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国境を越えたハイパーこちょこちょ

オンライン大作戦!国境を越えたハイパーこちょこちょ」


土曜日の夕方。

光子と優子の部屋に、ワクワクした空気が漂う。

今日は特別な日――ニュージーランドのウェリントンと、カナダのバンクーバーのみんなとビデオ通話でつながる日だ。


画面の向こうには、小春、ひなた、みずほもスタンバイ。久しぶりの再会にみんな笑顔が弾ける。


小春

「久しぶり〜!みんな元気にしよった?」


ひなた

「ウェリントンもバンクーバーも、こんにちは〜!」


みずほ

「元気そうでよかった!今日は楽しいことしよー!」


光子

「じゃあ……ここから本題。オンライン・ハイパーこちょこちょ作戦、開始や!」


優子

「覚悟しときんしゃい!3対2のトリプルアタックでいくばい!」


画面の向こうで、ウェリントンとバンクーバーのみんなも「えぇぇ!?」と声を上げる。

小春、ひなた、みずほは画面越しに指をくねくね動かして、まるで相手をつかむかのようにアピール。


ひなた

「ほら〜、光子、画面の向こうでも笑わんといけんよ!」


みずほ

「優子もやで〜!こちょこちょ耐久テストや!」


光子(大慌てで)

「ひぃぃぃ!やめてぇぇぇ!指が画面越しに刺さってくる気がするぅ!」


優子(赤面で)

「ぎゃはははっ!そんな!画面でも無理ぃぃ!」


小春はにやりと笑い、メモ帳片手に演出。


小春

「ふむ……笑い方が怪しいので、ハイパーこちょこちょ成功認定!」


画面の向こうでは、ウェリントンとバンクーバーの子たちも大笑い。


ウェリントンの友達

「みんな元気そうだね!こっちも負けないくらい笑ってる!」


バンクーバーの友達

「画面越しでも伝わるくらい面白い!光子と優子、やられとる〜!」


オンライン越しに、まさかの大混乱。

光子と優子は、リアルで画面越しの“ハイパーこちょこちょ”を耐えながら、必死に笑いをこらえる。


光子

「ひぃぃぃ!もう無理やぁぁぁ!」


優子

「や、やめてぇぇ!笑い死ぬぅぅ!」


ひなた

「画面越しでも効くやろ〜!」


みずほ

「今日のコント、大成功やね!」


最後には、全員が大笑いしながら「また次もやろう!」と約束。

オンラインでも、国境を越えて、笑いと友情がつながったひとときだった。





Wellington friend: “Whoa! That looks so funny! Mitsuko and Yuko are getting tickled!”

「わぁ!めっちゃ面白そう!光子と優子、こちょこちょされとるやん!」


Vancouver friend: “Hahaha! I can’t stop laughing! Even through the screen, it’s hilarious!”

「ははは!笑い止まらん!画面越しでもめっちゃおもろい!」


Wellington friend: “I didn’t know tickling could be this intense online!”

「オンラインでもこんなにこちょこちょ効くとは思わんかった!」


Vancouver friend: “Mitsuko, Yuko… you guys are brave to endure this!”

「光子、優子……よく耐えとるな!」


Wellington friend: “This is the best online fun ever!”

「これ、今までで一番おもろいオンライン遊びや!」


Vancouver friend: “Next time, we want to join the tickle attack too!”

「次はわたしたちもこちょこちょ作戦に参加したい!」




「国際オンライン大作戦!ハイパーこちょこちょ大乱戦」


Title: “International Online Operation! Hyper Tickle Chaos”


Koharu: “Long time no see! How’s everyone doing?”

「久しぶり〜!みんな元気にしよった?」


Hinata: “Hello Wellington! Hello Vancouver!”

「ウェリントンもバンクーバーも、こんにちは〜!」


Mizuho: “So glad to see everyone happy! Let’s do something fun today!”

「元気そうでよかった!今日は楽しいことしよー!」


Mitsuko: “Then… here we go. Online Hyper Tickling Operation, start!”

「じゃあ……ここから本題。オンライン・ハイパーこちょこちょ作戦、開始や!」


Yuko: “Prepare yourselves! Triple attack, three-on-two!”

「覚悟しときんしゃい!3対2のトリプルアタックでいくばい!」


Hinata: “Come on, Mitsuko! Don’t hold back, you have to laugh!”

「ほら〜、光子、画面の向こうでも笑わんといけんよ!」


Mizuho: “Yuko too! This is the tickling endurance test!”

「優子もやで〜!こちょこちょ耐久テストや!」


Mitsuko: “Eeeeeek! Stop it! I feel like your fingers are stabbing me through the screen!”

