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町へ
前回はほとんど意味のない話で終わってしまったが、今回はちゃんと冒険しそうです。
今、俺は重大なことに気が付いてしまった。まだしていないのだ、名乗りを。
俺の名前は、清水速人どこにでもいそうで、そんなにいないような名前だ。かっこよくてモテそうな名前だから結構気に入っている。
さて、そろそろ前に進まないと。いつまでも草の上で自分語りをしていてもしょうがないからな。
草の上から起き上がって周りを見てみた。
見渡す限り木しかない、どうやらここは森みたいだ。
チラッと置くに光が見えた。
「おっ何か見えるな」
速人は光に向かって歩き出した。その道のりはとても暗く、長く、いろんな気配があった。木の上、木の下、草むらの中、水の中、さまざまな生き物がいるのはどこの森も同じようだ。そして光はだんだん大きくなっていく。
「うわっ眩しっ」
そこに広がるのは現実離れした土と草のにおい、長い道、その向こうには。
「町かな?」




