47.産業革命
横列な勢いで空から降って来たものは地面に激突した
「なんだ?本?」
それは可愛らしい表紙の本だった
「『赤ちゃんでもわかる薬物の作り方』ってなんや」
「可愛らしい見た目で書いてあることが怖いな」
「何が書いてあるんでしょう?」
「見てみるか」
本をめくると
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赤ちゃんでもわかる薬物の作り方
目次
1.HP回復ポーションの作り方
2.MP回復ポーションの作り方
3.毒ポーションの作り方
4.解毒ポーションの作り方
5.その他アイテムの作り方
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「MP回復ポーションも作れるんだ」
「そうみたいやな。出回ってないからこれは売れへんわ」
「そうなんだ。そういや、味変ポーションどうする?売るか」
「いやーどうするかな。取り敢えず女性プレイヤーを相手に売ってみるか」
「そうか、ならこれ持って行ってくれ」
「あいよ。オープンインベントリ」
「ほかのアイテムも作れるみたいだけど明日にするか」
「そうなんか。じゃ今日ソフォスが作ったポーションも貰っていくで」
「了解。今日はこのぐらいでログアウトするか」
「そうか、じゃわいは少しポーション売ってくるわ」
「わかった。結果教えてくれ」
「OKOK」
「じゃあな。みんな」
「またね、兄さん」
/ログアウトを開始します\
俺はそのまま寝た
次の日も学校でいつも通り過ごした…………とは言いがたかった。なぜなら、城ヶ崎の隣の席だから男子からの視線に合わせて今日は女子の視線も加わってかなり大変だった。それになぜか隣を見た時に城ヶ崎と目が会うことが多かった。昼飯の時に聞いてみると
「あっ、あれは外の景色を見ていたので。はいそれだけです」
急に質問したからびっくりさせてしまったようだ。その後、優人と優香に目が合ったことを話してみると
「はー、可愛そうだ。本当に可愛そうだ。後でアドバイスしとかないと」
「ん、本当に碧は鈍い。鈍すぎる」
なんなんだろう。なんか気づいて何んだろうか?
その日の夜もログインして、スキルを確認していると
「ソフォス!!!!やばいで」
そう言いながらポリティスがログインしてきた
「何があったんだポリティス?そんなに慌てて」
「ポーションが売れすぎて足りひん。もっと欲しいんやけど」
「なんで一気に売ったんだよ」
「一気に売ってないわ。NPCの店の5割増の値段で売ったのに効果が高かったから大型ギルドが買い占めてきた。それで買う量を制限したら手に入れた素材を売らないって言ってきたんや。もみくちゃにされたから、昨日ここに戻ってきてログアウトしたんや」
「わかった。取り敢えず作ろう。何本いるんだ?」
「300本作ってくれ」
「了解だ。俺の進化した力を見せてやる」
「????」
俺のスキル【調薬】の派生技〔工場制手工業〕
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【調薬】の派生技
工場制手工業
説明:同じアイテムなら1回で大量に作ることが出来る
現在の作成可能量:100個
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「こいつを使って3回で作るぞ」
〜30分後〜
「終わったぞ」
「ありがとう、恩に着るわ。そんで運ぶのも手伝ってくれへんか?」
「いいけどなんで?」
「いや、何となくや」
俺とポリティスが『イリニ・ヒゥーレ』に転移して外に出ると
「ポリティス」
「そういうことか」
「そういうことや」
そう、『ユユカト』が多くの人に囲まれていた
「なんで、こうなった?」
「わからん」
俺とポリティスが店を見ていると
「ポリティスさん、ポーションを持ってきてくれたのか?」
ローブを羽織った男が声を掛けてきた
次回の投稿は11/17 13時です
旅行中の夜はなかなか寝れませんね




