アクムショウガイ
憂鬱な朝だ。
今日はいつもより体が重い 朝食もあまり食べたくない気分だ。
「ちゃんとご飯食べないと最後まで持たないよ」
いつも言われる 正直聞き飽きた。
「ちゃんと食べるから大丈夫」
いつも言う 正直言い飽きた。
とりあえず卵ご飯を口に流し込み牛乳を飲んで脳みそを起こす。
いつもと同じだ 正直疲れた。
そんなことを思っている間に時間は過ぎていく。
急いで髪の毛を整え歯を磨く
昨日と同じ中身のかばんを持って駆け足で家を出る。
いつも見る生徒たちが楽しそうに話ながら登校している
そんな中僕はひたすら走る
もう走らなくても間に合う距離に来たがまだ走る
猛ダッシュしてる途中に急にとまったら周りの視線が痛い
なぜかその時そう思った。
教室に着いた。
席に座って顔を伏せる
いつものことだ。
いつもどおり授業を受け部活に行き家に帰る。
そしてゲームを徹夜でする。
自分の楽しみをしている最中に寝るのほど最高なものはないだろう。
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「ううぅ...」
憂鬱な朝だ
今日はいつもより体が重い 朝食もあまり食べたくない気分だ。
とりあえず卵ご飯を口に流し込み牛乳を飲んで脳みそを起こす。
いつもと同じだ 正直疲れた。
そんなことを思っている間に時間は過ぎていく。
急いで髪の毛を整え歯を磨く
昨日と同じ中身のかばんを持って駆け足で家を出る。
僕はひたすら走る
もう走らなくても間に合う距離に来たがまだ走る
猛ダッシュしてる途中に急にとまったら...
...おかしい
朝はいつも誰かに飯を食えといわれ
登校中はいつも誰かがいる
おかしい
と思ったが教室に着いたころにはなぜかそんな疑問ももたなくなっていた。
席に座って顔を伏せる
いつものことだ。
いつもどおり授業を受け部活に行き家に帰る。
そしてゲームを徹夜でする。
自分の楽しみをしている最中に寝るのほど最高なものはないだろう。
.
.
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「...]
おきてすぐに分かった
静か過ぎる
朝の支度をするキッチンの音
小鳥の声
子供を起こす母親の声
何もかもがなくなっている。
静寂が怖い
心臓がバクバクと音を立てる
怖い
殺される
ダメだ
早く!
誰か助けて!!!!
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
ドンッ!
びっくりして扉のほうを見る
そして僕の頭は
180度回転した
口からはおぼれるほどの吐血
目の前が自分の血で真っ赤に染まる
全身が飛び上がるほどの激痛につつまれ
意識がもうろうとする
なぜこの状態で生きているのだろう
扉から入ってきた殺人鬼はまだてをやすめない
180度回転した僕の首をつかみ両腕を引きちぎる
声がでないほどの痺れと痛みに耐えられない
そして僕は
殺された
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...まさかの夢落ちである
「はぁ...」
憂鬱な朝だ
今日はいつもより体が重い 朝食もあまり食べたくない気分だ。
「ちゃんとご飯食べないと最後まで持たないよ」
いつもどおりだ
安心した 何もかもがいつもどおりだ
いつもどおり支度を終わらせ学校まで走る
席について顔を伏せる
「最近私たちと同じ学校の学ランを着た殺人鬼がいるらしいよ」
「なにそれ笑さすがにヤンキーでも人は殺さないよ?笑」
「その殺人鬼靴ひもを結んでないんだって」
「話し作るならもっといい特徴考えたほうがいいよ笑」
靴ひもを結ばないか 僕みたいじゃないか
朝は余裕がないので靴ひもを結ばないまま猛ダッシュしている
とても危険だ
そんな殺人鬼に間違えられたら大変何で今度からちゃんと結ぶことにしよう
変な理由だが転んだらあぶないからちゃんと結ぼう
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「ッ...」
昨日徹夜しすぎて寝すぎてしまった
にしては寝すぎなきがする
みんな家に帰るまで寝るなんて
一周まわってかっこいいとまでいえる
よく分からんが
とりあえず家に帰るとしよう
ちゃんと靴ひもを結んで家へと歩き出す
すごく静かだ
真夜中の外とはこんなに静かだったのか
涼しい風が前から吹く
コツコツと自分の足音だけが聞こえる
なぜか居心地がいい
だがここまで静かだとあの夢を思い出す
...なぜ僕は死んだんだ
なぜ怖かった
なぜ叫んだ
ゴツンッ
考えるのに夢中で前を見ていなかった
「すみません」
相手が謝ってきた
「こちらこそすいません」
僕も謝った
いまの声すごく聞き覚えがある
びっくりして目を瞑ったままだった
とりあえずあいての目をみて謝ろう
...
僕は生きた心地がしなかった
目をあけるとその視線の先にはほどけた靴ひも
そして僕と同じ学ラン
恐る恐る顔をあげる
目の前にいたのは
僕だった
すべて僕がいけなかったんだ
すべて僕のせいで皆いなくなった
すべて僕が殺したんだ
すべて原因は僕だったんだ
全部僕がいけないんだ
...
そして僕は死んだ
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まさかの夢落ちである
この話は僕の実体験
そう
本当にみた悪夢です
毎回布団に入るたびに怖くなって
目を覚ましても夢か現実か分からないです
それを「悪夢障害」というらしいです
あなたが今生きているのは
現実ですか?それとも...アクムですか?