「ひぃぃぃ!やめてぇぇぇ!指が画面越しに刺さってくる気がするぅ!」


Yuko: “Hahaha! No way! I can’t take it through the screen either!”

「ぎゃはははっ!そんな!画面でも無理ぃぃ!」


Koharu: “Statement recorded: ‘Just friends.’ But the way you laughed… highly suspicious.”

「……供述:“ただの友達”。しかし笑いながら言ったのでクロ確定。」


Hinata: “Mitsuko, romantic feelings confirmed!”

「光子刑事、恋愛確定!」


Mizuho: “Yuko, same here!”

「優子刑事も恋愛確定!」


Mitsuko & Yuko: “Stop it! Don’t confirm anything!!”

「やめろぉぉぉ!確定するなぁぁぁぁ!」


Wellington friend: “Whoa! That looks so funny! Mitsuko and Yuko are getting tickled!”

「わぁ!めっちゃ面白そう!光子と優子、こちょこちょされとるやん!」


Vancouver friend: “Hahaha! I can’t stop laughing! Even through the screen, it’s hilarious!”

「ははは!笑い止まらん!画面越しでもめっちゃおもろい!」


Wellington friend: “I didn’t know tickling could be this intense online!”

「オンラインでもこんなにこちょこちょ効くとは思わんかった!」


Vancouver friend: “Mitsuko, Yuko… you guys are brave to endure this!”

「光子、優子……よく耐えとるな!」


Hinata: “Look at their faces! They can’t survive this much laughter!”

「顔見て!こんだけ笑わせたらもう無理やろ!」



Mizuho: “Mission accomplished! The tickle attack was a success!”

「作戦成功!こちょこちょアタック、大成功や!」


Koharu: “Now everyone’s laughing together, across the world!”

「これでみんな世界中で大笑いやね!」


Mitsuko & Yuko: “Hahaha! Okay, okay, we surrender! Enough, enough!”

「ははは!もう、もう降参!やめて、やめてぇぇ!」


Wellington friend: “Next time, we want to join the tickle attack too!”

「次はわたしたちもこちょこちょ作戦に参加したい!」


Vancouver friend: “Yes! Let’s have a worldwide tickle party!”

「うん!世界中でハイパーこちょこちょパーティーやろう!」





Sophie: “Hi everyone! It’s been so long… I really want to see you all again!”

「みんな、久しぶり!また絶対会いたいな!」


Ryan: “Yeah! We miss you all so much!”

「ほんとや!みんなに会えなくて寂しかったよ!」


Wellington friend: “By the way… how are Mika and Akira doing?”

「ところで…美香とアキラは今どうしてるん?」


Vancouver friend: “Yeah, are they busy?”

「うん、忙しいん?」


Mitsuko: “They’re living in a condo close to the Ogura house, enjoying a sweet newlywed life.”

「小倉家に近いマンションで、甘い新婚生活を満喫しとるよ。」


Yuko: “Their spring concert is coming soon, so right now they’re busy with that.”

「春の定期演奏会がもう直ぐあるから、今はそっちで忙しいみたい。」


Sophie: “Wow, that sounds lovely! I hope we can all meet soon!”

「わぁ、素敵やね!またみんなで会えるといいな!」


Ryan: “Yeah, maybe next time we can do another tickle attack… together!”

「うん、次はまた一緒にハイパーこちょこちょやろうよ!」


Hinata: “Absolutely! The more, the merrier!”

「もちろんや!人数多いほうが楽しいしな!」


Mizuho: “World-wide tickle party, here we come!”

「世界中ハイパーこちょこちょパーティー、いくばい!」


Mitsuko & Yuko: “Hahaha! Okay, okay… we’re ready for anything!”

「ははは!もう、もう…何でも来いって感じやね!」





Wellington friend: “By the way… what are Mika and Akira up to these days?”

「ところで…美香とアキラは今どうしよると?」


Mitsuko: “They’re living in a condo close to the Ogura house, enjoying a sweet newlywed life.”

「小倉家に近いマンションで、甘い新婚生活を満喫しとるよ。」


Yuko: “Their spring concert is coming up. It’s with the Fukuoka Symphony Orchestra, next Saturday at 2 PM.”

「春の定期演奏会がもう直ぐあるよ。福岡交響楽団で、次の土曜日の14時から始まると。」


Sophie: “Wow, that sounds amazing! Busy but so exciting!”

「わぁ、すごい!忙しいけど楽しそうやね!」


Ryan: “Yeah, we should watch it if we can!”

「うん、できれば見たいな!」


Hinata: “They’re probably practicing hard right now. We’ll have to cheer them on from here!”

「今はきっと練習で忙しいはずやね。こっちから応援せんとね!」


Mizuho: “Absolutely! Let’s send them all the positive energy!”

