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第6話:あるいは我武者羅な初陣と、手にする力の名は21

第6話、これで終わりです! あとこの話も長いです!

 白兵戦。つまりは銃撃戦を含めた現代の概念ではなく、本来の意味での近接戦闘において、得物の間合いはその趨勢を決定しうる重要な要素の一つだ。

 原則として、間合いが長ければその分攻撃の威力は増大し、一撃における速度や手数は減少する。

 逆に間合いの短い武器は威力を多少犠牲にし、手数や速度、小回りの良さに優位性を持たせることで、相手を翻弄し勝利を狙う。


 「はぁぁぁあぁぁああぁぁ!」


 白銀の連閃、その烈しさを物語るように。

 春翔の喉から、裂帛の咆哮が迸る。


 速さが間合いに反比例するのならば。

 得物を持たない、つまりは間合いが極端に短い春翔の攻撃速度、その手数の多さ、連続性は凄まじいものとなる。

 拳。掌底。蹴り。踵撃。肘鉄。膝蹴り。

 間断なく織りなされるその乱舞は、その圧倒的な速さを以てセルフィーネを攻めたて、反撃の隙を与えずにいた。


 そして。


 「うっ……くぅ……!」


 懐に入られたセルフィーネは、長柄の武器である槍を十分に振るうことができず、短く持って柄で春翔の攻撃を対処しようとする。だが直接その一撃を受け止める度に、防御しきれなかった攻撃が体を掠める度に、その衝撃に可憐な美貌と声が苦悶に満ちた。


 威力が間合いに比例するのならば、春翔の一撃における攻撃の重さは軽いものになるはずである。膂力強化(キャスト・パス)で増強しているといっても、セルフィーネはそれよりも遥かに魔導効率に優れた魔法でその身を守っている。春翔の攻撃でダメージが通るなど、本来ならば考えられないことだった。


 そんな春翔の一撃一撃が、セルフィーネへと着実にダメージを積み重ねている理由。


 それは春翔がこれまでの半生の中で燈華や椿から学び、鍛え続けた技があればこそだった。

 心裂かれるほどの喪失とその悲しみ、その罪の意識に苛まれ、苦しみ、迷いながらも、逃げずに向き合い続けた、決して歩みを止めることのなかった春翔が愚直に打ち込み続けた、強く優しい信念があればこそだった。


 桜咲流剣術は、桜咲の血族にしか伝えられていない古流剣術である。悠久の時を生きる燈華によって、現代に至るまでその術は途切れることなく継承され続けていた。

 その理念は、『力の最大効率化、最大発揮』である。即ち極限まで効率性を突き詰めた身体操作を身に付けることで、自分よりも大きな障碍に打ち克つことを至上命題としている。


 『武術の本質が力の勝る敵を倒す、あるいはそのような敵から己や大切なものを守ることであるのならば、()()の剣こそ武術の深奥にして頂点に位置するものである』


 傲慢とも言えるこの言葉は、燈華が高笑いしながら自慢げに言ったことだ。そんな桜咲流剣術を、春翔は燈華や姉弟子にあたる椿から、優華と共にひたすらに学んでいた。

 刀を振れなくなり、体術を鍛えるようになってからも、桜咲流の根幹となる身体操作が土台としてあった。今現在春翔がセルフィーネを圧倒しているのも、小の力で大なる威力に至らんとする桜咲流の術理が根付いているからだった。


 (防御を、抜けない……!)


