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ほんなこつ おしおきばい

夏のライブツアーを無事に終えたあと、美香は少しずつ体調とお腹のふくらみに気を配りながら日常を送っていた。

ある朝、蝉の声が賑やかに響く中、美鈴と光子と優子が付き添って、妊婦健診へ向かうことになった。


「お姉ちゃん、ちゃんと歩ける?」と優子が心配そうに尋ねると、

美香はにっこり笑って、「大丈夫よ。赤ちゃんも元気そうにしてるから」と答える。


病院に着くと、待合室は同じようにお腹の大きな女性たちでいっぱいだった。光子と優子は「うわー、ちっちゃい赤ちゃんがいっぱい生まれてくるんやね!」と無邪気に声を上げ、周囲を和ませる。


診察室に入ると、美香はエコーで赤ちゃんの姿を確認。画面に映る小さな手足の動きに、思わず涙が浮かぶ。

「ちゃんと元気に育ってますね。順調ですよ」と医師が微笑むと、美香も胸をなでおろした。


帰り道、光子が「赤ちゃん、踊りよったね!うち見えたもん!」と大はしゃぎ。

優子も「絶対うちの歌、聴きよったっちゃろ」と自慢げに言い、美鈴が「はいはい、赤ちゃんにうるさがられんごと、ほどほどにね」と笑った。


美香はみんなの言葉を聞きながら、心の奥で「この子が生まれてくる未来は、きっとあたたかい」と確信するのだった。




小さな命に寄せる思い


夏の午後、柔らかな日差しが街の通りに差し込んでいた。美香はゆっくりとベビー用品店を歩きながら、棚に並ぶ小さな洋服やオモチャ、ベビーカーに目をやる。手に取るたびに、お腹の中の双子の姿が自然と浮かんでくる。「これは必要かな…? いや、これはもう少し後でいいかもしれない…」と、慎重に品物を選ぶ。


その隣には、光子と優子も並んで歩いていた。二人はまだ中学三年生だが、興味津々にベビー用品を見ながら、「これ、かわいい〜」「うわ、この靴ちっちゃ!」と声をあげる。姉妹らしい軽やかな笑い声が、店内に小さな花を咲かせるようだった。


美鈴も一緒に歩きながら、どこか懐かしそうに笑みを浮かべている。ふと、美香に話しかけた。

「私も光子と優子を妊娠しとった時は、毎日少しずつ、こうやって買い揃えていったんよ。ほんと、胎動がすごくてなぁ。元気に育っとるんやなぁって、毎日感動しよったと」


美香の胸の奥に、じんわりと温かいものが広がった。言葉に詰まりそうになりながらも、自然に顔がほころぶ。

「そ、そうやったんや…。お母さん、そんな風に思っとったんやね…」


光子と優子も、美香の横で小さくうなずきながら、「お姉ちゃん、双子ちゃん楽しみやね〜」と声をそろえる。その声に、美香はさらに胸が熱くなるのを感じた。


美鈴は優しく微笑んだ。

「うん。お母さんになった時のことって、すぐに思い出すもんやね。あなたも、こうやって双子を迎える準備をしよる姿を見ると、なんか胸がいっぱいになるわ」


美香は思わず目を潤ませ、手元のベビー服に視線を落とした。小さな服は、まだ何の音も立てず、でも確かに命の存在を感じさせる。

「お母さんもまだ36歳やけん、私、もう一人産もうと思えば…?」


美鈴は少し笑いながら首を振った。

「私はもういいわ。今は光子と優子の成長を喜びたいし、私たちにとって初孫やけん、孫の世話に時間をさきたいな」


その言葉に、美香の胸に深く響くものがあった。静かにうなずき、感謝の気持ちが溢れる。

「お母さん、ありがとう…」


光子と優子も、そっと手を重ねるように美香の手を握った。二人の小さな手のぬくもりが、美香の心にじんわりと伝わる。店内に漂う柔らかな光と、周囲の賑やかな音も、今だけは遠くに感じられた。小さな命への期待、家族への愛、そしてこれから迎える新しい生活への高鳴る気持ち。すべてが、美香の心を優しく満たしていく。


