憧れのミュージシャン
博多への帰還 — ライブを終えて
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福岡空港に到着
ロサンゼルス公演、そして全国を熱狂させた大舞台を終えて、ファイブピーチ★はついに博多へ帰ってきました。空港には吹奏楽部の仲間や学校関係者、さらにはファンクラブの子どもたちや保護者までが駆けつけて、横断幕やギャグTシャツで迎えます。
光子と優子がタラップを降りると同時に、空港ロビーからは「おかえりー!」の大歓声。春介と春海は眠そうな顔でベビーカーに乗っていましたが、人の多さに目をパッチリ開け、例のウィンクを炸裂させて、再び女子ファンをメロメロに。
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博多南小〜福岡高校の「凱旋パレード」
空港からの帰り道には、地元テレビ局も取材。博多駅前には特設ステージが用意され、急きょ「おかえりライブ」と題して、ギャグと音楽のミニパフォーマンスを披露。
•光子「ただいま〜! いやぁ、飛行機の中でシートベルトがプリンのように揺れて大変やったばい!」
•優子「いやシートベルトはプリンじゃないし!」
観客は大爆笑。ここでも「洗濯機プリンTシャツ」や「脱水プリンラプソディ」のうちわが飛び交い、笑いと拍手で迎えられる。
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帰宅後の家族団らん
小倉家に戻ると、美鈴が豪華なお祝い料理を用意。優馬は「俺もステージで歌ったろうかなぁ」と言って光子と優子にツッコまれる。
春介と春海は、テーブルに並ぶごちそうを前に「まんま〜!」と両手を伸ばし、またもや投げキッス。家族全員の腹筋が限界を迎える中、光子と優子がしみじみ。
光子「やっぱり博多に帰ってきたら、心がホッとするねぇ」
優子「うん。ギャグも飯もうまかし、最高やん」
次なるアルバム制作スタート
ロサンゼルス公演から帰国して、福岡での凱旋報告会も無事に終わったファイブピーチ★。次は、いよいよ 新しいアルバム制作 に取り掛かる流れです。
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制作テーマ
アルバムのテーマは「旅と絆と笑い」。
•ロサンゼルスでの経験(施設での子供たちとの交流、公演の熱狂)
•世界中の人と繋がる笑いと音楽の力
•そして、博多に根差したユーモア
これらを軸に、シリアスな感動曲からギャグコント仕立ての楽曲まで幅広く収録予定。
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収録予定曲
1.組曲「Sunlight Hope」
•ロサンゼルス公演をもとにした大作。吹奏楽部バージョン+ファイブピーチ★バージョンのダブル収録。
2.恋は秋色
•光子と優子が作詞作曲したラブバラード。
3.雪の約束
•クリスマスシングルとして好評だった楽曲。オーケストラアレンジ版を追加。
4.脱水プリンラプソディ
•お父さんのギャグから生まれた爆笑ソング。
5.爆笑ジェラシー
•優子のドラムが炸裂するロックチューン。
6.博多笑い音頭
•ファンクラブ人気投票1位のコミカルソング。
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制作スタイル
•美香がクラシック/オーケストラ編曲を担当。
•光子がベースラインやリズムアレンジを構築。
•優子がドラム&パーカッションのアレンジを組み立て。
•さおり・小春・奏太がジャズやロックの要素をミックス。
YOSHIKIさんからのアドバイスも取り入れ、アルバム全体を「笑い×音楽の壮大な実験場」にしていく構想です。
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発売形式
•二枚組アルバム
•Disc 1 → フルオーケストラ・シリアス&感動路線
•Disc 2 → ファイブピーチ★らしいギャグ&爆笑路線
初回限定版には「洗濯機プリンTシャツ」や「爆笑ジェラシー缶バッジ」が同梱される特典も企画中。
奏太さんへの質問タイム
あなた:
「奏太さんが目標にしているギタリストっている?」
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奏太:
「うーん、そりゃやっぱり色んな人に影響受けとるっちゃね。まず王道でいえば、Charさんとか布袋寅泰さん。あの人たちのギターの音は子供の頃から聴いとったけん、自然と体に染みついとる感じがあるね。
あと、最近はジャズ系のギタリストにも惹かれとって、渡辺香津美さんとか海外やったらPat Metheny。あの独特の浮遊感ある音はめっちゃ憧れる。」
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光子(茶化しながら):
「へぇ〜、ギタリスト名が並ぶと、急に知的そうに見えるやん。奏太=ギター抱えたエロ大魔王候補、みたいなイメージやけど?」
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奏太(慌てて):
「いやいやいや!なんで俺まで“○代目大魔王”枠に入れられとると!? 俺は真面目にギター道極めたいんよ!」