 圧倒的な手数と速度、そしてその威力で攻勢をとり続ける春翔だったが、ここにきて決め手に欠いていた。着実にダメージを与え続けているといっても、セルフィーネの身体強化(キャスト・オン)による守りは依然厚く、人体の急所が集中する体幹の正中線への直撃は柄によって防がれ続けている。

 そんな膠着状態から抜けるべく、春翔は自身の持つ技のうちの一つを繰り出すことに決めた。


 「桜咲流拳術改式、『(せん)(まい)()』改め――!」


 左脚で回し蹴りを繰り出す。だがこれまで以上に速さを増したそれに、セルフィーネの表情は強張り、柄を握る手に力が込められるのを春翔は見た。


 そうしてその蹴撃が柄で受け止められようとしたところで、春翔はその技を発動させた。


 「――『(まどい)(ゆれ)()』!」


 自身の脚が槍の柄に触れた瞬間、蹴りの威力を真正直に伝えることなく、膝でスナップを効かせながら瞬時に脚を離す。


 「――っ!?」


 蹴りの速さと威力が釣り合わず、セルフィーネは驚愕に目を見開く。

 予測していた衝撃よりも遥かに下回るその威力。

 受けるために柄に込められた力は過分なものとなり果て、結果として蒼銀の槍は流れ、正中線への守りを僅かに外した。


 その間断を縫うように。


 「せあぁぁ!」


 蹴りを放った左脚を引き戻すのと同時に、右の拳がセルフィーネの腹部へと叩き込まれた。


 「あっ……はぁ……!」


 この試合で始めて春翔が与えたクリティカルヒットに、セルフィーネの口から無理矢理に空気が吐き出された。


 (手応え、有り!)


 右拳に伝わる感触、そしてセルフィーネの反応に、春翔は手傷を負わせたという確かな確信を得ていた。

 そしてそのまま、更なる攻撃を加えようとして。


 「あ……あぁぁああぁあああ!」


 「うお!?」


 この試合で一番の声量を振りまき、セルフィーネが槍を振り回した。その荒々しい攻撃から逃れるため、春翔は堪らずに後ろに飛び退いて距離を取った。軽業師のように数度バク転し、20mほど離れたところで、再びセルフィーネへと向き合う。


 「は、あ……、はぁ、はぁ……!」


 これまでの、そして今しがたのダメージが尾を引いているのだろう。呼吸は荒々しく、穂先を春翔へと向けるその構えは、これまでのような精緻さは無かった。


 向ける穂先は位置が定まらず、一呼吸ごとに大きく肩が上下していた。

 見るからに隙だらけな状態だ。普段の春翔であればこれ好機と、再び距離を詰めて追撃に出る所だろう。


 そんな春翔を押し留めたのは、セルフィーネの視線に宿る烈しい光だった。これまで彼女が見せていた静かな闘志を氷に例えるのならば、今のスカイブルーの瞳に宿すのは、それとは真逆の、見る者の魂を貫く、鋭く鮮烈な雷だ。


 「私は、敗けられないんです……!」


 紡がれる言葉。そこに宿る熱は、間違いなくセルフィーネの剥き出しの心であり、


 「誰よりも強くなるんです。殿堂騎士になるんです。こんなところで、敗けられない……!」


 痛みによる苦しさが現れていてもなお、ソプラノの声は鋭く響く。初めて見せる彼女の激情に、先ほどの怒りよりも遥かに鮮明な心の叫びに、春翔は息を呑んだ。


 (そうか。君も、君なりの強くなりたいっていう思いがあるんだ……)


 セルフィーネの瞳を向けられ。

 その剥き出しの言葉を聞いて。

 彼女もまた自分と同じように、譲れない何かが、強い思いがあるのだということを悟った。その実力の高さも、凄絶な槍術も、その信念があったからこそなのだろうと。


 (それでも、俺は)


 セルフィーネの思いの源となるものは知らない。

 その心に宿す、覚悟の大きさしか知らない。


 しかしセルフィーネの剥き出しの闘志を叩きつけられたからといって、その烈しさに気圧されることなど有り得なかった。

 精霊騎士としての本当の一歩を踏み出すために。

 優華との約束を果たすために。

 そしてそのために足掻き苦しんできた道程が、強くなりたいという自身の思いが間違ってなどいないと、今ここで証明するために。


 (俺の今持てる全てを、君にぶつける!)


