悪役令嬢の正体にせまる。

悪役令嬢は優秀です。しかし。

　良くある婚約破棄の主人公。ここでは悪役令嬢と呼びます。いろいろ設定はありますが、一応ありそうな設定を緩やかに上げていきます。いろいろ不足不備があることをご了承ください。

　まず、悪役令嬢は基本的に学生です。当然学業にはげみます。ちなみに、在籍している学校は首都の国立学校、多分最高レベルの学校です。まあ年齢から高校から大学辺りの教育をうけてます。更に上位の成績をとっていることが多いです。

　まず、おーじのこんやくしゃだから、おーひ教育というものがあります。

　おーひ教育は、周辺国家の常識、言語、文字、習慣、なと。更に礼儀作法、ダンス、国内事情など。かなり大変です。

　まあ、ここまでがデフォルト。

　あと、おーじは生徒会長だったり、本人が生徒会の役員だったりするのて、その事務処理。更におーじの事務書類処理。へたしたら、更に国の事務処理が含まれます。まあ、高級官僚の仕事をしていると理解すればよいとおもいます。しかもパソコン無し。多分書類や判子とかつかっているはず。かなり効率が悪いはずです。

　おーじの事務処理とは別に、自分の実家の事務処理もやってます。家族や家臣は基本的に悪役令嬢にたよりっばなし。

　なお、事務処理としているのは、対外交渉なとは、やっていないと推測されるからです。いや、パーティーなどはあまり活発に参加している様子はないから。特に妹や姉がいるときは、彼女らが正面にでることが多いので。

　また、国の結界を張り直したり、魔道倶作ったり、薬草つくったり、国の魔道士として働いています。ちなみにこの分野でも優秀です。まあ、好きでやっていることが多い。

　あとひどいときには、実家の家事を行うメイドとしてはたらいてます。

　では、整理します。現代日本になるべくおきかえます。

　デフォルト

　高校相当の教育（優等生）

　外交官の研修生。（勿論優秀）王族としての作法、知識、仕切り等の教育。まあ、天皇家の教育みたいなもの？

　生徒会の事務。

　ここまででもかなり優秀。少なくとも、ここまでで落ちこぼれているという表現をされている作品はみたことがありません。いや、あるかもしれないけど。

　次にオプション。

　王族の事務処理。（ピンきりですが、新人官僚から中堅クラスの官僚の仕事？）

　高級官僚の事務処理。

　実家の経営。（町から県の行政長の事務処理？　もしくは会社の経営管理）

　会社の経営、もしくは特殊技能の仕事。

　家の家事、多分、清掃業務、しかも優秀。

　デフォルトだけでもかなり大変なのはわかるとおもいます。更にオプションの一部、下手したら全部が追加されます。しかも、ぜんぶ平均以上の成果をあげている。

　超絶優秀？？……普通、体力的、精神的に限界が来て倒れる。

　ここでちょっと家庭環境をみてみましょうか。

　家族との関係がよい場合もあります。しかし、王家等の圧力があることが多い。まあ、それでもデフォルトの仕事量なら健康状態や精神的にも支援してくれるでしょうし、良好に出来るでしょう。一安心

　しかし、家庭環境が悪い場合。

　まず、両親。片親、もしくは両親が死去し、代わりの家族がいる場合。

　基本的に片方に親に引っ張られることが多い。そして悪役令嬢の待遇を悪化させる方向に向かいます。妹や姉がいる場合、更にそれが加速します。場合によっては使用人まで待遇を悪化させます。

　食事の質が悪い。少ない。服も少ない。公的行事の衣装、アクセサリーが少ない。住環境も悪い。人がつかない。金銭がもらえない。仕事の評価が低い。精神的に圧迫される。仕事の成果を奪われる。やることが多いので眠れない。眠らせてもらえない。などなど。

　しかし、家庭環境が悪くとも、その状況で大きな病気になってないですか、外見的にはかなり悪く見えます。大概疲労状態。

　つまり、それらの悪条件にたえている。しかも、成果をだしている。若干15才から20才ですよ。前世の記憶があったり、時間を遡ったりしているなら、年齢は上がりますから難易度へ低くなるかもしれませんが。

　しかも、内心この状態がおかしいと思ってもいることも多い。婚約破棄されると、デメリットが多いにも関わらず喜ぶ設定もしはしば見受けられます。

　いや、あとでひーろーが助け出し、いろいろたすけますが、それまで、ずーっと我慢して働くのです。

　しかし、前述したとおり、ひーろーに頼らずも何とかできる能力があるのです。生徒会の仕事や事務処理とはいえ、いろいろな仕事をなんの問題も無しに処理しているのです。自分の問題も解決方向に向かわせることも出来るでしょう。いやなくとも、何らかのアクションをおこせば、それに対応してくれるひともあらわれるてしょう。その対応ができないほど判断能力や常識がマヒしてるのでしよう。もしくは、国のため、貴族に生まれた義務のため、貴族である家のため、民のため、色々な理由はありますが、身を削って働くひとを、世間では、

　社畜。

　と、呼びます。そして悪役令嬢は国や、貴族の義務のためや、家のため、国民、領民のため、身を滅ぼしながら働くのです。大事なことなのて二度言いました。

　ゆえに、私は、悪役令嬢は社畜である。それが私の結論です。

　本来の能力からすれば、なんでも解決可能な優秀な人材なんですよね。なら、なんで我慢してるか、というと社畜としか思えないのです。