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優子:
「ギター道=ギャグ道と紙一重っちゃけんね。ほら、ステージでギターソロ中にズッコケたりしたら、完全にお笑いと融合やん。」
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奏太(ため息まじり):
「……やっぱり、このメンバーの中におったら、どんなに真剣に話しても最後はネタになる運命なんやなぁ。」
奏太さんへの質問・アルフィー編
あなた:
「あと、アルフィーの高見沢さんとか、坂崎さんは?坂崎さんはアコギだけど。」
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奏太(目を輝かせて):
「もちろん!アルフィーは子供の頃からお父さんがよく聴いとったけん、自然と耳に残っとるんよ。
高見沢俊彦さんは、やっぱりあの“ギター・ヒーロー感”。煌びやかなルックスも含めて、ギターを弾く姿が“夢を見せる”っていう意味でめっちゃ憧れるね。エフェクターやギターコレクションも半端ないし、見てるだけで勉強になる。
坂崎幸之助さんは、アコギの王様やね。あの人のストロークはシンプルに見えて、実はめちゃくちゃ奥深い。歌心があって、コードの響き方もきれいだし。俺もエレキばっかじゃなくて、アコギでちゃんと表現できるギタリストになりたいって思うのは、坂崎さんのおかげかもしれん。」
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光子:
「なんや〜、奏太ってロック魂とフォーク魂、両方抱えとるやん。まさかライブで“星空のディスタンス”からの“神田川”っていうギャップ攻めするつもり?」
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奏太(苦笑しながら):
「それはお客さん混乱するやろ!(笑)でも、ジャンルを超えて幅広くできるのが、俺の理想のスタイルやけん。ロックもフォークもジャズもクラシックも、ぜんぶ吸収して自分の音にしたいっちゃ。」
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優子:
「ほぉ〜、奏太もなんやかんやでギャグ大魔王…じゃなくてギター大魔王を狙っとるんやね。」
奏太さんへの質問 — アルフィーの中で演奏してみたい曲
あなた:
「じゃあ、アルフィーの中で演奏してみたい曲はなんかある?」
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奏太(ちょっと考え込んで):
「うーん…悩むなぁ。でも、まずはやっぱり 『星空のディスタンス』 やね。イントロのギターリフはギタリストなら一度は弾きたい名フレーズ。ライブ映えも抜群やし、観客と一緒に盛り上がれる曲やけん。」
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光子:
「きたね〜!定番中の定番!観客が“イェーイ!”って一緒に叫ぶの、想像できるっちゃ!」
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奏太(続けて):
「それから、もうちょっとじっくり聴かせるなら 『メリーアン』 とか。ギターの音が切なくて、歌メロと絡むとほんとに泣けるんよ。あれはバラード系のギターのお手本みたいな曲やけん。」
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優子(ドラムスティックをクルクル回しながら):
「じゃあうちらがリズム隊でガッツリ支えるけん、奏太は泣きのギター全開で弾いてみ?」
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奏太(笑いながら):
「おう、任せとけ!あとね、ちょっとマニアックかもしれんけど 『夢よ急げ』 とかもやってみたい。疾走感があって、演奏してて気持ちよさそうやん。」
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さおり(横から口を挟んで):
「それなら私もコーラスで参加したい!アルフィーって三声ハーモニーが武器やけん、うちらでも再現できるんじゃない?」
小春さんに質問 — 憧れのキーボードプレイヤー
あなた:
「それから、小春さんにも聞いてみようかな。キーボードプレイヤーで、憧れてる人って誰かいる?」
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小春(少し照れ笑いしながら):
「うーん、私が憧れてるのはね、まずは 久石譲さん。映画音楽の透明感あるピアノに憧れるんよ。シンプルやけど心に残るフレーズ、私もああいう風に弾けるようになりたいなって思う。」
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光子(うんうんと頷いて):
「わかる〜!ジブリの曲とか聴いたら、一瞬でその世界に連れて行かれる感じするよね!」
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小春(続けて):