その日、美香は一つ一つのベビー用品を手に取りながら、心の中で小さな命に話しかけた。「もうすぐ会えるね、楽しみにしてるよ」

光子と優子も、母の胎内で静かに育つ双子の姿を思い描きながら、興奮と期待を胸に抱いた。


美鈴はそんな娘たちの姿をそっと見守りながら、自分もかつて感じた母としての喜びと感動を思い返していた。店を出る頃には、三人の心の中には、愛と希望に満ちた穏やかな時間が流れていた。





夏の午後、ベビー用品店で買い物を終えた美鈴と光子、優子は荷物を抱えてマンションへ向かう。美香は妊婦健診の帰りで少し疲れた表情を見せつつも、三人の笑顔を見て心が和む。


マンションに着くと、家には優馬だけが残っており、リビングでくつろぎながら「おかえり」と声をかける。光子と優子は、買ってきた小さな服やおもちゃを嬉しそうにテーブルに並べ、美鈴に手伝ってもらいながら片付ける。


「お父さん、見て〜。赤ちゃん用の服とか、おもちゃも少しずつ揃えたとよ」


優馬は微笑み、軽く手を伸ばして触れる。

「よかねぇ、これで少しずつ準備が整うやろう。お姉ちゃんのお腹の中の赤ちゃんも、きっと喜んどる」


光子は小さくつぶやいた。

「お姉ちゃんが赤ちゃん産んだら、私たちお姉ちゃんになるんやね…すごいなぁ」


優子も嬉しそうに頷きながら付け加える。

「うん、私も楽しみ! いっぱい抱っこしてあげたいな」


美香は二人を見つめ、じんわりと胸が熱くなる。

「ありがとう、二人とも。お姉ちゃんになってくれるんやね。嬉しいよ」


その夜、家族は夕食を囲み、静かで温かな時間を過ごす。光子と優子は、赤ちゃんが生まれる日を思い描きながら、家族のぬくもりと命の尊さを改めて感じた






夏の夕暮れ、リビングの窓から差し込むオレンジ色の光の中、光子と優子はそろってソファに座り、ひそひそと声を落としていた。

「さぁ、胎教ギャグ出発進行やね、光子お姉ちゃん!」

「うにゃだらぱ〜、優子お姉ちゃん、行くばい!」


双子ちゃんたちは、ちょうどテレビで中継されているホークスの試合に目を向ける。九回裏、1点ビハインドの場面。

「お父さん、ほら、ピッチャーが投げよる!さぁ、どうなるか!」


優馬がテレビに釘付けになりながら、両手を振り上げる。

「よっしゃーーー!!打てーーー!!」


光子が赤ちゃんに向かってささやくように言う。

「うにゃ〜あじゃぱー、赤ちゃん、見て見て!お父さんのテンションやばか〜!」


優子も赤ちゃんに笑いかけながら続ける。

「もーれと、赤ちゃん、ほらほら、ボール振りかぶったよ!ヒット打ったら、うちらも笑わんとね〜」


テレビの画面で、ホークスのバッターが大逆転のタイムリーヒットを放つ。スタンドは歓声の渦。

「お父さん、うおぉぉぉぉぉーーー!!」


優馬は椅子から立ち上がり、ソファの上をぐるぐる駆け回る。

「うおお、勝ったぁぁぁ!!うにゃだらぱ〜!!」


