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第8話 ザ・学校生活‼︎
これから俺の学校生活が始まる。
学校は家から徒歩で5分で通える学校を選ぶ。
ごくごく平凡な学校である………。
俺の住んでいる街、新都市町には、3つの学校がある。
1つが新都市小学校。
金持ちが多い学校で俺と身分差が余り変わらない。
2つが凛生小学校。
身分差はあるが、俺の家から余りに遠い距離。
3つが大香小学校。
俺が通う事にした学校だ。
「何回も言うが‼︎ 俺は金持ちだ‼︎ 当然俺の自由だ‼︎」
豊は幼いながら親が決めるのでもなく
家政婦が決めるのでもなく
自分で選択できるだけの知恵を働かせて
大香小学校に通う。
もちろん、 印鑑や通帳などは持っていないが
家にある印鑑を持ちだし
入学手続きをするのは
豊にしたら、とても簡単な事だった。
ちなみに、 平凡な学校を選んだのは
家から近いと言うのもあるが
友達を作るのに最適だと思ったからだ。
そして、 学校に通う事にした俺は
まず初めに、友達を作る事を計画する。
それは幼い頃、家から出る事も無かったため
友達が居なかったからである。