14.メールからの妹
妹降臨
ログアウト出来たようだ。よかった。しかし、ログインしてから2時間も経ったなんて。昼飯の時間じゃないか…………!?
そうして机の上の時計を見ると
5月1日:11:05
「11時だと」
ログインしてから1時間しか経ってない。確かログインした時にこっちでは10時で向こうでは8時だったはず……
「こっちの1時間が向こうの2時間なのか?ネットを見てみよう」
そう言って俺は机の上のパソコンを起動した。そういや、このパソコンで『オーディナル・オンライン』をやってたな。中二の三学期に、サービスが終了したんだっけ。ギルメンは元気だろうか?ソフィアが『A&A Would』をやってる的なことを言ってたから会えるだろ。そんなことを考えてるとパソコンが立ち上がった
「調べてみるか~」
ピコン
「メール?誰からだ?このパソコンのアドレスは『オーディナル・オンライン』でしか使ってないはず」
そう思ってメールを開いてみると
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件名:ゲームを遊んでどうだった?
To:ソフォスくん
From:ヘルメス
やあやあ、1時間ぶりだね
『A&A Would』はどうだったかな?
楽しかったでしょ。そうでしょうそうでしょう
いきなり、対人戦をしたり、ウサギと戦ったり。しまいには人助けしたらレアアイテム手に入れたり。こっちも見てて楽しかったよ。特に剣の素振りをしながら草原を歩いてるのは面白かった面白かった。アレスも驚いてたよ「こんなことをする奴がいるのか」ってさ
ところでもう気づいていると思うけど、このゲームの中では時間が現実の2倍の早さで進むからね。ちなみに6時と18時が零時だよ。こん時NPCはほとんど活動してないから注意してね。さっき説明するの忘れてた(๑>•̀๑)テヘペロ
今後も頑張ってね。応援してるよ
P.S.このアドレスは『オーディナル・オンライン』のシステムから探したよ
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「先に言えよ!!!ヘルメス。焦ったじゃないか」
しかしよかったこれで心置き無く遊べる。もうそろそろ昼飯の時間だ。リビングに行こう
部屋を出ると妹も部屋から出てきた
「あっ、おにい生きてた」
「勝手に殺すな。結は昼飯を食べたらまた道場か?」
「うん、また学校に城ヶ崎先輩が見に来るから」
「そっか、頑張れよ。そう言えば城ヶ崎先輩ってどんな人なんだ?」
「えっとね……」
「長くくなるなら下で座って聞くよ」
「分かった。ご飯待ちながら話すよ」
そうして、俺と結はリビングに行った
「じゃ先輩について話します」
「わー、ぱちぱち」
「おにい?聞く気ある?」
「あるよ。結はその先輩に会うために中学受験したんじゃないか」
「そうだよ。先輩は、合気道の試験で見た時にめっちゃくちゃかっこよかったんだから。そんときから先輩みたいになりたくて頑張ってるんだ」
「そうか……その先輩が来るってことは、今学校に居ないのか?結の学校中高一貫の女子校だろ?」
「わかんないけど、先輩は外部受験して別の高校に行ったの……」
「そうか。で、さっきから思ってたんだけど城ヶ崎って大企業『ZyoGaSaKi』の……」
「うん。その城ヶ崎だよ」
「そっ、そうなのか」
「どうかしたの?」
「いや、何でもない」
確か同じ学年に城ヶ崎がいた気がする。クラスメイトが噂していたような……いいや、考えるのをやめよう
「そうだ。先輩はスポーツ万能で成績はいつもトップだったよ。私にも、勉強教えてくれたし。部活も同じ合気道部に入ったんだよ。まあ、一緒に練習出来たのはほんの数ヶ月だけだったけど。先輩についてもし知ってたらなんか教えてね。友達の少ないおにいには、無理だと思うけど」
「少ないんじゃない、少数精鋭なんだ」
「はいはい」
「ふたりともご飯できたわよ。今日の昼はチャーハンよ」
「はーい。おにい取りに行こう」
「あぁ」
そうして俺と結は母さん美味しいチャーハンを食べた。その後、結は道場へ練習しに行った。家を出る前に
「おにい、もう1回合気道始めればいいのに。師範もやめて残念だったって言ってたよ」
「もう1回やるつもりはないな。ゲームの方が楽しいし」
「そう……わかった。いってきます」
「おう、いってらっしゃい」
そうやって妹を送り出した。合気道をやめて5年か……今更やる気もないな。やる資格もないし
もう1回ログインしようと自分の部屋に戻ろうとして階段を登ろうとしたとき(うちは二階建ての一軒家)
「碧、ゲームする前に皿洗いお願い」
「はい」
さっさと皿洗いをしよう……
母さんに心読まれた
妹:わたしでるの短くない?
作者:許して展開上しゃあないねん
妹:そうか。いっかい死ね
作者:きゃあーー
作者がログアウトしました
明日は13時に投稿します