光子が赤ちゃんに語りかける。

「ほらほら、うにゃだらぱ〜って、今のお父さんみたいやけん、笑う練習しとかんば!」


優子も笑いを堪えながら続ける。

「もーれと、もーれと!赤ちゃんも一緒に爆笑胎教やけん、元気に育つばい!」


二人のギャグ胎教に、赤ちゃんもお腹の中で、ぴくぴく動いているように見える。光子と優子は目を見合わせ、くすくす笑いながら小さな声で囁く。

「やっぱ、赤ちゃんにもお父さんの喜びを伝えとかんとね、人生、笑いは大事やけん」

「うん、笑いで命も育つけん、うにゃだらぱ〜、もーれと、出発進行やね!」


その日、リビングは笑いと歓声に包まれ、夕暮れの光と共に、赤ちゃんへの初めてのギャグ胎教が無事に幕を閉じた。





夏の夕暮れ、リビングの窓から差し込むオレンジ色の光の中、光子と優子はそろってソファに座り、ひそひそと声を落としていた。

「さぁ、胎教ギャグ出発進行やね、光子お姉ちゃん!」

「うにゃだらぱ〜、優子お姉ちゃん、行くばい!」


双子ちゃんたちは、ちょうどテレビで中継されているホークスの試合に目を向ける。九回裏、1点ビハインドの場面。

「お父さん、ほら、ピッチャーが投げよる!さぁ、どうなるか!」


優馬がテレビに釘付けになりながら、両手を振り上げる。

「よっしゃーーー!!打てーーー!!」


光子が赤ちゃんに向かってささやくように言う。

「うにゃ〜あじゃぱー、赤ちゃん、見て見て!お父さんのテンションやばか〜!」


優子も赤ちゃんに笑いかけながら続ける。

「もーれと、赤ちゃん、ほらほら、ボール振りかぶったよ!ヒット打ったら、うちらも笑わんとね〜」


テレビの画面で、ホークスのバッターが大逆転のタイムリーヒットを放つ。スタンドは歓声の渦。

「お父さん、うおぉぉぉぉぉーーー!!」


優馬は椅子から立ち上がり、ソファの上をぐるぐる駆け回る。

「うおお、勝ったぁぁぁ!!うにゃだらぱ〜!!」


光子が赤ちゃんに語りかける。

「ほらほら、うにゃだらぱ〜って、今のお父さんみたいやけん、笑う練習しとかんば!」


優子も笑いを堪えながら続ける。

「もーれと、もーれと!赤ちゃんも一緒に爆笑胎教やけん、元気に育つばい!」


二人のギャグ胎教に、赤ちゃんもお腹の中で、ぴくぴく動いているように見える。光子と優子は目を見合わせ、くすくす笑いながら小さな声で囁く。

「やっぱ、赤ちゃんにもお父さんの喜びを伝えとかんとね、人生、笑いは大事やけん」

「うん、笑いで命も育つけん、うにゃだらぱ〜、もーれと、出発進行やね!」


その日、リビングは笑いと歓声に包まれ、夕暮れの光と共に、赤ちゃんへの初めてのギャグ胎教が無事に幕を閉じた。





その日のリビングは、光子と優子のギャグ胎教と、ホークス大逆転の興奮で、笑いの渦に包まれていた。


「うにゃだらぱ〜!もーれと〜!」と双子が声を張るたびに、美香は思わず笑い転げる。