「それから、ポップス寄りやけど 松任谷由実さんのサポートをされてる武部聡志さん。アレンジ力もすごくて、キーボードで音楽全体の色を作り出せる人って憧れるっちゃ。」
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優子:
「なるほどね〜。じゃあ、ライブで演奏しながら“私がバンドの空気作っとる!”ってドヤ顔する小春が見れるかもね?」
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小春(笑いながら手を振って):
「いやいや!ドヤ顔はせんけど(笑)。でもキーボードって“音の橋渡し役”みたいなとこがあるけん、責任感はすごいよ。」
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まとめると、小春さんの憧れのキーボードプレイヤーは…
•久石譲(映画音楽・ピアノの透明感)
•武部聡志(ポップス、アレンジ力、バンド全体の彩り)
さおりさんに質問 — 憧れのギタリスト
あなた:
「さおりさん、ギタリストとして憧れてる人って誰?」
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さおり(少し考え込んで):
「うちが一番憧れとるのはね、やっぱ 布袋寅泰さん!独特なカッティングとか、ギター一本で存在感を放つ感じがめっちゃかっこいいっちゃ。」
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光子(目を輝かせて):
「BOØWYの曲とかも?あれ弾けたらもう伝説級やん!」
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さおり(頷いて):
「そうそう!リフ聴いた瞬間に“布袋サウンド”ってわかるのがすごい。あと、テクニックだけやなくてステージングでも人を惹きつける力があるけん、そういうとこ学びたいなって思う。」
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優子(腕を組んでニヤリとしながら):
「なるほどねぇ。じゃあ、さおりも将来はギター振り回して“キャー!”って言われるタイプやね?」
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さおり(笑いながらツッコミ):
「振り回さんわ!(笑)でも、ギターで人の心に火をつけるっていう意味では、近づきたいなって思うよ。」
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まとめると、さおりさんの憧れのギタリストは…
•布袋寅泰(カッティング、存在感、ステージング)
朱里さんに質問 — 憧れのサックス奏者
あなた:
「朱里さん、サックス吹いてるけど、憧れのプレイヤーって誰?やっぱジャズ系なん?」
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朱里(ちょっと照れながら):
「うん、ジャズはやっぱり憧れが大きいね。特に ジョン・コルトレーン と チャーリー・パーカー。あの音の深さとか、魂を直接ぶつけてくる感じがすごくて。聴いてると、ただ“うまい”じゃなくて、“心を揺さぶられる”って思うんよ。」
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光子(身を乗り出して):
「なるほど〜!そしたら、朱里のソロとかも、もっとジャズっぽい即興とか入ってくるんやない?」
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朱里(ニコッと笑って):
「そうそう!でも、私の場合はジャズだけじゃなくて、クラシックのサックス奏者の 須川展也さん にもすごく影響受けとる。音のコントロールが繊細で、クラシックとジャズのどっちも大事にしてるスタイルになりたいな〜って思うんよ。」
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優子(腕組みしてドヤ顔で):
「ほぉ〜、つまり朱里は、サックス界のハイブリッド目指しとるっちゃね?」
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朱里(即座にツッコミ):
「その言い方なんかロボットみたいやん!(笑)」
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まとめると、朱里さんの憧れは…
•ジャズ:ジョン・コルトレーン、チャーリー・パーカー
•クラシック:須川展也
樹里さんと詩織さんに質問 — 憧れのプレイヤー
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あなた:
「じゃあ次は、樹里と詩織に聞いてみるよ。憧れのプレイヤーって誰?」
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小林樹里(トランペット担当)
「わたしはね、クラシックだと モーリス・アンドレ!やっぱりトランペットの王様って感じがする。音の伸びと華やかさが圧倒的で、舞台で吹いてるのを映像で見るたび鳥肌立つんよ。それと現代のプレイヤーなら セルゲイ・ナカリャコフ!あのテクニックと表現力は化け物級で、目標にしとるよ。
