71.クエスト開始
クエストの開始時間になった。しばらくして前方の方が騒がしくなってきた
「すげー量のモンスターが来てるぞ」
「素材落とすか?」
「それはさすがにないだろ」
「戦闘準備!」
などの声が聞こえて来ると俺達の周りのプレイヤーも戦闘体勢に入った。俺たちは今現在、プレイヤーの手段の前方よりやや後ろの方にいる。さてと、集団戦闘系のクエストだとだいたい最初は前から来るんだよな。そんなことを考えているとラミエルが
「ご主人様、側面からの攻撃があるかもしれません」
「そうだな。その可能性があるだろうけど…なんでそんなこと知ってるんだ?」
「少し前に、ご主人様が来ていない時にアレス様が来て教えてくれました」
「アレス?ギリシャ神話の神やな。なんでそんな奴が?」
「どうやら、ご主人様の戦い方が面白いから加護をやろうと思って来たけど居なかったって感じです。それで、私が最初に会ったので話していたら、色々と教えてくれました」
「なるほど、良い奴そうだな」
「その後、アルテミス様に『何ぜ仕事をサボってるんだ』と連れて行かれましたけど」
「男神は大変そうだな」
「せやな」
「なんの話してるの?」
「パナギアには関係ないぞ」
「教えてくれたっていいじゃない」
「世の中、男はツラいって話や」
「それなら、いいけど…それで、他のプレイヤーはほとんど戦いに行ったけど、私達は?」
「側面からの攻撃に備えて、今は正面の草原で戦闘になってるから森から敵が出てこないか見ておかないと」
「そうだね、じゃ移動しよう」
俺達は、他のプレイヤーが前に注目していうちに森の方へ移動を開始した。俺達は森の前に陣取ってモンスターが出てくるのを待つことにした。そして移動している間、クエストウィンドウに今までこのクエストで倒したモンスターの討伐数ランキングがパーティー名で表示されていた
「私たちランキング圏外だね」
「そら、1回も戦闘しておらへんしな」
「それにしても、1個パーティー辺りの倒しているモンスターの量が少ない気がするな」
「そうだね、まだ100体ぐらいしか倒してないし」
「そらな、20パーティーも参加しとるとソースの取り合いやな」
「さてと、俺達もランキングに参加出来そうだ」
俺達の眼の前で森からどんどんモンスターが出てきた。オオカミやハチ、ゴブリンも出てきてるな
「多いな。これが側面から攻撃してきとったらキツいな」
「そうだね~。でも、倒しがいがあるね」
「俺達は護符を使ってないからな。死なない程度にやるぞ」
「「「「おぉー」」」」
「最初はワイに任せろ」
そう言ってポリティスは1本矢を弓に番えた。ポリティスが背負っている矢筒の矢も光っている
「行くで、流れ矢」
その瞬間、矢筒の矢を含めて全ての矢がモンスターの群れに向かって飛んで行った。矢の1本1本がモンスターに1本づつ刺さって倒している
「さっすが。昔と同じく弓を使ってるんだね」
「そうやな。何せ、最初の方は商売なんて出来ないから、神さん達に貰ったこの弓を使って、ドロフォノスと一緒にモンスター狩りしとったからな」
「そうだな。話してるうちに次の集団が迫って来てるぞ」
「次は誰が行く?というか、今のでランキングの中盤に入ったね」
「さっきのでも100匹ぐらいいたんか」
「てか、お前1回で100本使ったのか?」
「まさか、ワイのこの弓、名前は『満月の弓』は持ってる矢をさっきの技で打つ時は、4倍になるようになっとるよ。満月とか名前付いとるから、縁起も良いしな」
「どこまで行っても商人だな。さてと、今回は俺が戦いますか」
「そんな、呑気に話してたけどすぐ後場に来てるよ」
「大丈夫だ。水の壁3倍」
俺が魔法を使えば大きな水の壁がモンスターを飲み込んだ
「ほんとに1番ソフォスがチートだよね」
「激しく同意するは」
「お前らな……」
それをお前らが言えることではないだろ
「ご主人様次の来てるよ。しかも、オークが混ざってるよ」
「オークか。このゲームも王道を行くな」
「それなら、私が行く」
「大丈夫か?」
「もちろん。私の剣のサビにしてくるよ。ガブリエルちゃん行くよ」
「はーい」
そう言って、パナギアとガブリエルはモンスターの集団に突っ込んで行った
「スゲーな」
「ソフォス。いつの間にか、ランキングで3位になってるで」
「ほんとだ」
俺達は、少女とウサギが敵をちぎっては投げちぎっては投げを繰り返しているのを見ていた
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