帰路に着く三島であった。


「おまけ」 

第6班 体術ランキング(能力不使用)

1位 羽ケ崎 (警察内部での体術大会能力不使用部門で優勝)

2位 三島 (警察内部での体術大会能力不使用部門で準優勝)

3位 尾長 (一般男性なら相手にならない)

4位 早見 (学生の中では敵なし)

ランキング外 矢崎(体力はあるが、体術が苦手)

1位と2位、2位と3位の間には圧倒的な壁があります。

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