あと、ジャズだと マイルス・デイヴィス。あのクールな音色は憧れやね。」
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詩織(クラリネット担当)
「私はクラリネットやけん、クラシックだと カール・ライスターが大きいかな。ベルリン・フィルの音色は、深みがあって優しいし、聴いてて“これがクラリネットの極み”って思うんよ。
でもね、最近はジャズクラリネットにも憧れがあって、ベニー・グッドマンのスウィング感はやっぱり最高!あんな風に“音で踊らせる”みたいな演奏ができたらな〜って思うとる。」
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優子(うんうんと頷きながら)
「なるほどね〜!二人とも、しっかりクラシックもジャズも両方視野に入れとるんやね。」
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光子
「いや〜、そのうちうちらファイブピーチ★のライブで、マイルスとベニーの曲カバーする日が来るんやない?」
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樹里 & 詩織(同時に)
「それめっちゃやりたい!!」
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まとめると…
•樹里 → モーリス・アンドレ、セルゲイ・ナカリャコフ、マイルス・デイヴィス
•詩織 → カール・ライスター、ベニー・グッドマン
美香さんへの質問 — 憧れのピアニスト
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あなた:
「最後にバンドリーダーの美香さん。バンドでは主にピアノ担当ですけど、憧れのピアニストって誰かいる?」
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美香
「うん、わたしにとって大きな存在はね、やっぱりクラシックなら マルタ・アルゲリッチ。あの情熱と繊細さを同時に持ってる演奏は、本当に衝撃的やった。リストやショパンを聴いて鳥肌立ったこと、今でも覚えとるよ。
それから、辻井伸行さんもすごく尊敬しとる。音に真っ直ぐな心があって、聴く人の心をぎゅっと掴む力があると思うんよ。」
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美香(少し照れながら続ける)
「ジャズやポップスの世界では、上原ひろみさんがやっぱり憧れ!クラシックの基礎がありつつ、即興の自由さと爆発力がすごい。ピアノ一台で宇宙みたいな音を広げられる人やん。ああいう風に、ジャンルを超えて表現できるピアニストになりたいって、ずっと思っとる。」
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光子(うんうん頷きながら)
「なるほどね〜。美香お姉ちゃんのプレイって、クラシックの緻密さと、ジャズの自由さ、両方混ざっとる気がするけん、やっぱり影響受けとるんやね。」
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優子
「そりゃ、うちらのギャグコントにもピアノでBGMつけてくれるくらいやけん、幅広いんよね〜。そのうち“爆笑協奏曲”とか書きそうやん?」
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美香(吹き出しながら)
「ははっ!でも、ほんとにギャグも音楽も境目なく楽しむのが、わたしの理想やけんね。音楽って、笑顔と涙、両方を生む力があると思うとるよ。」
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まとめると、美香さんの憧れは:
•クラシック:マルタ・アルゲリッチ、辻井伸行
•ジャズ/ポップス:上原ひろみ
メンバー別・憧れのミュージシャン一覧
美香(ピアノ担当/リーダー)
•クラシック
•マルタ・アルゲリッチ(情熱と繊細さの両立)
•辻井伸行(真っ直ぐな心の音)
•ジャズ/ポップス
•上原ひろみ(即興の爆発力と自由さ)
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光子(ベース担当)
•ロック/メタル
•TAIJI(X JAPAN)
•YOSHIKIプロデュースの影響も受ける
•日本人ベーシスト全般
•(特に“技術と魂で魅せるタイプ”を尊敬)
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優子(ドラム担当)
•ロック/メタル
•YOSHIKI(X JAPAN) → Art of LifeやROSE of PAINを叩く経験から強く影響
•ジャズ/フュージョン
•スティーブ・ガッド(圧倒的グルーヴ)
•国内の女性ドラマー
•川口千里(テクニカル&表現力)
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奏太(ギター担当)
•ロックギタリスト
