5.ゲーム内は思いの外荒れているようです
説明回ラスト!!!
「取り敢えずアバターはこれでいいや」
「いいねいいね、はい鏡。いやPCゲームのアバターを人に合わせるとやっぱりいいな~」
「そうかな?」
今目の前にある鏡に映っているのは『オーディナル・オンライン』で俺が使っていた『ソフォス』のアバターと瓜二つだ。
群青色の髪、ダイヤモンドのように透き通った目、体格は現実と大差はない、いや体格はこっちの方が少ししっかりしてるか?顔は現実とは違って少し爽やかにデフォルメされてるな
「いやいやアバターを現実の体格に近くすると狂ったりするから、上手くいってよかったよかった」
「ただ服がさっきまでと変わってないから顔と会ってないな…この顔でシャツとジーンズは変だな」
「じゃあ服はこっちから支給するから変えてみて」
「了解」
/装備が変更されました\
「あっ久しぶりにアナウンス聞いた」
「本来アナウンスが説明することを僕がしてるからね」
「てかこの冒険者の服はいいけどこのローブも初期配布なの?」
「うん、魔法系スキルを撮った人には配布されるよ」
「説明欄ふざけすぎじゃないか?」
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普通のローブ〔服〕
ランク:標準
説明:なし
備考:普通過ぎて説明することが出来ない
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「そうかな?だって普通だし、それはそうとそろそろゲームに行きたいだろうから真面目に説明します 」
「はやくしたいしよろしく」
「うん。
今この世界はある問題が起きてるんだ。それは最初に運営がレアアイテムを一気に配布したせいでゲーム内が荒れてるんだ」
「どんなアイテムを配布したんだ?」
「碧くんはこのゲームのタイトルの『A&A Would』の2つの『A』の意味わかる?」
「いやわからないな」
「この2つは1つは『人工』を意味する『Artificial』、もう1つは『遺物や神授』の『Artifact』っていう意味があるんだけど…」
「なるほど運営がアーティファクトを最初に配布したのか」
「理解がはやくて助かるよ。そうなんだ、しかも初期生産分を使ってログインしてきたプレイヤーにランダムで与えたのも問題を大きくしたんだ」
「あれでも、お前らがこの世界を管理してるんじゃないのか?」
「実はね…最初は僕らだけでこのゲームを運営するはずだったのに急に『X』と名乗るやつに管理権限を一時的にほとんど奪われたんだ」
「なんか安っぽいドラマに出てきそうな悪役の名前だな。で、その間に配布されたのか……」
「そう、その通り。それでなんとかそれに対抗するために僕らオリンポス12神のアーティファクトを渡せる『適合者』探して渡したんだ」
「それは何人いるんだ」
「今は2人だよ。今は権限は1部を覗いて奪い返したからなんとかバランスを戻そうとしてるんだけどなかなか上手くいかなくて」
「この流れからして俺もその『適合者』なんだろ?」
「そうなんだよ。色々とお願いすることになるから心苦しいんだよね。だから君にはこのアーティファクトを授けるよ」
「その前にゲーム内がどうなってるか教えてくれ」
「そうだね先に説明するね。今配布された1種類のアーティファクトを巡って1部のプレイヤーが奪い合いをしてるんだ」
「そんなに効果が凄いアイテムなのか?」
「いやそこまでじゃないよ。効果はクエストの報酬が少し良くなるぐらいなんだよね」
「争うほどの効果では無いな」
「ただそのアーティファクトが数を集める程に他のアーティファクトが手に入りやすくなるって効果が後で分かったんだ」
「それで奪い合ってるのか。じゃあもう他のアーティファクトも出たのか?」
「うん。でもまだ古代の遺物だからあまり効果は、ぱっとしないんだけどやっぱり最初のアーティファクトを持ってると手に入りやすくなってるんだよね。だから2期生産分でも出るんじゃないかと最初にプレイヤーが出る場所で何もしらないプレイヤーに持ってるか聞いたり容赦なくPKをするやつが出てきたりしてるんだよね」
「そりゃ、酷いな」
「まあ極一部のやつなんだけどね。アーティファクトを持ってる人を『Artifacter』って言ってこの現象のことを『Artifacter・Kill』通称『AK』とネットやゲーム内の掲示板では言われているよ」
「『AK』とはまた物騒だな。で俺はどうすればいいんだ?ヘルメス」
「碧くんには冒険して行きながらクエストを全てクリアして欲しい。君ならできるだろ?」
「多分、大丈夫だ」
「よかった。前の2人には3人目が行くまでに色々と手助けできる環境を作ることをお願いしたから。じゃあアーティファクトを渡そう」
「一点物か?」
「そうだよ
(今はね)」
「なんか言ったか?」
「いや、なんでもないよ。では渡すための儀式を始めるよ
我、オリンポス12神にして伝令を司る者なり
汝、ソフォスに神々の女王にして婚姻を司る者の神器を授ける」
/アーティファクトを取得しました\
「さあ見てみて」
「荘厳な感じが一瞬にして崩れ去ったな」
「堅苦しいのはちょっとでいいよ」
「そうだな」
アイテム欄を見ると
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神女王の王笏〔杖〕
ランク:アーティファクト
効果:《魔法強化》装備者が魔法を使用する時に威力を自由に変化させることが出来る(消費MPは変わらない)
《武器偽装》見た目を装備者の指定した武器に変更することができる(ただし偽装もとの武器を装備者が見たことがある場合に限る) 現在:普通の杖
説明:神女王が授けた杖
備考:色々と迷惑をかけて済まないね byヘラ
固有技能:【魔法操作強化】【所有者固定】
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「なんかコメントが書いてある」
「あー、ヘラさん結構気にしてたからかな。こっちの事情に巻き込むから」
「俺は楽しむだけだからな」
「そう言ってくれてありがたいたいよ。あとオリンポス12神の加護も上げとくから時間ある時に確認しておいて」
「わかった」
「ごめんね、長々と説明しちゃって。これからも碧くんがどんなふうに冒険して行くか僕らは見ているから。たまにクエストであったりすると思うよ」
「ほんとにクエストをクリアするだけでいいのか?」
「いいんだ。それで大丈夫。1つ言っておくとゲーム内のNPCを僕らのように普通に人間見たいに話すから、それだけは忘れないで」
「OK」
「じゃあ、この先の君の冒険にオリンポスの加護があるように」
/『始まりの神殿』《アルヒナオス》へ転送を開始します\
その瞬間白い光に包まれて転送が始まったことがわかった
「色々ありがとう。他のやつにも言っといてくれ」
届いたかはわからなかったけれど言った。
さあっ俺の冒険の始まりだ
白い光が消えて前を見ると…
スキンヘッドの男の顔があった
読んで下さりありがとうございます
明日も何話か投稿したいと思います
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