表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/53

うにゃ〜 あじゃたらぱ〜謎かけ

お風呂の湯気がもくもくと立つ中、光子と優子はせっせと頭をひねる。


光子「よーし、今日はこのボケ、どげんやってツッコむか考えよか」

優子「うんうん、そんで、最後にオチば決めると。観客が腹抱えて笑うやつね」


光子「この間の“鼻からビール”のネタ、もう一回バージョンアップできんやろか?」

優子「ほんなら、次は“鼻からカレー”ばい!辛さで涙も出るけど、笑いも倍増やけん」


光子「ぎゃはは、それ面白か! オチはなんにする?」

優子「カレーが顔に飛び散って、隣の兄ちゃんに『なんでそこに飛ばすと?』ってツッコまれるとか」


光子「最高やん!そいで、次の漫才のテーマは夏祭りか?」

優子「うん、花火のネタば使おう思っとる。火薬の匂いでうっかりボケるとか」


湯気に包まれた脱衣所は、二人の笑い声で溢れる。たとえ高校や大学進学のことを考えても、やっぱりここでのひとときは、二人のギャグの原点であった。




放課後の落語研究会。光子と優子は湯気の中で考えたネタを手に、高座に上がる。


光子「はい、皆さん今日は、鼻からカレーのお話です!」

優子「えー、鼻からカレーって、どげんなるとですか?」


二人の息ぴったりの掛け合いに、会場はクスクス笑いから大爆笑に変わる。

鼻からカレーが飛び散り、観客役の先輩を巻き込むドタバタの展開に。


八幡凛先輩は手を叩いて笑いながら、「なんその斬新な展開!笑える!」

枝光さくら先輩も目を丸くして、「うわー、予想外やけどめっちゃ面白い!」


二人のギャグとボケ・ツッコミのコンビネーションは、先輩たちも思わず拍手。

光子「やっぱり、湯気と汗で考えたネタはパワーあるばい!」

優子「うん、次は花火ネタばい!爆笑させたるけんね」


先輩たちも興奮気味に、「こりゃ次回も楽しみやね」と声を揃える。


こうして、光子と優子の新ネタは落語研究会の大ヒットとなり、二人の自信もますます増していく。




【落語研究会の部室、高座】

光子「え〜、今日のネタは『ビーナスは美の焼酎』でございます!」

優子「いきなりおかしかタイトルばい。ビーナスって星やろ?なんで焼酎が出てくると?」


光子「ことの始まりは、四年前。うちらが県立博物館の星空観察会に行ったとき…」

優子「はいはい、宵の明星って言うて、キラキラしとったやつね」


光子「そうそう!母ちゃんが『あれが金星。別名ビーナス。美の象徴たい』って説明してくれて」

優子「ほぉ〜、ロマンチックやん」


光子「ところが!うちの父ちゃんが横から言い出したと」

(わざと父の声マネで)

光子「『ビーナス?それは“美の焼酎”やな!』」


優子「ちょ、なんねそれ!」(手を叩いてツッコミ)


光子「さらに父ちゃん続けるとよ。『うちの美鈴は美人やろ〜?ワシはもう毎日、母ちゃんに酔いしれとるんや〜!』」

(会場爆笑)


優子「もう完全に惚気のろけやん!天体観測の場で何ば言いよーと!」


光子「それで母ちゃんもポカンてしとったけど、うちらは『星より父ちゃんが眩しい』て思ったもんね」

優子「いや、眩しかと違う!恥ずかしかばい!!」


(会場から拍手と笑い)


光子「以上、『ビーナスは美の焼酎』でございました〜!」

優子「ご清聴、ありがとうございました!」


(先輩たち → 「なんちゅうネーミング!」「ご両親ネタ、最強やん!」と大爆笑)




【落語研究会の部室、高座】

優子「え〜、ここでわたくし優子がお届けするのは、『うにゃ〜あじゃたらぱ〜爆誕物語』でございます」


(会場ざわざわ「タイトルからもうおかしい」)


優子「ことの始まりは、ある夏の日。父ちゃんがテレビでホークスの試合中継を見とったとです」

(父の声マネで)

優子「『よしよし、今日はいけるぞ!』ってビール片手に、めっちゃご機嫌やったんよ」


優子「ところが9回裏。ツーアウト満塁、相手バッター打ったー!!」


(バットの音マネ カキーン )


優子「ボールはレフトスタンドへ逆転満塁ホームラーーーーン!」


(父の声マネで絶叫)

優子「『うにゃ〜〜あじゃたらぱ〜〜〜!!!』」


(会場大爆笑)


優子「その瞬間、うちらはポカーン。母ちゃんは味噌汁吹き出しそうになっとった」


(光子が横から入って)

光子「いや、父ちゃん日本語捨てたやろ!!」


優子「ほんとよ。日本語というより、地球語でもなかったとね。完全に新しい言語の誕生の瞬間やった」


(間を取って、ニヤリと)

優子「で、それが後にファイブピーチ★の決め台詞『うにゃ〜あじゃたらぱ〜!』になるなんて…」


(会場「そこから来たんかい!!」と大爆笑)


