何故人はナーロッパへ旅立つのかナーロッパ考察~テンプレ世界は偉大だ~
もうそろそろ異世界無双物に手をつけようと思ったけれど、どうしても食指が動かない。
という、作者さんは居られますか?
こんにちは、ふりがなです。
今回の題材はテンプレ異世界「ナーロッパ」。
何故、無双系はナーロッパに収束するのか、という題材をお送りします。
作品の世界観が読者を浸食する、という現象には、ステップがありまして、私はその第一条件に、まず主人公がその世界に振り回されないとならないという物を挙げます。
主人公の常識を覆し、むせ返るような世界観が、主人公を浸食していく、そうして読者は主人公への共感によって異世界に迷い込んでいくのです。
そのためには……、主人公は、世界観に振り回される程度には、弱くなければなりませんね?
まぁ、それは強さでなくとも、どんな分野でも良いのですが。
逆に、チート無双物というのは、構造的に、異世界そのものをぶっ壊すという特性を持っています。
主人公は異世界に振り回されないどころか、むしろ世界観をぶっ壊していくのです。
そこが痛快な所でもあるのですが。
では、ここで、チート無双物を書こうと思っている作者の皆様。
あなたは、これからぶっ壊す予定である世界観を、本腰を入れてつくる気になるでしょうか?
これによく似た話があります。
シムシティです。
プレイスタイルには、大きく分けて二種類の人が居まして、
完成した街を、最後の思い出に災害コマンドでぶっ壊す人が世の中にはいます。
逆に、完成した街を壊すなんて、とんでもない、という人も居ます。
さて、皆様はどちらだったでしょうか?
私は後者でして、それまでのコンセプトはどこに行ったと、街を破壊するプレイヤーを疑問に思ってしまいます。
まぁ、破壊するプレイヤーの動機は、次にやることを兎に角欲しているだけで、空き地がなくなっていくので、必然的に災害コマンドに辿り着くといった、深くはない物なのでしょうが。
でも、穴を掘って埋める拷問ってありましたよね。
報酬の効果について調べた実験では、最後に目の前で破壊される作品をつくる場合に、報酬に関わらず、やる気は大きく下がりました。
まぁ、当然というか、何というか、という話なのですが。
最後の記念に災害コマンドって、何をしたいのか、実際訳が解りません。
チート無双物の作品は、ダウンロードしてきた人のつくった完璧とも呼べる街を、災害コマンドでぶっ壊す、というプレイに当たります。
これからチート無双で新世界をつくるのに、コンセプトを考えて世界観なんて、態々手間かけてつくりませんよ、という話です。
では、チート無双物を書くにあたって、あなたはいったい何をダウンロードしましょう?
ここで出て来るのが「ナーロッパ」なのです。
チート無双物は、作品が増えると、とにかくテンプレ世界へと収束します。
それは構造的な必然なのです。
逆にチート無双物で、態々世界観を作り込むと精神的にちょっとおかしい事になるので、これから初めて書く方も、慣れてる人もテンプレ世界でいきましょう。
作り込んだ世界観が働かずに、破壊されるだけの作品など、苦痛でしかないのですから。
テンプレ世界こそが正しいのです。
かつて、なろう神は言った。
テンプレ世界は偉大なり。
では皆様、異世界の旅へ、いってらしっしゃい。
違えぜ!
という特殊性癖の方は1ポインツお願いします。




