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出発





ドラコンの襲撃から、およそ一週間の時がたった。

Eランクになった俺たちはオークの討伐依頼を受け続け、それなりに金が貯まった。

そして、ドラコンを倒した俺のステータスはやはり、大幅に上がっていた。


そんな、俺のステータスはこんな感じ。



名前ブラッド

レベル114

HP1023+204

MP∞

攻撃689

防御706+211

魔防682

魔攻741

スキル

【格闘】レベル6

【剣術】レベル5

【回避】レベル6

【耐久強化】レベル6

【生命力強化】レベル4

【無詠唱】レベル5

【全属性魔法】レベル10

【火耐性】レベル3

固有スキル

【不死】

【不老】

【死神の魔眼】

【再生】

呪い

【マネーロスト】



レッドドラコンとの戦いでは何度もHPを全損していたからか、【生命力強化】なんていうスキルを習得していた。

俺にはあまり意味のないスキルだ。

俺は不死だからね。


レッドドラゴンとの戦いの後は、フクシアとオークの討伐依頼をこなしながら金を稼ぎ迷宮都市に行くために必要な物を買ったりしていた。

フクシアによると、迷宮都市は、今いるカルマーニの街から徒歩で10日程の距離らしい。


この世界での移動手段は基本馬車か徒歩だ。

珍しいのだと、テイムした魔物に乗って移動する人なんてのもいるらしい。


俺にはテイムしてる魔物も馬車を購入するような金もないので、今回は徒歩での移動となる。


まぁ、テントなどの野宿に必要な物は、全部アイテムボックスに突っ込んでおいたので普通の人と比べれば大分楽をしている方だ。

食べ物とかもアイテムボックスに入れておけば腐る心配もないしね。

最近ではフクシアも俺のアイテムボックスを見ても動じなくなった。


「……もう、ブラットやることには驚かないことにした。」


レッドドラゴンの戦いや、最上位の回復魔法の使用などを繰り返したりしたことにより慣れてきたのかもしれない。


とりあえず野宿用品は揃ったので今日出発する予定だ。

今日でこの街ともお別れと思うと少し感慨深いものがある。


「フクシア、何か忘れ物はないか?」


「……大丈夫。」


軽く確認をしたあと宿をチェックアウトする。

外壁の門につくといつもの兵士のおっさんがいた。


レッドドラゴンとの戦いの後、知ったのだがこのおっさんは元Bランクの冒険者だったらしい。

鉄壁のマルコの二つ名を持つ有名な冒険者だったそうだ。


「今日も討伐依頼か?」


「いえ、今日は依頼は受けてません。」


「てことはついにあれか。

迷宮都市に行くのか。」


マルコさんは俺が迷宮都市に行くことを知っている。

迷宮都市のことを教えてくれたのがこの人だからね。


「はい。

なのでこの街とも今日でお別れです。

今までお世話になりまた。」  

「そうか。

お前がいなくなると思うと寂しくなるな。

迷宮都市でも頑張れよ!!」


マルコさんに見送られながら俺達は、カルマーニの街から旅立った。


「フクシアは野宿とかしたことあるか?」


当然俺は野宿などしたことはない。


「……ない。」


マジか……。

てことは二人とも野宿経験ゼロってことじゃん。


先が心配になってきた。

迷宮都市につくまでの10日間なにも起こりませんように。






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