•hide(X JAPAN)
•高見沢俊彦(THE ALFEE)
•アコギ・歌伴奏
•坂崎幸之助(THE ALFEE)
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小春(キーボード担当)
•クラシック/ジャズ/ポップス
•上原ひろみ(ピアノの自由さと表現力)
•久石譲(映画音楽の美しい旋律)
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朱里(サックス担当)
•ジャズ系サックス奏者
•チャーリー・パーカー
•ソニー・ロリンズ
•国内奏者
•本田雅人(フュージョン系)
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樹里(トランペット担当)
•ジャズトランペッター
•マイルス・デイビス(音色の深み)
•ウィントン・マルサリス(技巧と精神性)
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詩織(クラリネット/サブ)
•クラシック奏者
•リチャード・ストルツマン(柔らかく美しい音色)
•国内奏者
•中ヒデヒト(多彩な活動スタイル)
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まとめ
こうやって整理すると、
•クラシックからジャズ、ロック、メタル、ポップスまで幅広く吸収していることが分かる。
•特に X JAPANの影響が大きく、それと同時に 上原ひろみや久石譲など、日本を代表するミュージシャンへの憧れも強い。
•それぞれが憧れを自分のプレイに落とし込み、結果としてファイブピーチ★は「ジャンルを超えたバンド」になっている。
ファイブピーチ★ SPECIAL FANBOOK
〜憧れのアーティストたち〜
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美香(Piano/Leader)
情熱と繊細さを併せ持つプレイスタイル。
クラシックからジャズまで幅広い影響を受け、音楽の屋台骨を支える存在。
•Martha Argerich(情熱の女王)
•辻井伸行(心に響く純粋な音色)
•上原ひろみ(即興の天才)
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光子(Bass)
重低音でバンドを支える頼れる存在。
ロック魂を胸に、攻撃的かつしなやかなグルーヴを刻む。
•TAIJI(X JAPAN)(魂のベースライン)
•その他、日本を代表するベーシスト達からも吸収中!
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優子(Drums)
華奢な体から繰り出されるパワフルなビート。
繊細さと爆発力を兼ね備えた「二刀流ドラマー」。
•YOSHIKI(X JAPAN)(圧巻のドラミング)
•Steve Gadd(世界的グルーヴマスター)
•川口千里(若き天才ドラマー)
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奏太(Guitar)
情熱的なリフとメロディを操るバンドの火力担当。
エモーショナルなギターソロで観客を圧倒!
•hide(X JAPAN)(カリスマ性)
•高見沢俊彦(THE ALFEE)(華やかなプレイ)
•坂崎幸之助(THE ALFEE)(アコギの魔術師)
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小春(Keyboard)
優しい音色から爆発的なアレンジまで自在に操る。
バンドのハーモニーを彩る「音の魔法使い」。
•上原ひろみ(表現力と即興性)
•久石譲(心揺さぶる旋律の巨匠)
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朱里(Saxophone)
甘い音色で観客を包み込むサックス担当。
ジャズへの情熱を胸に、メロディを自由に舞わせる。
•Charlie Parker
•Sonny Rollins
•本田雅人
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樹里(Trumpet)
明るく突き抜ける音で全体を牽引。
高らかなファンファーレで観客の心を掴む。
•Miles Davis(革新の象徴)
•Wynton Marsalis(技巧派トランペッター)
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詩織(Clarinet/サブ)
澄んだ音色と柔らかいフレーズで支える存在。
クラシックからポップスまで幅広く活躍!
•Richard Stoltzman(美しい音色)
•中ヒデヒト(日本を代表するクラ奏者)
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総まとめ
ファイブピーチ★の音楽は、クラシックの品格、ジャズの自由、ロックの魂を融合させた唯一無二のスタイル。
憧れのミュージシャンたちのエッセンスを吸収しながら、彼女たちは常に進化を続けています。
音楽と笑いで、世界を笑顔に——
それが、ファイブピーチ★の目指す未来です!
