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41 戦闘開始

地の精霊の案内によってエルザ達は城の敷地内にある森の中を歩いていた。城に近づいていくほどに、轟音が強くなっていく。


「随分と大きな音ね、一体何なのかしら」

「恐らくは怪物が暴れている音だろう」


疑問を口にするリールにエルザが当たり前のように答えると、ザイド達は神妙な面持ちで顔を見合せた。


すると突然、目の前の林が爆発した。


「?!」

爆風を咄嗟に防ごうとカインやリール、ザイドは腕で顔を覆うが、目の前にはルミナスが張った防御魔法による結界ができている。


「おでましのようだな」


エルザが向ける視線の先には、大きな黒い塊が道を阻んでおり、黒い塊からは黒紫の光がドロドロと漏れ出ている。


『あれには近寄れない、我らは一旦消える』


地の精霊の光はそう言うとその場でパッと消滅した。


それと同時に、黒い大きな塊から腕のようなものがエルザへ伸びてきた。それをエルザは片手で易々と受け止める。


エルザが黒い塊を受け止めている間に、今度は空中から赤い光線がザイドへ目掛けて放たれてきた。そこには羽が生えているかのような黒い塊が浮遊していた。


「おおい、なんだよこれは」

ザイドが飛び避けた光線が当たった地面には大きくえぐれた後がある。


「ちょっと、一体なんなのよ!」

次々と放たれる赤い光線をザイドが避けている間に、今度はリールとカインの目の前に小さな黒い塊がポコポコと沸き出て足元にまとわりついている。


まとわりついた黒い塊は地面に埋もれ、リール達を地中へ引きずり込もうとしていた。


「ザイドさんはリール達の援護を!」

ルミナスが叫びながら空中の黒い塊へ矢を放つ。


「わかった!」

そう返事をするとザイドはリール達の元へ素早く駆けつけ、黒い塊に双剣を向ける。


斬光裂消刃トフォームス!」

ザイドの双剣から青白い光の刃が放たれ、リール達にまとわりついた黒い塊を切り刻んでいった。


「恩に着る!」

カインはそう言うと、剣を目の前に構えて集中する。


「はあぁぁぁ!!」

カインの剣が黒紫に光始め、ルミナスやザイドが倒した黒い塊からカインの剣に向けて黒紫の光が集まっていく。


カインの剣によって魔力が吸収されると、黒い塊は塵のようになって消えていった。





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― 新着の感想 ―
[良い点] 技名やっぱカッコいいw [一言] 更新楽しみにしています(๑•̀ㅂ•́)و✧
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