50.親方、森の中に…
「ここまで戻るにも大変だったな」
「あんなにギャラリーがおったらしゃあないやろ。それにしてもめちゃめちゃ人気だったな」
「ご主人様モテモテ」
「いやだよ。あんなモテ方。それで、この後何をする?」
「わいはこの辺りを散策しようかな?」
「それなら、私が案内しますよ。どうぞ」
ポリティスとムネーメーが部屋から出て行った
「さてと、俺はポーションを作るか」
「応援してるよ」
俺は三十分かけてポーションを1000本作った。そんなに疲れなくなったな。そもそも、ゲームで疲れるってどういう状態なんだろう
「めちゃくちゃ作ったな」
「ムネーメーが瓶をたくさん作ってくれてたからな」
「まだまだ、ありますよ」
「これ以上作られたらたまらんな。市場価格が下がってまう。それにしてもはちみつの使い道はないんやろか」
「製作メニューに特には載ってないんだよな」
「これに載ってるんじゃないんですか?」
「『赤ちゃんでもわかる薬物の作り方』か。これなら載ってそうやな」
「見てみよう」
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はちみつを使ったレシピ一覧
1.はちみつ飴
2.はちみつレモン
3.優しさ入りポーション
4.はちみつパン
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「食いもんばっかりだな」
「優しさ入りポーションはこんな所に書いてあったんか。これなら直ぐにこの大量のはちみつ使えそうやな」
「兄さんなんか隅っこに書いてある」
「?なんだ」
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はちみつは中毒などがあるので【調理】または【調薬】のスキルを持った者のみ取り扱える
ほかの者が使った場合は毒になり、使っている間常に猛毒の効果を受ける
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「効果がえぐい」
「間違っても自分で使わないでおかな」
「飴でも作って見るか」
「頼むわ。というか【調薬】で作れんのか?」
「出来るみたいだな。というか【調理】ではダメらしい」
「薬の判定なんやろか?」
「さあな。とりまやってみるわ」
〜5分後〜
「取り敢えず……これで出来た」
「綺麗に丸い飴やな」
「ノトスヒゥーリア・メリサの蜜を使って見たけど、食べてみるか」
「ヤッター」
「私達は食べていいんだろうか?」
「ラミエルとガブリエルは普通のうさぎじゃないからいいんじゃないかな?」
「「「「「「いただきます」」」」」」
口の中に入れた飴は優しい甘さで、口の中で転がしている内にだんだんと溶けていった
「美味しいですね」
「これいいな。売れそう」
「他のはちみつでも作ってみるか」
〜15分後〜
「デュシスヒゥーリア・メリサの蜜とアナトリヒゥーリア・メリサの蜜とボレアースヒゥーリア・メリサの蜜の飴できた」
「なんか並べてみると色が少し違うな。【鑑定】の結果も違うし」
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メリ・カラメラ(ノトス)
等級:不明
説明:ノトスヒゥーリア・メリサの蜜から作られた飴
メリ・カラメラ(デュシス)
等級:不明
説明:デュシスヒゥーリア・メリサの蜜から作られた飴
メリ・カラメラ(アナトリ)
等級:不明
説明:アナトリヒゥーリア・メリサの蜜から作られた飴
メリ・カラメラ(ノトス)
等級:不明
説明:ノトスヒゥーリア・メリサの蜜から作られた飴
メリ・カラメラ(ボレアース)
等級:不明
説明:ボレアースヒゥーリア・メリサの蜜から作られた飴
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「味もはちみつの味に依存してるな」
「そうですね」
「兄さんもっと食べたい」
「ご主人様。私も」
「わかった。作るよ。ポリティス、はちみつ要らないならくれ」
「OKOK。要らんからやるわ。その代わりわいにも作ってくれや」
「了解。はちみつひとつから飴が18個作れるから割と効率いいな」
4人と2匹で話していると
/このシークレットエリア神々の隠れ家に正規のルート以外の方法で侵入したプレイヤーがいます。そして気絶していますがどうしますか?ソフォスさんポリティスさん\
「ソフィアか?」
/はい。お久しぶりです\
「どういうことだ?正規のルートって?」
/ソフォスさんが来たルートが正規のルートです\
「なるほど。そいつはここにどうやって入ったんや」
「そうだな」
/どうやら。初めてログインして神殿を出たところでプレイヤー狩りに襲われたようです。その時に森まで逃げて、ここに入り込んだようです。森の中にあるここへ隠し通路を運よく見つけたようで\
「追って来てたやつらは?」
/彼らはプレイヤーを見失ったようで戻って行きました。今、私の権限で屋敷の前の道のところに移動させました。助けるならどうぞ\
「とりあえず、助けに行くか」
「そうやな」
「ベットを用意しておきますね」
「わかった。頼む」
俺とポリティスは屋敷の前に行くと一人のプレイヤーが倒れていた。ドレスアーマーを来ていが、そのの背中が焦げて、ところどころ穴が空いていた
「こいつ、女性プレイヤーか。とりあえず優しく連れて行こう」
俺はお姫様抱っこのような感じで彼女を持ち上げた。起きてないからいいだろう
「そうみたいやな。とりあえず寝かしてやろうや。HP回復ポーションは………」
「回復」
「要らへんな」
俺たちは屋敷の空いている部屋に彼女を寝かせた
「ムネーメーありがとう」
「いえいえ」
「彼女も大変な思いをしたんだろうな。俺もプレイヤー狩りにあったし」
「そうやな。普通そういうのにあって戦おうとは思わんな。それはこいつもそうやったんやろ」
「そうだな」
「そして、こいつは最後のやつやな」
「最後?」
「わいらのこの世界に来ていなかった最後のギルドメンバー」
「ドロフォノスはこんな格好しないか」
「あいつはわいと同時期に始めとるし、あったこともあるわ。今、山籠りしとるよ」
「ということは【鑑定】
パナギア………」
俺とポリティスは目の前の彼女を見ていた
寝ているパナギアの顔はどことなく苦しそうだ
50話になりました
いつも読んで下さりありがとうございます
次回の投稿は11/27 16時です