 それこそが目の前の、誇り高い戦乙女に対する何よりの礼儀だと春翔は理解していた。


 右足を引き、半身の姿勢をとる。上半身は脱力させ、両腕は構えをとらず下ろされている。下半身は腰が落ちているもののそれ以外に無駄な力みはなく、完全な自然体に近かった。

 先ほどのセルフィーネへと肉薄したときに似た姿勢であったが、そのとき以上に春翔の視線に宿る緊張が、その身に纏う油断ない雰囲気が、決着を狙っていることを雄弁に物語っていた。


 「っ……!」


 その意図を理解したセルフィーネも、剥き出しの闘志そのままに槍を構える。携える蒼銀の槍に、再び蒼雷の輝きが灯っていた。


 両者の距離は20m強。

 優れた強化魔法を用いる騎士同士であれば、ものの数瞬で意味を成さなくなる。

 そして今以上の距離を一歩で肉薄した春翔を見たのならば、勝負は一瞬の交錯で決まることなど誰もが予測できた。

 二人が作り出す空気に、周囲の人間は息を呑んでその趨勢を見届けようと静寂に包まれていた。


 向き合う白銀と蒼銀。

 永遠とも思える対峙。

 力強い黒の眼差しと、澄み切った青の瞳が互いを見つめ合い、その緊張が頂点に届く。


 「ヤアアアアっ!」


 その均衡を破ったのは、セルフィーネだった。裂帛の声をあげ、身体強化(キャスト・オン)を用い春翔へと肉薄する。

 『迅雷槍(パルチザン)』が防がれるのは目に見えており、『千雷従えし迅き槍』は詠唱の間に肉薄される。

 ゆえに春翔に肉薄される前に、雷の魔力を宿すことで威力を増大させた渾身の刺突を放つことを選んだのだろう。

 昂ったままの集中力によって引き延ばされた刹那の中。迫るセルフィーネを目に捉えながら、春翔は彼女の狙いをそう予測した。

 肉薄する速度。

 蒼雷の輝きを纏う槍。

 それはセルフィーネの攻撃が、決して自棄による突貫ではない最高の一撃となることを物語っていた。

 そうして春翔は。


「桜咲流拳術、唯式――」


 自身が持つ最高の技で迎え撃つ。

 下半身の支えも完全に無くし、その身は倒れ込む。まるでその隙を待っていたかのように、引き絞られた槍が唸りをあげて迫るのを春翔は見た。

 先ほどと同様に脱力させて倒れ込む体。轟然たる暴威を携えて迫る蒼銀の槍。限界まで引きつけ、その圧力に流されることなく脱力しきった瞬間。


「――『(せん)(けん)(はく)()』!」


 その技を解放させた。

 大地を蹴り潰すように、脱力によって屈伸された右脚で全力で踏み抜く。同時に上半身も、自然体から全力へと一瞬で切り替え、左腕を引き、右拳を打ち出す。

 脱力は隙と成り得るが、同時に次の一撃を行うために必要な溜めにもなる。

 倒れ込むことによる全身の極限までの脱力。

 そこから生み出す、全身の筋力全てを爆発させて生み出した圧倒的な力。

 大地を踏み抜くことで、下半身の力すらその拳に乗せた、文字通り全身全霊の力を集約させた突き。

 これが春翔の持つ、最高の一撃だった。


 そうして打ち出された白銀の拳は、蒼雷の槍、その穂先と、真正面から激突する。


 「うおおおおぉぉぉ!」


 「ヤアアアアァァァ!」


 刹那にすら満たぬその交錯、拮抗。その間に空気は軋み、白銀の拳と蒼銀の槍が互いに悲鳴をあげる。壮絶なその瞬間に気持ちで負けまいと言うかのように、二人の騎士は裂帛の咆哮をあげていた。