「はぁっ…あははははっ!もう、笑いすぎてお腹痛いばい…」


優子がふざけて言う。

「美香お姉ちゃん、赤ちゃんも一緒に笑っとるかもよ〜」


光子もにこにこ笑いながら添える。

「ほら、赤ちゃんもぴくぴく動いとう!笑いって伝わるっちゃんね〜」


美香はお腹に手を当てながら、笑いを堪える。

「うっ…ほんとに、二人のギャグ胎教、効きすぎやろ…でも、嬉しい、こんなに元気に笑える時間って幸せやなぁ…」


優馬も思わず笑い声に混ざる。

「おお、こりゃええ胎教やな!赤ちゃん、うにゃだらぱ〜で強く育つばい!」


光子と優子はさらにテンションを上げ、鼻からコーヒー牛乳噴射鉢巻を頭に巻いて、もう一度「もーれと〜!」と叫ぶ。


美香は涙を浮かべながら笑い、手でお腹をさすり、心の中でそっとつぶやく。

「赤ちゃんたちも、こんなに笑いの中で育つんやね…ありがとう、光子、優子…」


リビングには、笑い声と赤ちゃんの胎動のリズムが溶け合い、温かく、優しい時間がゆっくりと流れていった。





リビングのテレビ画面には、懐かしのアニメ『ヤッターマン』が映し出されていた。光子と優子は、偶然チャンネルを合わせたその瞬間から釘付けになった。


「うわ〜、ドロンボー一味、やっぱおもろか〜!」光子が声をあげ、テレビに釘付けになる。


「ほんとやね〜!あのギャグ展開、笑いが止まらんばい!」優子も両手で顔を覆いながら大笑い。


特に、最後のドクロベーのお仕置きシーンで、二人は思わず腹筋を押さえ、転げ回るように笑った。

「うぎゃ〜!あぶなか〜、腹筋が…攣りそうやん!」光子が声を震わせ、笑いながら言う。


「ドクロベー、相変わらず無茶しよるな〜!でも、それがたまらん!」優子も息を切らしながら言葉を重ねる。


その様子を見ていた美香は、ソファに座りながらお腹を抱え、笑いを堪える。

「うふふ…二人とも、ほんとに笑いのセンスは変わらんなぁ…」


笑い声はリビングいっぱいに響き渡り、胎動で応えるお腹の赤ちゃんたちも、まるで笑いに合わせているかのように小さく弾む。


「うにゃだらぱ〜も負けとらんばい!」光子がふざけて叫び、優子も「もーれと〜!」と応じる。


こうして、懐かしのアニメと双子のギャグが混ざり合った時間は、家族全員に笑顔と温かさを運んだ。赤ちゃんたちも、きっと胎内でその笑いを感じているのだろう。







画面のドクロベーが「ほーれ、お仕置きだべ〜!」といつもの調子で叫ぶと、光子がにやりと笑い、すかさず真似をして言った。


「ほーれ、ギャグ胎教だべ〜!」


それに続いて優子も負けじと声を張る。


「うにゃ〜、もーれとお仕置きだべ〜!」


二人のアレンジに、画面のアニメと現実が入り混じったかのようなコミカルな空気がリビングを包む。光子と優子の声に合わせて、手足をバタバタさせながら、お互いにふざけ合う様子はまさにコントのようだ。


