6.チュートリアルは唐突に
今日は4時にもう1話投稿します
冒険がはじまる?
転送直後にこれはきついな。どうっすかな
「なんですか?なんでこんな所にいるんですか?」
「いやーね。お前ログインする時になんかアイテム貰わなかったか?」
「いや、貰ってないですよ」
これが『AK』か?
「まあいい。兄ちゃん、ちょっとここの外で話そうや」
そう言いながら男は俺を神殿の外まで連れていった。マップを見るとどうやら最初の村の反対側らしい。そしてここには男が3人いる。これは完全にカツアゲだな。最初の男…面倒だから大剣使いでいいや。大剣使いの後ろのやつは右のやつが短剣、左のやつがたぶん魔法使いだな。短剣使いと魔法使いはニヤニヤと気持ち悪く笑っている
「もっかい聞くぞ。兄ちゃんは本当にアイテムを貰ってないな」
「えぇ、貰ってませんよ」
「そうか……じゃあ俺達と勝負してくれよ。そんで死んだら分かるからよ」
「いやいや、死んだら意味ないでしょ」
「いいんだよ。プレイヤーを他のプレイヤーが殺すとな持ってるアイテムと所持金の半分が倒したやつに行くんだよ」
「大人しく俺達と戦うっす」
「そうだそうだ。戦わないなんてなんか本当は持ってるんだろ」
いやいやこっちは、チュートリアルも受けてないんだぞ
/チュートリアルを開始します\
このタイミングで!?
/戦闘用チュートリアルを開始しますがよろしいですか?\
「あっ、はい」
「おっ、俺達との戦闘を受け入れるんだな。よしお前らのどっちかでいいだろ」
「いや、これは違くて。チュートリアルが……」
「じゃ、俺っちが行きますよ兄貴」
「頼んだべック。てなわけでお前も準備してくれや。5分後にスタートだ」
「いやいや、待ってください」
「取り消しは出来んからな」
くそっどうすりゃいいんだ
/ソフォスさん。チュートリアルも開始します。大丈夫です。私が手助け致します。こちらへの回答は考えるだけで大丈夫です\
どういうことだ?
/私は普段アナウンスだけをしますが、アテナ様の加護を持った方のお手伝いをしています\
そういうことか。ありがたい
/いえいえ、取り敢えず自己紹介を。私はアテナ様によって作られたこの世界用のアシスタントAI『ソフィア』です。では、時間が無いのでチュートリアルを始めます\
わかった。でどうすればいい?
/取り敢えず、あの3人を【鑑定】してみて下さい\
了解
そしてアイツらを【鑑定】した結果が
大剣使いが
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アニック LV.ⅩⅠ
HP:210/210
MP:25/25
その他の情報は取得出来ませんでした
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短剣使いが
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ベック LV.Ⅸ
HP:190/190
MP:23/23
その他の情報は取得出来ませんでした
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魔法使いが
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コック LV.Ⅸ
HP:185/185
MP:27/27
その他の情報は取得出来ませんでした
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レベル差がありすぎる
/大丈夫と思います。戦うのはベックですし、こちら魔法を使えるので何とかなるかと\
取り急ぎ魔法の使い方を教えてくれ
/はい。このゲームにおいて魔法は簡略化されていて技名を唱えるだけで発動します。魔法の発動場所はその魔法を使ったプレイヤーの思い描いていた位置の近くになります\
なんで近くなんだ?任意の位置に正確には行かないのか?
/それは魔法操作が出来ないからです。何回かのうち1回は任意の場所に当たるかも知れませんが……ただし【魔法操作】のスキルを持っている場合はその限りではありません。確実ではありませんが2部の1の確率まで上がります\
それはいいな。しかし、俺は勝つためには魔法の威力が足りないんじゃないか?
/大丈夫です。そのための『神女王の王笏』です。これなら初級魔法でも威力が上がります\
そうか!そんな効果も着いてたな
/今は3倍までしか出ませんがソフォスさんのレベルが上がればさらに強くなります。まあ、傍から見ればただの最初の杖ですけど\
持っててもそうにしか見えないな……でも、どうするかMPが20しかないからな
/球系は1、壁系は2消費します。たぶん火球の3倍で一気に半分ぐらいのHPは削れると思いますよ\
「準備出来たか?兄ちゃん」
もう5分たったのか
/大丈夫です。何とかなります\
よしじゃあ、いっちょ頑張りますか
「えぇ、大丈夫ですよ」
「OKOKじゃ、始めようや」
次回は戦闘