74.緊急事態
プレイヤーたちが草原に設置された小さな台の前に集まってきている。というかいつの間にかこんな台ができているところはゲームだな。それはそうと、なんか俺たち以外のプレイヤーが持っている護符がなんか光ってる気がするな
「ご主人様なんか護符から禍々しいオーラが出てるんだけど」
「そうだな。というよりはなんとなくプレイヤーが疲れてる感じがするな」
俺とガブリエルの会話を聞いていたカリンカさんが
「それは、皆さんは別の場所の敵を倒していたようですが、ここにいるプレイヤー達は草原に出てくるモンスターというリソースの奪い合いをしていましたからね」
「そうなんですか」
「例えパーティーメンバーでもフレンドリーファイアはありますから、集中力もとい精神力を使いますから」
「俺たちは、基本的に一人一人で戦ってたからか…」
「そうでしょ。私とガブリエルちゃんが一緒に戦ってるときはかなり注意していたよ」
「そうだよ。私の魔法が当たらないようにね」
「そうだな。カリンカさん」
「なんですか?」
「護符の効果って使いましたか?」
「私は使いましたよ。他のプレイヤーからの流れ魔法が来て、それに当たってしまいましたから。ここにいるプレイヤーはほとんど護符の効果を使ってるんじゃないでしょうか?」
「そうですか…なら…」
ちょうどその時、台の上にクエストの開始前に挨拶をした司祭とシスターが現れて、シスターが最初に話始めた
「皆様、お疲れ様でした。神より『モンスターが討伐された』と信託がありました。今回の功労者に司祭より報酬の授与があります」
シスターが後ろに引こうとしたが、司祭が出て来る時にそのままでいいと言うようなジャスチャーをしてから話始めた。何故か最初の時は持って居なかった杖を持っている
「皆様今回は誠にありがとうございました。我らが主も大変お喜びでしょう。本当にありがとうございました。街に住むもの皆が感謝しているでしょう。皆様と巡り合わせて下さった主と今回倒された尊い魂に感謝を……」
なんか今違和感が
「では、皆様の護符を我が主に捧げます」
司祭がそう言った瞬間
「うっ」
「なんだ!?」
「体から力が」
プレイヤーがどんどんと倒れて行った。俺達の近くにいたヤンスカやカリンカさんも倒れている。カリンカさんにパナギア駆け寄った
「大丈夫ですか?」
「なぜだか体に力が入らないの。ステータスでは何故かHPが減って行ってるし」
どういうことだ?そう思って俺が台の上を見ると、司祭が持っている杖の先端の宝石がが禍々しい色で輝いている。プレイヤーが装備している護符から同じように禍々しい色の線が宝石に伸びている。俺たち以外のプレイヤーは全員倒れている。司祭はこちらを見て
「何故にあなた方が倒れないか分かりませんが問題ありません。これで我が主の復活のための犠牲となって頂きましょう
我が力をもって我が主よ 隣のものを生け贄と旅人より集めし魂を捧ぐ この地に汝が眷属をもたらさん」
司祭の頭上に魔法陣が浮かび上がりそれがシスターの上に移動した
「あかん。あの魔法陣を止めな」
ポリティスが叫んだ
「どういうことだ?」
「あの魔法陣は何かを召喚するものというのは分かるがそれ以外が全くわからんようになっとる」
「急いで止めないと。だんだんと光が強くなってるし」
「ラミエル、あのシスターに結界を張れるか?」
「ご主人様、さすがに無理です。魔法陣の効果で妨害されます」
「そうか、なら破壊するしかないか。ポリティスはここから遠距離で援護。ガブリエルとラミエル、パナギアは俺と破壊に行くぞ」
「「「「了解」」」」
俺達は台に向かって走り出した
次回の投稿は2/11 17時です
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