53.ルルディ
俺たちは歩いて『ルルディ』の前まで来た
「わー、きれいな花がいっぱい」
「なんか。前に来た時よりも花が増えてるような気がするな」
「ここに、ほんとにいるの?神様たち」
「絶対に来てると思う」
「神に誓って?」
「神に会いに来てるけど神に誓って」
「じゃ負けたらなんかおごってね。私は負けても何もおごらないけど」
「なんでだよ」
「初めてすぐのプレイヤーにおごっれって言うの?」
パナギアは少し怒ったような顔をしている。ここは引くべきだな
「わかったよ」
「やった」
大体、妹もあんな顔をした後になんか言うと、すねるからな。撤退あるのみ
「さて、入るか」
「OK」
「すみません。トゥリアンダさんいますか?」
そう声をかけると
「はいよ。あー、ソフォスか。どうだい?花は」
「きれいな花を咲かせていますよ」
「そりゃよかった。また買っていくかい?新しい種が手に入ったけれど。それと、その後ろの子は誰だい?彼女?」
「私はソフォスの…」
「彼女はパナギアで、昔のギルドメンバーです。彼女じゃありませんよ。あと、種買います」
「そうかい。私はトゥリアンダよ。よろしくね」
「よろしく…お願い…します」
「よろしくね。さて、種を用意してくるよ。ソフォスその間にその子をなぐさめなよ」
「え?」
パナギアがなぜか体育座りになって、膝に顔を埋めている
「パナギア、どうしたんだよ?」
「ソフォスとは話しません」
そう言ってそっぽを向いてしまった。どうするか?俺が悩んでいると
「女心が分かってないのよ」
「さっきのはないな」
「ないですね」
「いつの間に……」
3女神がいつの間にか後ろに来ていた
「トゥリアンダから聞いて奥の部屋からこっちに来たのよ。それで、パナギア?」
「ア、アフロディーテぇぇーー。ソフォスがソフォスが」
「はいはい。悲しかったね」
パナギアがアフロディーテの胸元に飛び込んで行った。アフロディーテがパナギアの頭を撫でている
「というわけで、ソフォス何かない?」
「どういうわけで?」
「女の子が泣いているのになんか食べ物ないの?美味しいものがあればいいのにな〜」
「んなこと言われたって…あっそういやこれがあったな」
俺ははちみつ飴を取り出した
「これはどうだ?」
「パナギア、パナギア」
「何?アフロディーテ」
「ソフォスが飴くれたよ」
「ありがとう……何これ!この飴めちゃくちゃ美味しい」
「ソフォス。私たちも貰っていい?」
「いいよ」
「「「やったー」」」
3女神が喜んでいる
「さっき見てた時に美味しそうだったんだよね」
「うむ、美味しいな」
「そうですね。本を落としたヘスティアに感謝しないと」
「あの本やっぱり神の落とし物かよ」
「ソフォス、なんかあったの?」
「いや前に空から本が降ってきたんだよ」
「原因はヘスティアが転けた拍子に本が覗き見の泉に入って、その時覗き見していたソフォスの所に落ちたわけ」
「なるほどわかった」
「今ので?」
「うん。ソフォスが神様から人気ってことが」
「いや違うだろ」
「あながち間違いではないぞ。数日でレベルが30近く上がるなんてな我々の中でも驚きに包まれてる」
アルテミスがそう言うと
「やっぱりソフォスは変わらない」
そう言いながらパナギアは笑った
次回の投稿は12/8 13時です
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