17.新たなクエスト
「久しぶりアテちゃん、アルちゃん、ビィーちゃん」
「お久しぶりですね、ペルセポネ」
「久しぶりだな」
「私のことはディーテって呼んでって言ってるじゃん。ビィーちゃんは蜂みたいで、いや」
「えーいいじゃんか。あだ名なんて何でもだってディーテって呼びにくいじゃん」
「そういう問題じゃないの」
「なんでだろう、また人が増えている」
「やあ、こんにちは。ソフォスくん。私はペルセポネだ。よろしく」
「はー、よろしくお願いします」
「なんか固いね。ふたりともこっち来て座りなよ」
「はっ、はい」
ペルセポネは黒髪で赤目、肩にかかるぐらいの長さだ
「そう言えばペルセポネ、なんでこっちに来たんだ?」
「それはねー。この村の周辺でまだ冥界に来ていない魂の反応があったんだよ。でも、こっちに来てみて害がなさそうだから、帰ろうと思ったんだけど、神の反応があったからよったんだ」
「フットワーク軽いな」
「そりゃ、好奇心がつよいので」
「だから、冥界のザクロ食べちゃたんでしょ~」
「いいもんそれで旦那と一緒にいれるようになったし」
「その話は置いといて、ソフォスさんお疲れ様でした」
「よくこの短時間で全てのクエストをクリアしたな。おめでとう」
「他のプレイヤーは報酬がしょぼくてやらなかったから、君がしてくれてよかった」
/称号[クエストクリーナー]を獲得しました\
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称号:[クエストクリーナー]
説明:停滞していたり、他のプレイヤーがやりたがらないクエストをクリアした場合に与えられる。効果はない
備考:どんな依頼でも落とします
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「なんだろう。全体的に掃除屋っぽい」
「それだけ、君は役に立ったのさ」
「地図とローブのおかげのような気だしなくもないのだけど……」
「それを手に入れた君の運でもあるんじゃないかい。これなら、私とリノンさんの依頼も解決してくれそうだね」
「そうですね彼ならきっと……」
「あの2人とも依頼とは?」
「それについては私達が説明するわ」
そこからのペルセポネを除く3女神の説明をまとめると
事の発端は1週間前にこの村の鍛冶屋をやっているフリソスさんが次の街に作った剣を卸しに行った。しかし、相手方から夜になってもフリソスさんが来ないと息子さんに連絡があった。(てか、どうやって連絡とってるんだろうか?)そして次の日、街の方面からこの村に入ろうとした盗賊が捕まった。その時、盗賊を捕まえた衛兵が盗賊の持っている剣に彫られている鍛冶屋の紋章を見て、フリソスさんがこの盗賊に襲われたのではないかと尋問した。そうして、フリソスさんが盗賊に襲われたことが判明。盗賊達はフリソスさんを森の中に追い込んで殺したそうだ。そして供述通りの場所でフリソスさんの遺体が発見された…………
「これ普通に事件解決してますよね?」
「ここで問題が起きたんだよ。ね?リノンさん」
「えぇ、フリソスと私は昔からの付き合いだったんですが、彼の息子のオリクトくんが道に残っていた荷物と盗賊から取り返した荷物を持って帰ってきて、葬儀の後整理している時にあるものがないことに気づいたんです」
「あるものって、なんです?」
「それは剣です」
「剣ですか…」
「ただの剣ではなくフリソスが生涯で一度だけ打つことのできた人工神器の剣なんです」
「人工神器とは?」
「それは私、アテナから説明します。人工神器はこの世界の人々が心を込めてできる人工物にして神器の領域に達したアイテムのことを言います」
「それがないと?」
「その通りです。あれが下手な輩の手に渡ったら大変なことになります。あの剣は【所有者固定】スキルが付いているので取り上げられなくなりますから」
「その剣の捜索と回収がクエストですね」
「はい、お願いしますっとその前にオリクトくんの所に行かないと。無断で、お願いするのは申し訳ない」
「わかりました。行きましょう」
「私も行くわ。依頼人となるからね」
「そこの女神四人衆は?」
「私達は管理部に戻らないと、あんまり長くいるとね」
「アポロンやアレスが怒りそうだからな」
「私も冥界に行くよ」
「それでは、また会いましょう。トゥリアンダさんまた来ます」
「はい、またの来店をお待ちしております」
そうして4女神は一瞬で消えた
「さあ、行きましょう」
次回の更新は9月19です
不定期ですみません




