36.種拾い
〜最初の草原〜
「よっしゃー。はあはあ、俺の勝ちだな」
「ソフォス速すぎんねん。てか、自分のステータスが異常って分かってんやろな?」
「分かっててやってんだからいいだろ」
「確信犯め。で、回復アイテムはどこや?」
「うーん、ここら辺にはまだ無いな。もう少し、森の近くに行くか。確か木の近くに生えてたはず」
「なら、ゆっくりと話しながら行くか」
「そうだな」
俺とポリティスは並んで草原を歩き始めた
「そういや、ポリティス。お前のレベルはいくつなんだ?」
「あれ言ってなかったか。今はソフォスよりも5上やな」
「俺より、5上ってことは……」
「35や」
「あれ?30じゃないか?」
「ソフォス…ステータス確認したら?」
「あぁ。ステータスオープン」
ステータスは
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ソフォス LV.ⅩⅩⅩ
HP:800/400+400
MP:200/100+100
物理攻撃(FE):30+20
物理防御(FA):35+50
魔法攻撃(ME):40+20
魔法防御(MA):35+50
素早さ(TA):30+10+40
運(TY):30+50
未振り分けポイント:25
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いつ上がったんだろう…………
そうか!!!北の森のボスを倒した時か。急に転移させられたから
「ほんとだな。レベル上がってたわ」
「ほんま、昔から色々と運が良すぎるやろ」
「そうか?」
「そらな。『OO』で最初に隠しクエスト見つけたのは?」
「俺」
「『OO』で最初の最高ランクの武器を手に入れたのは?」
「それも俺」
「『OO』でラストクエストをクリアしたのは?」
「それは俺達」
「『OO』で多くのプレイヤーから最後に金を巻き上げたのは?」
「それも俺…………じゃなくてお前だ。勝手に自分の所行を俺に置き換えるな」
「ちっ。騙されへんかったか」
「危なかった。そろそろ、見つけた場所に着くぞ」
「ほんまか。よっしゃ、採るで」
「そんなに採らなくてもあとで増やせるぞ。だから、種を採ってくれ」
「わかった、わかった。おぉー、これかこれか。確かに回復アイテムやな。これがあれば儲けれそうやな」
「ポーションにした方が売れるだろ」
「そうやな。お、あったあった。種ゲット。これ落ちてたり、生ってんな。もう一個ゲット」
「そっちもあったか。俺の方も3個あったぞ」
「相変わらず、アイテム採取の時の運もやばいな」
「そうか?」
「ギルメンだとその恩恵受けれるからいいけど」
「そういやさ。森で手に入れたアイテムいるか?」
「ハチの外殻とかか?なら欲しいけど、いくつあるん?」
「割とあると思うけど……いま送るか?このゲーム、アイテムトレード機能あるよな?」
「あるでちょっと待っとって…………これでええな。ウィンドウ出た?」
「出た出た。ここにアイテム置けばいいのか?」
「せやで、取り敢えずソフォスが準備している間に種拾っとくわ」
「OK」
俺はトレードウィンドウの中にアイテムを移動させた。数が多いな
「出来たぞ」
「あいよ。この時間で種が10個拾えたわ」
「なら、もう種はいいか」
「ほな、種をトレードウィンドウに入れて…………ってなんじゃこりゃ。南の外殻が2個、毛皮は13個、西の針が13個、北の外殻が11個か……ほんまに運営泣かせやな」
「そうか?向かって来たやつを倒してただけなんだけど」
「それでこれはイカれとるけどな。あ、蜜は要らへんわ。逆にもらって欲しいぐらいやわ」
「要らないのか」
「ほんとに、在庫があっり余っとんねん。かと言って何に使う訳でもなくてな。一応【調薬】で使えるアイテムらしいんやけど。チラッチラッ」
「わかっわかった。そんな目をすんな。それは女子限定だろ。男にされると気持ち悪いわ」
「効果てきめんやな」
「そんな効果いらん」
「そういや、ここら辺モンスター居なくない?」
「そういやそうだな。おかしいな?前はいたのに。あっ!」
「どうしたん?」
「少し先にいま、ウサギがポップしたのにこっちに来ずに草原の方に行った」
「追ってみよか?」
「あぁ、そうだな」
俺達がウサギのあとをつけて行くと
「なんやあれ?」
「わからん。ウサギ団子?」
「サル団子やあるまいし。誰得?」
「女子得?」
「いやー、誰も角の生えたウサギは嫌やろ。てか、なんか攻撃してるみたいやな」
「光の殻?」
次回は10/25 13時です




