episode 7 相談
李羽人は穴があったら入りたい気持ちで家に帰った。
「なんで…」
恋愛初心者には分からない。
これが恋なのか性欲なのかは…。
頭を抱える李羽人。
李羽人はスマホを取り出すと検索してみる。
[初恋 サイン]
「中学生かよ…」
高1なので大差ないが…。
すると、その時いきなり電話がかかってきた。
名前の欄[咲]と書かれていた。
「咲か…。そういや最近話してなかったな」
李羽人は電話に出るとスマホを耳から遠ざけた。
「やっほー!!李羽人久しぶり〜」
スピーカーからバカデカい声が響き渡る。
「相変わらずの音割れボイス」
「元気が長所の咲だよ〜」
中学が同じの数少ない友達だ。
高校が別になってからはあまり話していなかった。
「どうしたんだ?」
李羽人が尋ねると咲は笑い声をあげた。
「いや、元気にしてるか気になっただけ。お前ホテル暮らしだったろ?だから、うちに来ないかって誘ってみた」
「あぁ〜それなら大丈夫ちょうど最近いろいろあって…」
___説明中___
「え、あ、そう、いう感じね?///」
「やめろ。変な言い方すんな」
また思い出してしまう。
自分のあの訳のわからない発言を。
「それで、相談したいわけか。彼女も戸惑うなぁ」
咲は可哀想にと紡に同情の念を抱く。
「いきなり、告られた男の腹の底には性欲が…、」
「そんなもんだろ!」
李羽人は再び頭を抱えた。
「そんなもんだけど…それを押し付けちゃダメだろ」
そうだ…そこが反省点だ。
黙っている李羽人に咲は追い打ちをかけてきた。
「いや、あの一見クールな李羽人のキャラ崩壊が始まるなんて…春は良いなぁ」
しみじみという咲がめのまえにいなら多分、一発はいってただろう。
良かった、電話で。
まぁ、危うくスマホを床に叩きつけかけたが。
「咲ならこの後なんて話しかける?」
流石にこれからが気まずい。
「そうねぇ…ごめんから始まる物語もあると思うよ?」
「それはそうだな」
ごめんは言おう。
「問題はその後だろ?俺なら手っ取り早く落としに入るな。いきなり、部屋連れ込むのはあれだから、まずはやっぱり、」
「おい、遊び人」
「違いますー?俺は誠実に向き合っててね、」
弁解を始める咲に軽く舌を打つ。
「ごめん、ごめんって〜。そうだな、まともな感じで行くならやっぱり正直な気持ちを伝えるが良い」
「正直な…」
「実は恋愛初心者で、気持ちの伝え方が分からなかったって、そしたら可愛いなで済むはずだ。知らんけど」
「知らんのかよ」
どうやら突っ込んで欲しかったようで満足そうな声が聞こえた。
「まぁ、正直に行こうぜ」
「…そうだよな」
李羽人は紡と話してみようと決心した。




