【あとがき】
お疲れさまでした。
文字数、滅茶苦茶多かったですね。
最後までお読みくださり、誠にありがとうございます。
どうでしたでしょうか。
時間、ゆっくり流れましたか?
気付いたら三時間も経ってた! と、焦った方は、時間がゆっくりになっていた証拠です。
心の温まるモノローグストーリーを、ということで、芯から温まっていただけていれば、これまた冥利です。自分で自分のものを読んでも中々温まりにくいもので、体感していただけた方はちょっと羨ましかったりします。私自身は結構手探りでした。
ラノベも小説も読んだことがないので大分苦労したかなと思います。体裁とか校閲とか、括弧とか感嘆符とかの使い方など、十万文字くらい書いてから間違いに気付いて、全訂正するとかやっておりましたね。懐かしい。
でも、ここまでいけたので、自分では結構やれた方かなと、僭越ながら思っております。
如何でしたでしょうか。
これからまだまだ、成長できると自信がつきましたので、次回作も楽しみにしていてください。
ここで突然ですが、クイズです!
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父親が一人息子を連れてドライブに出かけました。
ところがその途中で父親がハンドル操作を誤り、電柱に衝突する大きな交通事故を起こしてしまいました。父親は即死、助手席の息子は意識不明の重体になり、すぐに救急車で病院に運ばれました。幸運にも天才外科医との呼び声の高い、その病院の院長が直々に手術をすることになりました。助手や看護師を従えて手術室に入り手術台に寝かされた子どもを見るなり、院長は叫びました。
「なんと、これは私の息子じゃないか!」
さて、これはいったいどういうことなのでしょう。
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割とメジャーな問題らしいのですが、嘗て心理や倫理を嗜んでいたわたしも、先入観を問うこの設問に一度ひっかかってしまったのでした。
それで「ああ。まだ、差別意識が抜け切れていないな。百合好きなのに情けない……」と、そう思ったのが、作文の始まりでした。(作文、超苦手だったのに、なんでできると思ったんだろう)
二人が女性どうしだとは気付かずに応援してしまう恋を、すり替えれば、きっと皆さまにも気付いていただけるだろうと思ったのです。
そして出来上がったのが、この『願い』を巡る、一夜の物語。
人間の脳はとても出来がいいもので、一目では絶対に認識できないような、この文字数も、一瞬にして構築してしまい、そこから各人が動き始めてしまったのです。とある日の夜、本当に一瞬のことでした。(思わずメモを取ってしまったことが懐かしく思われます)
なので、わたしは書くしかなかったのです。
わたしの手で始まってしまった彼女たちの戦いを、わたしの手で終わらせるために。
傾倒しすぎて色々失うものもありましたが、たくさん得たものもありました。
終わってしまうのは悲しいことですが、彼女たちがいなくなると言うわけではありません(新プロデュース企画『うさぎタウン』にも語り継がれます)ので、わたしの一つの過去として、誰かの記憶に残っていたら、作者冥利に尽きると言うものです。
これから新作や別ジャンルにも取り組んでいきますので、宜しければどうぞ、またお手に取ってご覧ください。心臓も時も止まるような優しい世界が、あなたの中に拡がらんことを行間より祈っております。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
ちなみに、今日はルートとサクラの誕生日です。ちょうどいいですね。
最後に、わたしがプロデュースするガールズインストゥルメンタルバンド「うさぎタウンband(仮)」の宣伝をして閉幕と致します。
そうです。
何故かバンドの宣伝なんです。
超可愛いです。あと、音楽ジャンルがニッチ過ぎる。
ついでに、わたしの分も一応載せておきます。
特に新作情報とかをボロボロ言ってたりはしないので、見ても見なくてもいいと思います。
なので是非。どっちやねん。
【ツイッター】
うさブルー→@usa_belu
うさぎタウンband(仮)→@usagitown
【公式LINE】
うさぎタウンband(仮)→@sqa5065p
作 うさブルー
スペシャルサンクス 読者さま
了。