次のアルバムへの収録 ―「壊れかけのRadio」カバー
美香の想い
美香が「壊れかけのRadio」を聴くと語るのは、“二度と戻れない思春期の切なさ”。
大人になったからこそ抱ける感覚であり、美香にとっては過去の甘酸っぱい時間とリンクする。
彼女がピアノを弾きながら少し遠くを見るように語る姿は、まさに曲のテーマと重なる。
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光子・優子・小春のリアルタイムの思春期
一方で、光子・優子・小春は 絶賛思春期の真っ只中。
彼女たちには「もう戻らない」という感覚はまだピンと来ない。
ただし、音楽そのものから漂う哀愁や、歌詞に込められた「心の揺らぎ」には強く惹かれている。
光子:「なんかさ、よくわからんけど、胸ん中がぎゅってなるね」
優子:「うん、切ないけど、すごくきれいな曲っちゃ」
小春:「名曲ってこういうことなんやろね。なんか大人になってから、もっと響きそう」
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カバーアレンジの方向性
•美香のピアノを中心にした オーケストラ寄りのアレンジ
•光子&優子が ユニゾンからのハモリ で、瑞々しい思春期の声を重ねる
•小春はキーボードで空間を彩り、奏太やさおりのギターが原曲の熱量を支える
こうして、**「大人が振り返る切なさ」と「今を生きる思春期の瑞々しさ」**が一枚の楽曲の中に同居するカバーになる。
ファイブピーチ★リハーサル室にて
美香
「ねぇ、この曲が伝えたかった思いって、なんやと思う? 私は“戻れない時間の切なさ”やと思うけど……みんなはどう感じた?」
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光子
「うちはね、なんか“今を大事にせんと、あとで泣くことになるばい”って感じがした。大人になって振り返ったら、ぜったい『あのときもっと笑っときゃよかった』って思うやん? だから、今笑っとくしかないっちゃ!」
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優子
「私は、“ほんとの声を聴いてくれる人がいる大切さ”やと思った。ラジオが壊れかけても、まだ音は鳴っとる。人間も同じで、ちょっと傷ついたり迷ったりしても、だれかが聴いてくれたら、また歌えるんよね。」
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小春
「うーん、私は“失くしたものの中に、ちゃんと未来もある”って思ったなぁ。だって、曲の中で『壊れかけても、また直せばいい』って感じがして……。ちょっと勇気出るんよ。」
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奏太
「俺は“音楽は記憶をつなぐもの”って感じたな。昔のこと思い出して泣けるのも、歌があるけんやろ。俺らも、誰かの思い出に残る音楽を作れたら最高やな。」
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さおり
「私は“声にならない気持ちを代わりに歌が言ってくれる”って思った。私たちも、落語や歌でそういうことしてるやん? だから共感したっちゃ。」
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朱里
「サックス吹いとるときもそうなんやけど、心がちょっと壊れそうでも、音にのせると生き返るんよ。この曲はまさに“心の修理屋さん”みたいな歌やと思う。」
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樹里
「私は“人はひとりじゃない”ってことやと思った。ラジオの音が途切れても、ちゃんと誰かが耳を傾けてる。その安心感が曲から伝わってきた。」
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まとめ
美香は、みんなの言葉を聞いて微笑みながら、
「やっぱり音楽って、人それぞれ違う受け取り方ができるんやね。だからこそ、歌い継がれるんやろうな。」
と、しみじみ語った。
ファイブピーチ★スタジオ
長いリハを経て、ついに完成版の「壊れかけのRadio」が鳴り響いた。
イントロのピアノは美香が透明感ある音を響かせ、オリジナルの切なさを残しながらも、ファイブピーチ★らしい柔らかさが加わる。
光子が低めのアルトで第一声を歌い出し、
優子が少し遅れて重なる。ツインボーカルならではの深みが会場を包み込む。
サビに入ると、小春のコーラスがふわりと広がり、
さおりのギターが甘く切ないフレーズを刻む。
奏太のギターは骨太にリズムを支え、朱里のサックスが間奏で泣かせるような旋律を添える。
樹里のクラリネットが奥行きを加え、そして最後に美香のピアノが余韻を残すように消えていく。
演奏が終わった瞬間、誰も声を出さなかった。
ただ、胸の奥に残る余韻が、メンバー全員を静かに包んでいた。
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メンバーの感想
光子
「……やばい。歌っとって、自分で泣きそうになったっちゃ。これはうちらの“新しい顔”やね。」
優子
「大人の歌やと思っとったけど、歌ってみると、うちらの世代にも通じるもんあるよね。大事に歌っていきたい。」
美香
「うん……。この曲を、私たちのフィルターを通して表現できたことが嬉しい。オリジナルへの敬意を込めて、でもファイブピーチ★としての新しい“壊れかけのRadio”にできたと思う。」
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完成版の特徴
•ツインボーカルアレンジ:光子と優子の声質の違いを活かし、サビで重なり合うことで厚みを増す。
•吹奏楽エッセンス:サックスやクラリネットを取り入れ、オーケストラ的な彩りをプラス。
•現代的リズム:奏太のギターと優子のドラムで、少しアップテンポにしてライブ感を演出。
•余韻のピアノ:美香が最後を締めることで、切なさと温かさが同居する仕上がり。