その光景を見ていた美香は、思わずソファで腹を抱えて大爆笑。

「あはははは!ちょっと、やめて〜、笑いすぎてお腹痛い〜!」


涙目になりながらも笑い続ける美香の姿に、光子と優子はますますヒートアップ。


「ほーれ、お腹の赤ちゃんも笑っとるばい!」光子が指をお腹にあてて、ふざけながら言う。


「赤ちゃんもきっと『うにゃだらぱ〜!』って返事しよるね!」優子も大笑い。


笑い声は部屋いっぱいに響き渡り、胎動で応える赤ちゃんたちも、まるで二人のギャグに反応しているかのように小さく弾んだ。


美香は涙目になりながらも、心の底から楽しそうに笑い、二人のギャグを心から愛おしそうに見つめる。

「ああ…もう、二人とも笑いのセンス、ほんとに最高やね…!」







美香の腹の中で小さな胎動を感じながら、光子と優子はさらにヒートアップ。

「ねえねえ、今のギャグ、もっと派手にしてみよーや!」光子が目を輝かせて言うと、優子も負けじとニヤリ。


「じゃあ、こうしよう!うにゃだらぱ〜!の次に、もーれとお仕置きだべ〜!って言いながら回転ジャンプ!」


二人はリビングで体をくるくる回しながら大げさに叫ぶ。その姿に美香は笑いながらも、「あははは!ちょっと、腹が痛いけど、やめられん!」と声をあげる。


その瞬間、光子がひらめいた。

「これ、Tシャツにしたらおもしろかかも!」


優子も同意し、二人は即席で「うにゃだらぱ〜」「もーれとお仕置きだべ〜!」の文字を大きく描き、さらにドクロベーの顔や手足をコミカルにデザイン。


「次は鉢巻も作ろうや!」光子が言えば、優子も「鼻からコーヒー牛乳噴射鉢巻、桜の花びら噴射鉢巻も!」とアイデアを出す。


美香は笑いながら、「あんたら…笑いのセンス、ほんと半端ないね…!」


こうして、リビングには光子と優子が考えたオリジナルギャグのTシャツ、鉢巻、そして小さな小道具たちが散らばり、まるでギャグ工房のようになった。


二人はお互いにアイデアを出し合い、次々に新しいギャグを生み出す。笑い声とともに、ギャググッズは完成度を増し、家族も思わず吹き出す。

「これは…商品化できるんじゃない?」光子がささやくと、優子も「うん、赤ちゃんにもお揃い作ろうか!」と目を輝かせる。


美香は笑いながら、胎動を感じつつつぶやいた。

「うちの赤ちゃんも、きっとこの笑いの中で育つんやね…幸せやなぁ…」


部屋には、笑い声とアイデアが渦巻き、光子と優子のオリジナルギャグは、形になっていった。






数日後、光子と優子は作り上げたギャグTシャツやギャグ鉢巻を箱に詰め、写真を撮ってオンラインショップ用の準備を始めた。


「うにゃだらぱ〜Tシャツ、サイズはS、M、L…あと赤ちゃん用もいるね!」光子が声を弾ませる。

「モレモレマン鉢巻は、長さ調整できるようにせんと。小学生も大人も使えるけん!」優子が細かくチェック。


美香は、妊娠中のお腹をさすりながら、二人の姿を微笑ましく見つめる。

「もう…あんたら、ほんとに笑いを仕事にしてしまいそうやね。胎教も完璧やわ…」


二人はさらに、ドクロベー顔のマスコットや鼻から桜の花びら噴射ミニフィギュアも作り、笑いの世界を広げていく。


オンラインショップがオープンすると、すぐに全国から注文が入った。

「見てみー!北海道から注文きとる!」光子が画面を覗き込む。

「大阪からも!福岡以外の人も、うちらのギャグ欲しがっとる!」優子も興奮気味に叫ぶ。


家族全員で箱詰め作業をしていると、美鈴も手伝いに来た。

「懐かしかね、うちが光子と優子を育てよった時も、こんな風に楽しそうにしよったもんね。」

美香はジーンと胸に込み上げるものを感じながら、「うちも赤ちゃんに、この笑いを教えてあげたいな…」と呟く。


その夜、光子と優子はギャググッズを身につけ、笑いながら自分たちで考えたミニコントを披露する。

「うにゃだらぱ〜!」

「もーれとお仕置きだべ〜!」


美香はお腹を押さえながら笑い、アキラも思わず画面越しに拍手する。

「これは…絶対、赤ちゃんも笑顔で育つね。」


こうして、光子と優子のオリジナルギャグは、家族や全国のファンに笑いと幸せを届ける新しい形として、着実に広がっていった。





光子と優子は、すでに発売済みの「うにゃだらぱ〜Tシャツ」と「モレモレマンTシャツ」の売れ行きを確認しながら、次なるギャググッズの構想に取り掛かっていた。


