48.決闘前
俺とポリティスが店を見ていると
「ポリティスさん、ポーションを持ってきてくれたのか?」
ローブを羽織った男が声を掛けてきた
「あぁ、持ってきたけど他のところと同量しか売らんで」
「そこを何とか。今の倍の価格でもいいので」
「なんでそこまで、欲しがるんや」
「他のギルドに森の攻略で負けたくないんです。四方の森を全てクリアすると称号が手に入るらしいのですがそれが森でモンスターを狩る時にステータスが強化されるんです。そうすれば、他のギルドより優位に立てますから」
俺も称号手に入れてんのかな?確認確認…………
おぉ!あるぞ
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称号:方位の森の攻略者
説明:北の森、南の森、西の森、東の森、全ての森の中においてステータスに補正がかかる
ステータス補正値:素早さ+10、物理攻撃+10
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「なるほどな。それはいい事かもしれないけど、不公平やな」
「不公平?クエストをクリアすれば手に入る情報なのにですか」
「わいの知っているクエストの中に森の称号に関する情報を提供するものはなかったはずや。なかなか見つけにくいクエストなんやないか?」
「それは、そうですが……他のギルドに勝てませんし」
「わいが前にやってたゲームのギルメンは、クエストの情報をガンガン公開しておったんやけどな〜」
そんな奴いたんだ
「公開するしないは、個人の自由ですよね?」
「そうや、そうなんやけどな。あいつがなんで公開するのか分からんかったから理由を聞いたんや。そうしたらな『え、だってクエストなんて1回しかしないじゃん。だから、公開したって問題ないだろ。それに何度もするクエストは自分の知らない攻略法が出るかもしれないし』って言ってたんやけど」
「それが、なんですか。私達はそんなことは考えませんし、しません」
「そうか、そうなんや。ならわいはポーションの量を増やさんわ。わいはあいつの言葉が好きやからな」
「それとこれとは違うでしょう。こうなったら実力行使に移動しましょうか。攻撃準備」
街中で武器や魔法使えんのかよ。俺は小声で
「おい。街中でもダメージ食らうのか」
「あぁ、減るで。死んだらアイテムも出てまう」
「どうする?」
「どうするかな〜」
なんで俺まで巻き込まれているんだ
「殺れ」
ローブの男の指示でやつのギルドメンバーが動き出した
「「「火球」」」
「水矢」
「おぉ、魔法で魔法を打ち消すか」
俺は水矢で敵が送ってきた火球を打ち消した。すると魔法を打ったやつが
「な、なんだその魔法」
「どうやって魔法を打ち消せるんだ」
「似たようなやつをリーダーが使ってたような」
ローブの男は
「それは水属性レベル2の魔法だろ。しかし、俺以外で魔法のレベルが2になってるやつを聞いたことがないんだが、どういうことかな?」
「いや、俺このゲーム始めて2日だし」
「それでどうなって、そこまで……ポリティスさん。彼はあなたの隠し玉ですか?」
「まさか、昔からの知り合いや。ついでに言うとポーションを作ったのはこいつや」
「生産職系のスキルを持っているんですか?」
「そうだけど」
「あいつに勝ったらまけてやるで」
「わかりました。準備してください」
俺はポリティスに
「えー俺にやらせんのか」
「いいやろ。勝てんやから」
「そうだろうけど……」
「ギャラリーも増えてきてるからなんか面白い方法で勝ったれ」
面白い方法か……いいのがあるな
「わかった。見せてやるよ」
俺とローブの男は『ユユカト』の前で向かい合っている
「なあ、名前教えてくれよ」
「私の名前はヤンスカです。あなたは?」
「俺はソフォスだ」
「ソフォスくんですか。では対決を始めますよ」
「あぁ、いつでもいいぞ」
「では、始めます」
さあ、マジックだ
少し遅れました
次回の投稿は11/20 13時です