 そうして。


 『ギャリィィィィン!!!!』


 耳を劈く高音を響かせ、白銀と蒼銀の交錯は終わりを告げる。

 残ったのは。

 辛うじて右腕だけで槍を握り、体勢を崩されたセルフィーネと、渾身の突きを放ったあとの春翔の体。春翔の拳が、蒼雷を纏うセルフィーネの槍に打ち克っていた。

 突きの残心を瞬時に解き、春翔はセルフィーネへと肉薄する。セルフィーネの美貌に驚愕が張りつくも、完全に体勢を浮かされ、槍を打ち飛ばされかけた彼女に、回避も防御も許されていなかった。


 「桜咲流拳術影式――」


 右手は拳を作り、左手は掌底のように開く。そして両手で、セルフィーネの頭を挟みこむ。


 「――『(あばれ)(ゆり)(かご)』!」


 トォォン、と。

 打楽器のような低く、重い音が響く。

 セルフィーネの頭に添えられていた両手は、瞬時に離れて両腕を広げた格好になった。


 セルフィーネの瞳が、不安定に揺れるのを春翔は見た。そしてその瞳の澄んだ輝きが色を失い、瞼がゆっくりと閉じられる。

 眠りに落ちたかのように、その肢体から力が抜け落ちた。膝が崩れ、右手から槍が滑り落ちる。


 「おっ、と……」


 柳のようにしなやかに倒れるセルフィーネを、春翔は抱き止めるように支えた。

 最後に見せた闘志剥き出しの表情とは打って変わって、意識を失ったその顔はひどく無防備で。

 これまであの凄絶な槍捌きや魔法を撃ちだしていたことが信じられないくらいに、春翔にもたれかかるその体は小さく、細く、柔らかかった。春翔は自身の心臓が、一際大きく跳ね上がるのを感じた。


 (いやいやあの、これは不可抗力ってやつだよな!? つうかこんなときに何を意識してるんだ俺は!)


 一人ドギマギしている青少年を余所に、セルフィーネの体を、蒼い光が包んだ。


 「え、あれ?」


 突然の事態に戸惑いの声が漏れる。そして蒼い燐光が弾けたように散って、春翔が感じていた質量が消え、セルフィーネがその場から消失した。


 「……あ、そっか。強制解纏(エスケープ)


 戦闘不能になったことで、セルフィーネはあらかじめマーキングしていた避難所(今回の場合は競技場内の救護室)に飛ばされたのだろうと春翔は理解した。そうして我に返ったかのように、周りを見渡す。


 観覧席は静寂に包まれ、全ての視線が春翔へと注がれていた。反応のない場内の空気に居心地の悪さを覚え、どうすればよいか分からず途方に暮れていると。


 『ピイイイイイイイィィ!』


 「うわ、なんだ!?」


 けたたましい笛の音が聞こえ、驚愕の声をあげてその出所を探した。

 武雄が右手の人差し指と親指で輪を作り、それを口に咥えていた。どうして指笛でそこまでの音量が出るのか、春翔には理解できなかった。


 「試合終了ぉぉぉ!」


 武雄の胴間声が、場内に響く。


 「セルフィーネ=レイリア=シュテルンノーツの強制解纏(エスケープ)を確認! よってこの試合、勝者は1年1組、桜咲春翔とする!」


 試合の決着を告げる武雄の言葉の、数秒後。


 観覧席から大音声(だいおんじょう)がもたらされ、春翔は面食らった。


 「うおぉぉぉぉ! 桜咲ぃぃぃぃぃ!」


 「え? のわ!?」


 後ろから暑苦しい声がかけられたから振り向くと、武雄が今にも抱きつかんばかりの勢いで春翔に迫ってきており、若干以上に驚いた。


 「俺は! 感動している! 騎士になったばかりのお前が、魔法をまだまともに知らないお前が! 同学年でトップの騎士に、その筋肉のみで勝利を掴みとったことに! 俺の胸は熱く感動しているぅぅぅぅぅ!」


