表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
A&A World~クエストキラーは疾走す~  作者: UReI
Ⅱ:商人は大阪弁を使っています
42/83

42.遅刻のち席替え

いつもより長めです

部屋で急いで制服に着替えて1階に降りた


「碧、遅刻するわよ」


「やばいやばい」


「朝ごはんはどうするの?」


「パンだけ食べる」


「はい、食パン。お弁当と軽食バックに入れといたから」


「ありがとう、いってきます」


「いってらっしゃい」


俺は食パンを咥えながら全速力で走って学校に向かって行った。俺の家から学校までは走って15分程で着く。これは教室までの時間は入っていない。朝のホームルームは8時半から。それまでに着席していないと行けない。そして今は8時10分だ。これなら何とか間に合うか?


何度か曲がり角を通ったがよくある遅刻の時のテンプレ的なことは起こらなかった。まあ、起こったら確実に遅刻になるから嫌だけど


全速力で走った俺は、ギリギリで教室に滑り込んだ。席について1分後には担任が来た。危なかった。ホームルームが終わると…


「ギリギリだったな、碧。眠そうだし」


「昨日遅くまで、ゲームしてたからな。優人は元気そうだな」


「なるほどな~。俺も遅く寝たけど普通に起きれたぞ」


こいつは橋本 優人。俺とは中学時代からの親友だ。俺と同じくライトノベルが好きなやつだ。家の商売を手伝っているから計算が恐ろしい程に速い。数学はいつも満点だ。あと、話術もなかなかのもので新しく来た先生や生徒と直ぐに仲良くなる


「そういや、今日は席替えらしいな」


「そうなのか?」


「先生から聞いたから確かだ」


「お前、情報集めるの好きだな」


「癖になってるからな。うちの家訓は『情報と人間関係を制すものは世界を制す』だからな」


「お前に、弱みを握られたら最後だな」


「そんなことしないって。それをするのは……」


「私の仕事」


「そうだな、優香の仕事だもんな」


「相変わらず仲の良いことで」


本橋 優香は優人の幼なじみで彼女だ。家も隣で2人の親が共同で商売をしている。基本無口だが怒らせるとやばいらしい(優人談)優人が情報を集めて、それを優香が使うという恐ろしい共同作業をしている。これで中学の時に、女子にセクハラしてきた教師を退職に追い込んでいる


「なんだよ嫉妬か?」


「そんなんじゃありませんよ。ただ、口の中が砂糖を塊ごと食べさせられたような感じがするだけです」


「それが、嫉妬なんじゃ…」


「まあ、とりあえず。席替え何時間目?」


「話しそらしたな。確か次の時間だったはず」


「そうか、ならこの席とももう少しでお別れか。次は窓際がいいな」


「それはそうだな。今の季節は気持ちがいいからな」


「私は、2人の近くならどこでもいい」


「うれしいこと言ってくれるな」


「そう?」


「無自覚なところが流石俺の彼女。可愛いな」


「ありがとう…優人」


「2人の世界に入ってるし」


俺達はクラスから省かれている訳ではなくただこの3人でいることが多いからだ。突然俺は何を説明してるんだろ?




そのまま、1時間目になった


「さてと、席替えするわよ」


担任の森鹿もりしか先生がそう切り出すと


「よっしゃー。待ってました」


クラス1の身長の隠岐島が歓声をあげた。ほかのやつも喜びを全面に出した顔をしている


「はいはい、静かに。うるさくするやつは強制的に1番前にするよ」


その瞬間クラスは静かになった


「あなた達こういう所しっかりしてるわよね。さてと、先生が作ってきたクジを引いて決めるわよ」


そうして、男子の何人かは天に祈りを捧げ始めた。俺も窓際になるように祈っておこう。そうして、俺の番になってクジを引いて席に戻った。(クジを引く順番は出席番号順だ)その後席に着いて少しして席が発表されると


「くそーーー」


「⚪⚪ちゃんと離れちゃった」


「変わらねえ」


などと色んな声が聞こえてきた。俺はと言うと


「13番だから、窓際の1番後ろか……よっしゃ」


無事に(俺的に)1番いい席になった


席を移動させてみると


「なんだ、後ろは碧か」


「前、優人かよ」


「3人とも近かった。良かった」


なんと、俺達は近かった。ちなみに優香は優人の隣だ。別に羨ましい訳では無い。そして、俺の隣は


「よろしくね。湊海みなみくん」


「ああ、こちらこそよろしく」


学校一の美人と言われている城ヶ崎 美希だ。父親が大企業の創業者だが、それを使って威張り散らしたりしないことが男女ともにファンがいることに繋がっているらしい(優人談)


そのまま、授業が始まったがほかの男子からの視線がキツかった




授業が終わると隠岐島が俺のところに来て


「城ヶ崎さんの隣の席変わってくれ」


「嫌だよ。ここ気に入ってんのに」


どんな視線を向けられようと絶対にこの席は譲らん。そんなことを思いながら隠岐島を見てると


「わかったよ。今回は諦めるけど、その席嫌になったらすぐ言ってくれ」


「わかった」


隠岐島は自分の友人達の方に帰って行った






午前中の授業は、城ヶ崎ファンの視線を受けつつ何事もなく終わった。そうして、昼になっていつものメンツで昼飯を食べようと思った時に事件は起きた

席替えは毎回ドキドキします


次回の投稿は11/6 13時です



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ほのぼの系です
女神なんか辞めてのんびり暮らすことにする

アンケートや投稿情報をあげます
作者twitter
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