表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
656/689

温泉を探しに行こう。04

何時もお読みいただきありがとうございます。

よろしくお願いいたします。

「「カイン様っ!」」


「了解っ!…【アースウォール】」


バルビッシュとガーディがカインの名前を呼ぶ、カインも二人の意図を瞬時に理解し返事をして【魔法】を使った。トンネル入り口前は馬車が転回出来る様に広いスペースがあり、カインはその広場をぐるりと囲むように高さ5mの壁を作り出した。


突然現れた垂直の壁に黒い布の者達は唖然となって立ち止まる者、壁を乗り越えようとより登ろうとする者に分かれたがどちらも直ぐにバルビッシュ達につかまり無力化されていた。魔法使いらしき三人は気絶させられ、剣しらしき三人は猿轡をされ後ろ手に縛られていた。


「カイン様、ご加勢ありがとうございました。賊を逃がさずに捕らえられたのもカイン様のおかげです」


隊長らしき兵士がカインの近くに来て片膝をついて挨拶した後、カインへお礼を伝える。カインは「たまたまです」とそれ以上の気遣いは無用と伝えトンネルの方を見た。入り口付近は特に問題なさそうだが爆発が起きたのはおそらく内部、黒い布の者達の目的がトンネルの破壊だとすると明日からの通行に問題が出るなと考える。


「バルビッシュ、トンネルの被害状況を確認したいのだけど大丈夫かな?」


「少々お待ちください…」


カインのお願いにバルビッシュがトンネルの入り口に少し遠回りしながら近づき中の様子を伺う、そしてバルビッシュの姿が見えなくなり「えっ?」とカインが思って目をこすったりしているとトンネルの中からバルビッシュが戻って来た。


「トンネルの内部に人の気配はありません、ただ所々崩れている部分が見受けられます…」


「そう、中に誰もいなければ問題ないね。崩れた所は僕が直すよっ!」


バルビッシュはトンネル内部が安全だと伝えるが、内部の状況がかなり悪いのかとても困った表情で状況を伝えてきた。しかし、カインが直ぐ修復をすると言ってきたので「ああ、確かに」と表情を明るくさせるのであった。


カインは先程の隊長に自分達がトンネルの内部を確認してくるから誰も入らない様に警備するように伝えカイン達はゆっくりとトンネルの内部に立ち入って行った。入り口から10mくらいは問題が無かったがそれ以降は左右の壁や天井、地下水道を作った道など所々大きく穴が開いていた。


「う~ん、思っていたよりも被害が少ないね。これならすぐにでも直せるよ」


「…たぶん、カイン様の作られたトンネルの強度が通常の物より数段強いからだと…」


カインの呟きにサーシャがトンネルの崩れていない壁を触りながら返事をするのだった。カインは「そうなの?」と不思議そうな表情を浮かべながら、いつもの【魔力循環】を開始し十分【魔力】練ると地面に手を付いてトンネル内に【魔力】を浸透させていく。

破壊された部分全体に【魔力】が十分浸透したのを感知したカインは力ある言葉を言い放つ。


「…【クリエイトクレイ】そして【アースプレス】」


カインが【魔法】行使すると開いていた穴にモコモコと土が生まれ、穴から零れ落ちそうなくらい土出てくる。そして生まれた土が少し淡く光ったと思うと次の瞬間には穴など何もなかったかのようにきれいに塞がれていた。


「うん、大丈夫そうだね。念のため【アースソナー】…よしよしこれ以上先に被害はなさそう。戻ろうか?」


「「「はいっ」」」


カイン達はゆっくりと談笑をしながらトンネルの出口に向かった、トンネルの出口では心配そうな表情で隊長がカイン達の帰りを待っていた。カインは隊長ににこやかに微笑み伝える。


「トンネルの内部の被害はほとんどなく、少し穴が開いている部分があったけど修復しました。流石ページ卿が使われた【魔道具】は凄いですね、あの位の爆発ではビクともしないようです。問題なく明日の朝から使えますよ」


カインの言葉を聞いて隊長は安堵したのかその場で再度片膝を付き大きな声で「ありがとうございました」と伝えたのだった。そしてカインは入り口広場に作った【アースウォール】を消し宿に戻り就寝したのだった。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

しばらくの間1日2話更新で進んでいきます。

よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