43.昼
「やっと四時間目まで終わったーー」
「今日は疲れるような教科無かったろ」
「いやー、腹が減ってな。朝食食べてないから」
「ギリギリに来てたから?」
「あぁ、寝坊したからな。さあ、昼飯を食べよう」
「そうだな、俺と碧の机をくっつけたら3人で食べれるだろ」
「そうだな」
俺達がいつも通りに昼飯を食べようと机を動かそうとすると(今までは、優人の近くの席を借りていた)
「私も一緒に食べてもいいですか?」
「!?」
それは隣の席に座っている城ヶ崎だった
「ダメですか?」
「別に俺はいいけど。優人と優香は?」
「私もいいよ」
「俺も別に断る理由ないし」
「ありがとうございます。うれしいです」
「席どうするかな?」
「4つをくっつければいい」
「じゃ、くっつけてお昼食べましょう」
俺達は机をくっつけて昼飯を食べ始めた。最初は会話がなかった。しかし、優人が
「城ヶ崎はいつもどこで昼食べてんの?」
と聞いたところから会話が始まった
「いつもは、生徒会室で食べてます」
「あれ?体育の時にいつも近くにいる女子とは食べないのか?」
「あの子達は私のファンクラブの子たちですから、私と一緒に食べようともしてくれませんよ」
「なるほど、そこまで大事にされてるだな」
「そんなことするぐらいなら、こうして皆さんみたいに昼ご飯を一緒に食べてほしいですね。あ、ファンクラブの男子は嫌です。私と話しているときに目が血走っているので」
「なかなか…辛辣」
「そうでしょうか?この学校にあまり友達がいないので」
「かわいそう」
「皆さん私の友達になってくれませんか?」
「いいよ」
「OK」
「なら、呼び方を考えないと」
「私は優香でいい」
「なら優香ちゃんって呼びますね。私は美希でいいですよ」
「よろしく美希」
「よろしくお願いします優香ちゃん」
「なら俺のことは優人って呼んでよ」
「優人キモイ。美希こいつは適当な名前でいい。例えば眼鏡とか」
「優香それはひどくない」
「うーん。なら間をとって橋本君で」
「ならそれでいいや。よろしくな城ケ崎」
「最後に湊海くんなんて呼べばいいですか?」
「なんでもいいぞ。呼び名は特に気にしないしな」
「それはだめですよ。何か考えてください」
「それなら俺が考えようか?」
「優人はだめ」
「なんで」
「ネーミングセンスゼロだから」
「そんなーーー」
いつも通りのオーバーリアクションで優人は机に突っ伏した。昼は食べ終わってる。しかし、どうするかな?
「あと5分で出なかったら私が考えますから、変なのになっても文句言わないでくださいね」
「えっ」
どうしよう
「あと4分」
どうしよう、どうしよう
「「あと3分」」
どうしよう、どうしよう、どうしよう
「「「あと2分」」」
「わかった。さっきのままでいい」
「湊海君のままですか……まあいいでしょう。これからに期待です」
「なんか言った?」
「いえ、独り言です。じゃあ湊海君って呼ばしてもらいますね。改めてよろしくお願いします」
「こちらもよろしく」
その後は雑談をしながら昼は終わった
5、6時間目は何も無く(城ヶ崎ファンの男子からの視線をちょうだいしながら)終わった
放課後
「美希、一緒に帰らない?」
「優香ちゃんお誘い嬉しいんですが生徒会の仕事があるのですみません」
「そう……」
「あ、でも明日は仕事ないので一緒に帰りませんか」
「わかった」
「なんか優香嬉しそうだな」
「女子の友達いないからだな。昔から人見知りだったしな」
「そうか」
俺達は、目の前で嬉しそうにしている2人の女子を見ていた
次回の投稿は11/8 13時です