優子「以上、『うにゃ〜あじゃたらぱ〜爆誕物語』でございました〜!」

光子「ご清聴ありがとうございました〜!」


(八幡先輩と枝光先輩 → 「お父さん天才やろ!」「普通そんな言葉出てこんて!」と涙流しながら笑ってる)





◆鉄板ネタとして定着する流れ

•落語研究会で披露したあと、八幡凛先輩や枝光さくら先輩が「それ、マジで定期的にやって!絶対ウケるけん!」と太鼓判。

•他の部員も「出た!あじゃたらぱ〜」「ビーナスの焼酎きた!」とネタの合いの手を入れるほど浸透。

•SNSにアップされた一部動画が「#あじゃたらぱ #美の焼酎」でバズる。



◆双子の落語 “鉄板ネタ” 構成

1.光子ネタ「ビーナスは美の焼酎」

 → 父の惚気と金星を掛け合わせた、ベタ甘&爆笑の天体ロマン落語。

2.優子ネタ「うにゃ〜あじゃたらぱ〜爆誕物語」

 → 父の絶叫から生まれた摩訶不思議ワードが、まさかのファイブピーチ★必殺技へ。

3.まとめの二人掛け合い

 光子「父ちゃん、星に酔って」

 優子「試合で言葉失って」

 光子・優子「結論、うちらの家はギャグでできとる!」


(会場→大爆笑&拍手喝采)





謎かけ問答(お題「うにゃ〜」)

•光子:「“うにゃ〜”とかけまして、“飼い猫にごはん忘れた日”と解きます」

 その心は……「どっちも“鳴き声が止まらん”!」

•優子:「“うにゃ〜”とかけまして、“お父さんが阪神戦でサヨナラ負け見たとき”と解きます」

 その心は……「どっちも“叫んで伸びとる”!」

•美香:「“うにゃ〜”とかけまして、“徹夜明けのテスト勉強”と解きます」

 その心は……「どっちも“眠気で崩壊寸前”!」

•ひなた(はなまるツインズ):「“うにゃ〜”とかけまして、“お風呂あがりのアイス”と解きます」

 その心は……「どっちも“とろける幸せ”!」

•みずほ(はなまるツインズ):「“うにゃ〜”とかけまして、“好きな人の前”と解きます」

 その心は……「どっちも“顔がゆるむ”!」


(会場爆笑&「かわいい〜!」の声✨)



謎かけ問答(お題「あじゃたらぱ〜」)

•光子:「“あじゃたらぱ〜”とかけまして、“マジシャンの種明かし”と解きます」

 その心は……「どっちも“意味わからんけど楽しい”!」

•優子:「“あじゃたらぱ〜”とかけまして、“お父さんのダジャレ”と解きます」

 その心は……「どっちも“聞いた瞬間に力が抜ける”!」

•美香:「“あじゃたらぱ〜”とかけまして、“SNSでの推し活”と解きます」

 その心は……「どっちも“謎の熱量で盛り上がる”!」

•ひなた:「“あじゃたらぱ〜”とかけまして、“はじめて自転車乗れた日”と解きます」

 その心は……「どっちも“転んでも笑顔”!」

•みずほ:「“あじゃたらぱ〜”とかけまして、“新しいギャグの誕生”と解きます」

 その心は……「どっちも“伝説になる予感”!」


(観客:爆笑と大拍手!)



これでラストは全員そろって――


「結論! うにゃ〜もあじゃたらぱ〜も、うちらの人生を明るくする魔法のことば〜!」


(音楽キュー → 大盛り上がりフィナーレ!)





落語研究会での謎かけ大会


(部室・ちゃぶ台囲んでみんなで正座)

•八幡凛先輩(クール系女子)

 「“うにゃ〜”とかけまして、“夏休みの宿題”と解きます」

 その心は……「どっちも“後から困る”!」

 (部員:「確かに〜!」)

•枝光さくら先輩(ほんわか女子)

 「“あじゃたらぱ〜”とかけまして、“たこ焼き器で作るホットケーキ”と解きます」

 その心は……「どっちも“形はバラバラでもおいしい”!」

 (部員:「可愛い例えや〜!」)

光子ノリノリ

 「“うにゃ〜”とかけまして、“お母さんのカラオケ十八番”と解きます」

 その心は……「どっちも“妙にクセになる”!」

•優子(テンポよくツッコミ調)

 「“あじゃたらぱ〜”とかけまして、“お父さんの寝言”と解きます」

 その心は……「どっちも“意味不明やけど元気でる”!」

 (部員大爆笑「それ本当やろ!」)

•部長(3年男子)

 「“うにゃ〜”とかけまして、“先生の突然の小テスト”と解きます」

 その心は……「どっちも“心の準備できんまま来る”!」

 (部員「ぎゃはは!確かに!」)

•1年の男子部員

 「“あじゃたらぱ〜”とかけまして、“給食のカレーにレーズン入ってた時”と解きます」

 その心は……「どっちも“え、なにそれ!?ってなる”!」



最後はみんなで声を揃えて:


「結論! 博多南中落語研究会の合言葉は――

“うにゃ〜あじゃたらぱ〜!”」


(全員で手を突き上げ、部室が拍手と爆笑の渦に)





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