「もちろんや!全力で応援しよー!」


Mitsuko & Yuko: “We’ll make sure they feel our support, even from afar!”

「遠くからでも応援の気持ちは届けるけんね!」




ひなた: 「わぁ…ワーグナー特集かぁ。時には勇ましく、時には激しく…すごい迫力!」


みずほ: 「ほんとや!音が会場全体に響いて、体にまで伝わってくる感じ!」


光子: 「でも、時々スローで優しいメロディになると、すごく心に染みるね…美香お姉ちゃんのトロンボーンもアキラお兄ちゃんのテナーサックスも最高!」


優子: 「ほんと…静かに聴きながらも、心の中では全力で応援したくなる!」


小春: 「曲が変わるたびに会場の空気も変わるね。迫力あるところは鳥肌もんやし、優しいところは涙出そうになる!」


光子と優子: 「うん…音楽ってすごい。演奏する二人の気持ちまで伝わってくる!」


ひなた: 「この演奏、ずっと聴いていたいな…!」


みずほ: 「次の曲も楽しみやね!どんな表現をしてくれるんやろう!」




福岡交響楽団の定期演奏会。会場は満席で、観客たちは今か今かと演奏の始まりを待っていた。ファイブピーチ★のメンバーも正装して、静かに座っている。光子と優子は手を揃えて座り、心の中で美香お姉ちゃんとアキラお兄ちゃんの演奏を応援する。







オーケストラの指揮棒が振られると、まず勇ましいワーグナーの旋律が会場を包み込んだ。金管楽器の力強い響きが体に伝わり、会場全体が一体となった。


ひなた: 「わぁ…めっちゃ迫力!鳥肌が立つ…!」


みずほ: 「音が体にまで響いてくる感じやね!すごい…!」


次に演奏された曲は激しいテンポの旋律。弦楽器と管楽器が次々と掛け合い、緊迫感が増す。光子は息を呑み、優子は思わず手を握りしめた。


光子: 「すごい…緊迫感が画面越しじゃなくて、直接伝わってくる…!」


優子: 「この迫力…胸がドキドキするばい!」


そして、曲は徐々にスローで優しいメロディに移り変わる。トロンボーンを奏でる美香お姉ちゃんの温かい音色と、テナーサックスを吹くアキラお兄ちゃんの柔らかい響きが会場を満たす。


小春: 「優しい…涙出そうになる…心がじんわりあったかくなるね。」


ひなた: 「演奏者の気持ちまで伝わってくるみたいやね…!」


曲のクライマックスに差し掛かると、再び勇ましい旋律が響き渡り、会場は一体となって盛り上がる。演奏終了の合図とともに、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。


光子: 「はぁ…すごかった。生で聴くワーグナーって、こんなにも迫力があるんやね。」


優子: 「うん、最高やった…!美香お姉ちゃんとアキラお兄ちゃん、ほんとにすごい!」


みずほ: 「私も感動した…!また生で演奏を聴きたい!」


ひなた: 「次はどんな曲を演奏してくれるんやろ…楽しみやね!」


観客たちの拍手が鳴り止まぬ中、ファイブピーチ★のメンバーも心の中で拍手を送り、演奏者の努力と情熱に感謝を込めた。


光子と優子: 「心の中では全力で応援したけん…!本当に最高やった!」






演奏が終わり、会場の拍手と歓声がまだ耳に残っている。美香は舞台袖で息を整えながら、目の前の観客席に目をやった。そこには、正装で座る光子や優子、ひなた、さくら、小春の姿があった。舞台から見えた笑顔は、演奏中の緊張をふっと解きほぐしてくれる力になった。


「みんな、来てくれてありがとう。舞台からもみんなの姿が見えて、すごい力をもらえたよ。」

美香は思わず笑みを浮かべながら言った。


アキラも隣で頷く。

「ほんとに。応援してくれて、すごく心強かった。ありがとう。」


その後、二人は家路についた。静かな夜道を歩きながら、演奏会の余韻が心の中でゆっくりと広がっていく。帰宅すると、お父さんとお母さんが迎えてくれた。


「今日は定期演奏会だったんよ。舞台から観客のみんなの顔が見えて、すごく力もらえた。」

美香は目を輝かせて話す。


「そうそう。音楽で気持ちが伝わるって、やっぱりすごいなぁって改めて思った。」

アキラも穏やかな声で答える。


お父さんは満足げに頷き、お母さんは優しく微笑む。二人の言葉に、美香もアキラも深くうなずき、今日一日の達成感と温かさに胸がいっぱいになった。


夜の静けさの中で、二人は演奏会で得た感動を心に抱きながら、家族とともに穏やかな時間を過ごした。


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