 「あのありがとうございます、でも勝ったのは筋肉のお蔭だけじゃないっていうか近い近い近い!」


 漢味溢れた武雄が涙と鼻水に塗れた顔で暑苦しく迫る様子に恐怖すら感じて、迫るその巌から春翔は両手を突っぱねて距離を取っていた。


 「何をそんな冷めたことを言っているんだぁぁぁ! 嬉しくないのかお前はぁぁぁぁ! この喜びを、共に分かち合いたいと思わんのか!?」


 「いやその、実感がまだないというかなんというかその前に近いです本当に!」


 「もっと熱くなれよぉぉぉぉ!」


 そして本気の男泣きで崩れる武雄に『うわぁ……』とドン引きしつつも、春翔は歓声に包まれる観覧席へと目を走らせる。

 1組と2組の集団を見つけ、2組側の上代が信じられなさそうに目を見開いているのが目に入る。1組に目をやれば、禅之助がハイテンションに周りの男子生徒と喜び合っていた。その様子をなんともいえない熱い視線を向ける女子生徒数名を、春翔は気にしないようにした。


 禅之助の隣。

 奏が口元を押さえ、涙ぐんだ目で春翔を見つめていることに、心配をかけさせたと一抹の罪悪感が過ぎる。

 それでもその表情が次の瞬間には綻んだことに、春翔は安堵と共にようやく勝利の実感を得た。


 (そっか。勝ったんだ)


 迷いを持った状態で刀を振るったところで、勝利を掴むどころか、セルフィーネに相対することすら本当は失礼だったのだと今では思う。

 優華を手にかけ、その罪から逃げたと思っていた自分を。

 刀を振るうことがついに叶わず、自身の心を殺しかねなかった絶望から精霊が救ってくれた。


 その罪から、優華との約束からは逃げてなどいないと。


 弱さだと思っていたそれを優しさだと言ってくれた少女は、春翔が歩んできた日々を真の意味で理解し、肯定して、新しい白銀の力を与えてくれた。


 「ありがとう、(すみ)(ざくら)


 小さく呟いた言葉のあと、手甲がキラリと煌く。自身の精霊が答えてくれたように思え、春翔は胸が温かくなった。


 奏の後ろの席。

 椿が視線を向けていた。いつの間に来たのだろうと思うも、椿の口元が小さく動くのを見て、そんな小さな疑問は消し飛んだ。


 ――見つけられたんだな。


 口の形がそう言っているように、春翔には見えた。そして椿が柔らかに微笑むのを見て、目頭が熱くなるのを感じた。


 (ありがとう、椿さん。燈華さん。)


 大好きな家族の言葉に応えるべく。そして遠い空の下、これまで春翔を鍛え、育て、愛してくれた師へと伝わればいいなという願いを込めて。


 春翔は右拳を高く、高く突き上げた。


 その行為にさらに沸き立つ歓声に、春翔は照れくさそうに笑みを浮かべた。




 2235年4月3日。この日、一人の精霊騎士(キャバリア)が本当の意味での誕生を遂げた。


 これまで誰も見たことのなかった、純白の色にその身を包んだ騎士。

 刃持たぬ異装の騎士。

 されど戦う意思持たぬ、卑弱な騎士にあらず。


 厄霊(ヴァイス)から誰かを救いたいという純粋な願い。

 最愛の妹と交わしたその約束に身を賭す覚悟を、鍛え研いた四肢に白銀の輝きとして宿した、優しき騎士。

         

 桜咲春翔。


 後に『真白き優鬼(アンブレイド)』と呼ばれる精霊騎士が今ここに、始まりの一歩を踏み出したのだった。







前話にもちょこっと言いましたが、プライベートが忙しくなるためとりあえずこれでしばらくはお休みします。次の更新は12月ですかね。

あと、はい。くっそ長いのは分かってます。なのでこれまでの話を削れるとこ削ったりして、コンパクトにしていきたいと思います。当分まだ先になりそうですが。

ここまでこの拙作、長文乱文を読んでくださった方、本当にありがとうございました。今度は2か月後、具体的には12/20以降にまた更新します。感想アドバイス、よろしくお願いします!

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