「次はこれやね、優子!」光子が指さしたのは、ドクロベーのお仕置きギャグをモチーフにしたデザイン。

「うん、『もーれお仕置きダベ〜Tシャツ』!あと、鉢巻も作ろう!」


二人は笑いをこらえながら、鉢巻のデザインもチェックする。

「これ巻くと、鼻から桜の花びら噴射のコントがさらに映えるけん!」優子が目を輝かせる。


美香はお腹をさすりながら、にこにこと微笑む。

「ほんと、あんたらは…胎教も笑いすぎやわ。うちのお腹も、笑いでぐるぐるなる。」


アキラも参加し、二人の試作品Tシャツと鉢巻を巻いて鏡の前でポーズを決める。

「うにゃだらぱ〜もいいけど、これは…笑いの威力が増しとるね!」アキラがツッコミ。


光子と優子はさらに、もーれお仕置きダベ〜のコントを実演。

「ほーれ、お仕置きだべ〜!」

「もーれとお仕置きダベ〜!」


そのたびに家族全員が大爆笑。美香は涙を浮かべながら、「赤ちゃんも、笑顔で育つやろうな…」とつぶやいた。


こうして、新たな「もーれお仕置きダベ〜Tシャツ&鉢巻」は、双子ちゃんのギャグ伝承の象徴として、次なる笑いの波を全国に届けることになった。






試作品の「もーれお仕置きダベ〜Tシャツ」と鉢巻が完成した。双子ちゃんは、イラスト部分を徹底的にギャグテイストで描き直した。ドクロベーのコミカルな表情や、鼻から飛び出す花びらやコーヒー牛乳をアレンジしたデフォルメイラストが、見るだけで笑いがこみ上げるデザインになっている。


光子が試着し、鏡の前でくるくる回る。

「うにゃ〜、めっちゃいいやん!これ、絶対笑える!」


優子も負けじと鉢巻を巻いて、ポーズを決める。

「ほーれ、お仕置きダベ〜!」


そこへお父さん、優馬が通りかかる。双子ちゃんのTシャツと鉢巻姿を一目見て、目を輝かせた。

「おおっ、これ絶対買うやつやん!光子、優子、即決や!」


美香は笑いをこらえながら、「ほんと、うちのお父さんは、ギャグに弱いね〜」とつぶやく。


こうして、双子ちゃんの新たなギャググッズは、家族の笑いの中心に仲間入り。初の試作品ながら、すでに家族の間では大ヒットの予感が漂った。





ギャグの花、咲き誇る夏


夏の午後、光子と優子、そして美香お姉ちゃんはリビングで笑い転げていた。テレビで流れていた懐かしのアニメのギャグシーンに触発され、双子ちゃんは新たなギャグのアイデアを次々に口にする。


「ほーれお仕置きだべ〜、うにゃ〜!」

「もーれお仕置きダベ〜!」


光子の声に合わせ、優子も小さなジャンプを入れて真似をする。美香お姉ちゃんは思わず腹を抱えて笑い、涙目になるほどだった。


「うわぁ、これ、Tシャツにしたらめっちゃおもろかね!」

光子が目を輝かせて言うと、優子も「鉢巻も絶対おもろくなるっちゃ!」と加勢する。


三人はすぐに制作チームに連絡し、ギャグTシャツと鉢巻のデザインに取り掛かることにした。だが、ここで一つ問題があった。以前参考にしていたドクロベーのイラストは著作権の関係で使えないのだ。


「これ、完全オリジナルで作らんといかんね。」

美香お姉ちゃんが頷く。「でも、ギャグの雰囲気はしっかり残して、鼻から飛ぶ牛乳とか、もーれお仕置きダベ〜のノリだけ参考にすればいいよ。」


こうして、デザイナーはギャグテイストを強めつつ、完全オリジナルのキャラクターを描き上げる。もーれお仕置きダベ〜の鉢巻は、鼻から吹き出すミルクの代わりに小さな星や音符が飛ぶデザインに。Tシャツも、ドクロベー風のキャラクターではなく、双子ちゃんオリジナルの「お仕置きマン」がコミカルに跳ねるイラストに仕上がった。


完成した試作品を見たお父さん・優馬は目を丸くし、「こ、これは即買いせんといかんばい!」と叫ぶ。光子と優子も「お父さん、ノリよかね〜!」と笑いながら、ギャググッズの威力を実感する。


部屋には笑い声が満ち、ギャグの花が静かに、しかし確かに咲き誇った午後だった。





ほんなこつ、おしおきばい!」


夏の午後、博多の街はギラギラと陽射しを浴びていた。光子と優子はリビングでギャググッズの試作品を前に、笑いを堪えきれずに肩を震わせている。目の前には、新作ギャグTシャツとギャグ鉢巻。「もーれおしおきダベ〜」ならぬ、博多弁で柔らかくアレンジしたそのフレーズ――


