77.ドラゴンと声
ドラゴンに傷を作った人物は、パナギアを回収して俺のところに来た
「久しぶり、ソフォス、パナギア」
黒いドレスアーマーを装備した女性プレイヤーが俺たちに挨拶してきた
「久しぶりだな。ドロフォノス」
「久しぶり~」
ドロフォノス。俺たちのOOでのギルドメンバーの最後の一人だ。基本はパナギアと同じ近接型だ。というか、俺たちはなぜか男子が後衛、女子が前衛なんだよな。なかなかないギルドだったな。ポリティスはドロフォノスを見て
「やっと来たんか」
「ポリティスは黙って攻撃」
「なんで、ワイだけこんなに手厳しいんや」
そうこう言いながらもポリティスは攻撃を続けている。あいつは確かドロフォノスとすでにあってるんだよな。確か昔、現実でも知り合いだって行ってたな
「私も参加するから一気に畳みかけよう」
「そうだね」
俺たちは、ドロフォノスを加えて攻撃を再開した。ドラゴンのHPはどんどんと減っていく。攻撃速度も目に見えて遅くなってきた
しかし、HPが残り少しになったときに、それは起こった
ドラゴンから声が聞こえてきた
『私は。。。まだ。。。終わらない。。。主の。。。計画の。。。ために』
司祭の声だ。食われて死んだんじゃ。ドラゴンからどんどんとオーラがあふれてきて武器のような形になり始めた。これは剣か?
「ソフォス、なかなかにやばいことになっとんで」
「そうだな。とりあえず、攻撃を続けるぞ」
俺たちは、攻撃を始めたがドラゴンのHPは減っているがさっきよりだいぶ減るのが遅くなった。オーラが体の周りで鎧のようになって守っているのか?めんどいな。また、ドラゴンの中から声が聞こえてきた
『キサマらさえイナければ。しゅノけいかくハせいこうしたノニ』
話す言葉がなんか。片言になってるけど何が起こってるんだ?
『ワタシはアキラメぬ。シュのためにシコウの魂ヲヨウイせねば。ソノため二なんとしてモッとオオクのタマシイィをよこセェェェェェェェ』
そう言って、ドラゴンが行動を開始した。一歩進ごとに地面が抉れていく。俺たちも不要に近づけない
「どうするんや?」
「遠距離しかないだろ。ポリティス矢は?」
「まだあるけど。やりすぎると切れるな」
「それなら、俺が魔法を使ってみるか」
俺が試しに光球を打ち込んでみた。ドラゴンというか司祭?いうならドラゴン司祭は剣で防ごうとしないでなぜか避けようとした。光球は普通にダメージを与えた。さっきよりもダメージ量が増えてる気がするな
「防御力が下がっとるな」
「そういうことか」
俺は、光球を乱れうちにすることにした。光球はすべてドラゴン司祭に当たった。そして、普通にHPが0になった
「あっけなかったな」
「最後。ソフォスが一方的に攻撃してただけだったしね」
「たぶん、あのオーラがステータスを押し上げてた」
「せえやな。ドロフォノスの言う通りやろうな」
ドラゴン司祭は倒れてもなかなか消えない。これは、とどめを刺す必要があるんだろうか?
『わ。。た。。し。。は。。死。。な。。ぬ。。。主。。に。。も。。う。。し。。。』
ドラゴン司祭から声がしてきた。その時、ドラゴン司祭の上にオーラと同じ色の魔法陣ができてそこから黒い槍が不思議な声とともにドラゴン司祭に落とされた
「今回は僕の負けだ。君はよくやってくれた。だから、最後に糧となってね」
『あぁっぁぁぁ。。主よ』
ドラゴン司祭は跡形もなく消えた。それと同時に魔法陣も消え始めた
「今回は負けたけど、次は絶対に勝って見せる。僕の世界を取り戻すために。だから、僕は君たちに容赦しなよ、適合者達」
「それは、どういう…」
俺が質問しようとした瞬間、魔法陣はきれいに消え去った。いったい何だったんだ
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