55.笑顔
俺が『ルルディ』を出たところで出会ったのは
「リノンさん」
「お久しぶりですね」
ほんと久しぶりに会ったな
「どうしたんですか?」
「友人と一緒に『ルルディ』に来たんですけど、3女神に追い出されたんですよ」
「なら、店に来ますか?」
「いいんですか?」
「少しうちの店で時間を潰していかれたらいいでしょう。今はきっと戻れないでしょうから」
「そうですね。お願いします」
俺はリノンさんの店まで行った
「ソフォスさんと会った後に新しくお守りを仕入れたんですよ。かなり効果がいいんですよ。これです」
「なるほど」
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アステリ・メダヨン〔装飾品:ペンダント〕
等級:希少級
素材:レイモーン・ゴーレムのコア
説明:レイモーン・ゴーレムのコアで作られたハート型のペンダント
効果:物理防御+5、魔法防御+15、素早さ+10
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「この、レイモーン・ゴーレムってなんですか?」
「レイモーン・ゴーレムは最近まで通れなっか道が通れるようになってその道で出てくるモンスターだそうです。そこに行った旅人さんは、まだ居ないようで我々でも手前の方にしか行けてないんですよ」
「そうなんですか…」
行って見るか。楽しそうだし
「ところで、このペンダント買いませんか?」
「うーん、自分で着けるにはな」
「プレゼントとかにどうですか?」
パナギアに買うか。なんか俺が泣かせたみたいだし。なんで、俺のせいなんだろうか?わからん
「買います」
「ありがとうございます。買って下さるお礼にゴーレムの場所の情報いりますか?」
「欲しいです」
「ゴーレム達が出現するところでは、少し魔法が使いにくくなっているようです。あと、ゴーレムは本体からコアを取り出さないと倒せません」
「ふむふむ」
「コアを外さないと再生を繰り返します。ちなみにゴーレムのコアを外した後の体も素材になりますよ」
「ほんとですか」
「はい。剣など武器の素材になるようなので『メッタレイア』に持って行ってあげてください」
「わかりました。そう言えばこんなアイテムありますか」
俺は、はちみつ飴を取り出した
「これは、見たことがないですね。このアイテムはソフォスさんが作ったんですか?」
「一応そうです」
「これは店売りにしない方がいいですね。ソフォスさん効果見ましたか?」
「見てないですけど」
「これにはHP自動回復効果があるようです」
「そんな効果が」
気づかなかった
「これは、ほかのプレイヤーに渡さない方が良いかと思います。これだけで一騒動怒りそうです。舐めてる間はHPが毎秒3ずつ回復するようですし」
「気をつけます」
「さらに『ルルディ』で花か種を買いましたか?」
「種を買って育てましたけど」
「もし花があるなら、この飴を作る時に花びらを少し入れてみてください。すると効果が変わると思います」
「なんで分かるんですか?」
「ポーションでも同じことが起こると聞いたことがあるので」
「やってみます」
優しさ入りのポーションみたいな感じか
「さて、もう行っても大丈夫なんじゃないんですか?これ、ペンダントです。包装しておきました」
「ありがとうございます」
俺はリノンさんが紙袋を受け取った
「また、来て下さしね」
「わかりました」
俺は店を出て『ルルディ』に向かった
俺が『ルルディ』に入ると
「おかえりソフォス」
そう言いながらパナギアが俺の近くに来て
「ご飯にする?お風呂にする?それとも…
わ・た・し?」
その時、パナギアの顔が可愛くてドキッとした。リアルもこんな感じなんだろうか?何となく誰かに似ている気がする
「ねえねえ、ソフォス聞いてる?」
「そのネタをやりたかったのか?」
「そうだよ。どうだった。ドキッとした?」
「したよ」
「してくれたんだ。ふふっ」
なんか悔しかたので
「いひゃいいひゃい」
パナギアのほっぺを伸ばしてみた。離すと
「何すんのよ」
「なんとなくだよ」
「2人ともなにやってんのよ?」
「かわいいじゃれ合いですね」
「そうだな。ところでソフォスその持ってる紙袋はなんだ?」
「あぁこれは、パナギアに」
俺はパナギアに紙袋を渡した
「何これ?ペンダントだ。か、かわいい。ありがとう」
「どういたしまして」
「着けてみてもいい?」
「どうぞ」
パナギアは鼻歌を歌いながらペンダントを着けた
「どうかな?」
「似合ってる似合ってる」
「可愛いですね」
「そうだな。ソフォスもなんか言ったらどうだ」
「反応がないですね。おーい」
「はっ」
「気がついた」
「かわいい」
パナギアに見とれていた
「うれしい。ありがとう」
そう言いながらパナギアは花が咲くような笑顔で笑った
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次回の投稿は12/11 16時です




