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アーサーの結婚式。13

何時もお読みいただきありがとうございます。

よろしくお願いいたします。

少し慌てた様子でシールズ辺境伯が数人の共を連れてカインの部屋に入って来た。無事な二人を見てほっとした表情をしていたがすぐに少し不機嫌な表情になる。


「先ほど申しましたばかりで…いや、ここでは止めておきましょう。さぁ、応接室にいらしてください昼食の準備が整いました」


「シールズ辺境伯様。私達は騎士爵位のページ夫妻です、周りの者がびっくりしますのでお間違えの無い様に」


シールズ辺境伯はトロンの指摘に一瞬表情をしかめた後「承知しました」と返事をして移動を促した。トロンとシャーリーはカインに「「またあとで」」と言ってカインの部屋から出て行くのだった。カイン達は扉が閉まるまで見送り、扉が閉まると全員で大きなため息を吐くのだった。


ベンジャミンとカインは一言も話さずソファーに座り、ララが香茶をいれるのを静かに待っていた。ララが淹れてくれた香茶を一口飲み漸くカインが口を開いた。


「ベン兄さま?なぜ、王太子妃様までアーサー兄さまの結婚式に出る事になっているのですかっ!トーラリオン王太子様だけでも大問題なのにっ!」


「私だって今朝知ったのだっ!先日までトーラリオン王太子だけと私も聞いていた、今朝になって出発時間が早まったと言われ王城に行ってみるとシャーリー王太子妃が笑顔でいらっしゃったんだ。私ごときがお断りできる訳ないだろう?」


カインは自分が言っている事が言いがかりだという事に気付き「ごめんなさい」と謝るのだった。ベンジャミンもカインに向かって少し強く言いすぎたと思い「大丈夫だ」と言いながら頭を撫で出て許した。その後、ベンジャミンとカインは王太子夫婦の事で話し合ったが自分達で対処できる問題では無いと結論付けて対応はシールズ辺境伯とルークにゆだねる事で意見を合わせたのだった。


カインはラインハルト伯爵夫妻とマギーが気の毒でしょうがなくなり、結婚式を出来る限り楽しんでもらえるように頑張ろうと決意するのだった。しばらくするとカイン達の昼食も準備が出来たとメイドが呼びに来てもう一つある食堂に案内された。


食堂にはトロンの護衛隊長のラミネスとバルビッシュとガーディが歓談しながら昼食を食べていた。メイドから「申し訳ございませんが、本日は護衛の方々と同席になります」と食堂の入口で告げられて、ベンジャミンとカインは上座の方に案内された。


食堂に入って来たカインにラミネスが気づき、その場で立ち上がり一礼をする。カインも慌てて礼を返した。通常主人でもないカインに、ラミネスが礼をする必要はないが、ラミネスの実直さからくる行動だろう。


ベンジャミンとカインが座ると直ぐに昼食が運ばれてきた、今日はレインボートラウトのフライサンドウィッチと野菜のスープだった。別のお皿にタルタルソースがこんもりと盛られて”ご自由に”のスタイルだった。


ベンジャミンとカインは先程の気疲れからかお腹が程よく空いていたため、途中で止まることなく食べきり、野菜のスープまで全部飲み切って手を合わせて「ごちそうさまでした」と言って昼食を終えた。


「ベン兄さま?今日はサンローゼ家にお泊りですか?それともそのままポートトレビスへ?」


「今夜はサンローゼ家に滞在の予定だ、シャーリー王太子妃が来ることをまだ知らない母上に負担がかかってしまうが致し方無いだろう。聡明な母上だから問題なく対応するだろうが、ロイド料理長が対応できるか?」


「ああっ、それなら大丈夫だと思いますよ。今夜は”カレー”にしましたから数人増えたくらい問題ないです。まあ多少…お代わりが制限されて文句が出るかもしれませんが王太子妃をお迎え出来る事を考えれば大丈夫ですよ」


カインの力強い言葉にベンジャミンはホッと胸を撫でおろすのであった。この時ベンジャミンには”カレー”がどの様な料理なのか全く想像が出来ていないがカインが作り出した新しい料理だろうと思いペシュケが喜んでくれると良いなと思ったのだった。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

しばらくの間1日2話更新で進んでいきます。

よろしくお願いいたします。

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― 新着の感想 ―
相変わらず誤字脱字が多くて読みづらいです。
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