2.ログインのち神
早速読んで下さりありがとうございました
/プレイヤー名を入力してください\
えっとこれどうやって入力するんだ?まだアバターないのに
/考えるだけで大丈夫です\
そっか、じゃあ 〔ソフォス〕
/アカウント名を登録しました。ログインを開始します\
ログインして少し経つとだんだん視界が晴れてきた。そこは、四畳半くらいのスペースだった。ここから無限に
「おお、真っ暗な空間だな。あっ俺は服きてんのか。すげーなさっきまで来てて服か」
/『A&A World』へようこそ\
唐突だなアナウンス
/ナビゲーターのもとに転送します\
あれっ説明書は一応読んだけど、ナビゲーターなんてどこにも書いてなかったぞ。説明書にはない仕様か?
/では転送を開始します。あなたにオリンポスの加護がありますように\
「わっ、なんだこれ」
「よう。いらっしゃい神々の庭園へ 運命に従ってようこそ」
「あんたは誰だ?」
こんなにAIが滑らかに話せるんだろうか?事前に読んだ説明書では、AIは案内役だとなっていたからこんな事態ありえないはずそれなのに……
「あれ?びっくりしているね。そうだよね、AIがこんなに話すとは誰も思わない。でもこれは君が見ている夢でも幻でもない現実さ」
「AIがこんなに話せるようになってたらニュースになるだろ」
「そりゃ僕らは特別製だからね。おっと自己紹介をしていなかったね。僕はオリンポス12神が1柱伝達、盗賊を司るヘルメスさ。よろしく~
ソフォス いや、湊海碧くんと呼んだ方がいいかな?」
「なんで俺の名前を知ってるんだ。おかしくないか。キャラネームはわかるけど……
リアルの名前はどうやって入手してるんだ」
「それはね……ぼくがこの世界を管理するためのAIだからさ。『ポルタコズモス』のナンバーとそれに当選した人の個人情報は照合できるようになってるしね。あと僕らが君に興味があったっていうのも理由の一つさ」
そんなことをできるぐらいの権限があるのか?
「ちなみに、僕らは世界を終わらせるぐらいの権限をもってるよ~」
「尚更なんで俺に興味を持ったんだ?」
「そりゃ、君がこのゲームのシステムの大元となったシステムが使われていた『オーディナル・オンライン』のハイランクプレイヤーかつほかのプレイヤーから二つ名を付けられるほどだったからさ。たしか二つ名は……」
「やめてくれ、恥ずかしいから。でもあのゲームはPC用オンラインRPGだったはずだろ?
このゲームのシステムとはかなり違くないか?」
「それはこの世界の成り立ちと現状を知ったらわかるさ。君、いや君だと親しい感じがないな~~なんて呼べばいい?」
「いやいや、親しい感じはいらないだろ。」
「え~~だって、なんか君って言うと冷たい言い方になるからさ。これからもちょくちょく付き合いがあると思うし。ソフォスがいい?それとも碧くんがいいかな?」
「もう、なんでもいいよ」
「じゃあ、ソフォスにするよ。改めてよろしくソフォス」
「ああ、よろしくヘルメス」
「ではこのゲームの説明を始めます」
「現状説明は?」
「一緒にするよ」
「わかった。」
説明回入ります