「ほんなこつ、おしおきばい」


文字はひらがなで大きく描かれ、真ん中にはコミカルな顔のイラスト。見るからに笑いを誘うデザインだった。


「ぎゃははは!これ、めっちゃおもろか〜!」光子がTシャツを手に取り、ふわっと広げながら叫ぶ。


優子も負けじと鉢巻を頭に巻きつけて鏡の前でポーズを取る。「うち、これ似合いよるやん!ほんなこつ、おしおきばいって感じ〜」


リビングの隅で、美香お姉ちゃんが妊婦姿でソファに座り、笑いながら手でお腹を押さえる。「あかん、笑いすぎてお腹痛い〜!でも、このフレーズ、なんか胎教にええかもね〜」


お父さんの優馬も、思わず手を叩いて大爆笑。「こりゃ即買いじゃね!光子、優子、こげんギャグTシャツ見たら、博多じゅう笑いが広がるやろうな」


双子ちゃんの発案で生まれたこの新作グッズは、単なる遊びではなく、家族みんなを笑顔にする魔法のアイテムになっていた。光子が鉢巻をもう一度巻き直し、優子がTシャツを肩にかける。


「これ、次のライブで着よっか!」優子が目を輝かせると、光子もにっこり頷いた。「うん、ファイブピーチ★全員で、おしおきばい、やろう!」


その瞬間、部屋中に笑い声が響き渡る。笑い声の中で、美香のお腹の中の双子たちも、きっと小さな笑いを感じているような気がした。


こうして、新たなギャグ鉢巻とTシャツは、博多南家のリビングで誕生した――「ほんなこつ、おしおきばい!」の魔法とともに。





光子と優子が新作Tシャツと鉢巻を見せて大笑いしていると、お父さんの優馬が首をかしげながら聞いた。


「で、これ、どういう意味なんや?」


光子がにっこり笑いながら答える。「お父さん、これはね、昔のギャグアニメ見よったときに思いついたとよ。あのアニメのキャラが『お仕置きだべ〜!』って叫ぶシーンがあって、それを博多弁にしたらもっと柔らかくて、みんな笑えるかなぁと思って作ったんよ」


優子も手を挙げて付け加える。「そうそう、ひらがなで『ほんなこつ、おしおきばい』って書くと、なんかふわっとして、怒ってない感じでおもろかろうもん」


美香お姉ちゃんはお腹を押さえながら笑った。「なるほど〜、これは確かに笑えるねぇ。光子ちゃんと優子ちゃんらしいアレンジばい」


優馬も納得したようにうなずき、家族みんなでまた声を上げて笑った。リビングには、笑いとギャグの魔法が満ちあふれていた。





夏休みの夕暮れ、福岡市内の小さなライブハウスに、ファイブピーチ★のメンバーと観客が集まっていた。熱気と期待でざわめく客席を前に、光子と優子はステージ袖で息を合わせる。


「よーし、今日もギャグばりばりでいくばい!」

「うにゃだらぱ〜、うにゃ〜あじゃぱー!」


二人の掛け声とともに、観客席からも笑い声がこぼれる。照明に照らされたステージの上で、双子ちゃんは新作ギャグTシャツと鉢巻を身に着けている。


「ほんなこつ、おしおきばい!」


光子が叫ぶと、優子も同じく叫び、ステージは笑いの渦に包まれた。観客も思わず手を叩き、声を上げて笑う。ギャグのリズムに合わせて、曲のメロディに乗せた二人の動きは、まるでコントを見ているかのよう。


「あはは、これ、めっちゃおもろか〜!」

「ドクロベーを思い浮かべて作ったんやろうが、めっちゃ可愛くアレンジされとる!」


客席からもそんな声が上がる。光子と優子は笑顔でお辞儀をしながら、次のフレーズへ。会場全体が笑いと音楽でひとつになり、夏の夕暮れにギャグと笑いが輝く時間が流れた。


ライブ後、メンバー同士で顔を見合わせ、にっこり笑う。観客の笑顔を見て、今日もまた「ギャグは人を幸せにするんだ」と実感する双子ちゃんだった。















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