「僕と美緒」
ねえ。人類が発明しないほうが良かったものって何だと思う?
晩御飯の献立を聞いているよう。意外な答え少し期待しているトーン。
質問されたらありもしない正解を探してしまう。思いつくのは先生が優等生に期待するような答えばかり。
「うーん。原子力とか?」社会科の授業でカーテンが窓際でやさしくゆれていたのをふと思いだす。
答えを無視してしばらく歩く。ふりむいて大きな一重の目をまっすぐ僕だけに向ける。キスだよ。
錆びたナットが道に落ちてる。
ねえ。人類が発明しないほうが良かったものって何だと思う?
晩御飯の献立を聞いているよう。意外な答え少し期待しているトーン。
質問されたらありもしない正解を探してしまう。思いつくのは先生が優等生に期待するような答えばかり。
「うーん。原子力とか?」社会科の授業でカーテンが窓際でやさしくゆれていたのをふと思いだす。
答えを無視してしばらく歩く。ふりむいて大きな一重の目をまっすぐ僕だけに向ける。キスだよ。
錆びたナットが道に落ちてる。
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